1. トップ
  2. レシピ
  3. 昭和30年代の雑誌でピーマンレシピの「原点」を発見!?油で炒めて栄養満点「ピーマンの炒め煮」作ってみた♪

昭和30年代の雑誌でピーマンレシピの「原点」を発見!?油で炒めて栄養満点「ピーマンの炒め煮」作ってみた♪

  • 2026.1.18

管理栄養士のともゆみです。ピーマンは、実は明治時代に日本に到来し、一般家庭には昭和30年以降に普及したそう。まさに広まり立てといえる昭和36年、農家向け家庭雑誌でピーマンを使った炒め煮が紹介されていました。油で炒めることで、カロテンが吸収されやすくなると書かれていますよ。現代目線で見ても、甘辛味でおいしそう♪「原点」と言っても過言ではない、ピーマンレシピにいざチャレンジ!


「ピーマンの炒め煮」はこちらの雑誌から…

「ピーマンの炒め煮」レシピは、農家向けの月刊誌『家の光』で見つけました。『家の光』は、「食と農」「暮らし」「協同」「家族」を柱に、暮らしに役立つ情報を紹介しているJAグループのファミリー・マガジンです。今から約100年前の、大正14年に創刊されたんですよ!

昨年100周年を迎えた『家の光』2025年5月号には「いま、よみがえる『家の光』台所の知恵ベストセレクション」という別冊付録が付いています。100年分の記事から厳選した「台所の知恵」を、現代でも実践しやすいようにアレンジして紹介していますよ。



今回挑戦する「ピーマンの炒め煮」は、昭和36年8月号に登場。“夏まけを防ぐ栄養料理“のひとつとして紹介されています。当時の日本は経済成長のさなか、「栄養改善に望ましい食品」として、植物油の消費量が急速に増加した頃のようです。野菜を油で炒めるレシピが重宝されていたのでしょうね。それではさっそく作ってみましょう♪

「ピーマンの炒め煮」の材料と作り方

【材料】
ピーマン…10個分(300g)

[A]
砂糖…大さじ2
酒…大さじ2
しょうゆ…大さじ2
水…大さじ2
鶏ガラスープの素(顆粒)…小さじ1

かつお節…3g
白いりゴマ…小さじ2
サラダ油…大さじ2

※分量が少し多いかなと思ったので、すべて1/2量で作りました。



【作り方】

1. ピーマンは縦半分に切り、へたと種を取ります。6~8つの細長い乱切りにします。



2. 白ゴマはざっと刻みます。



3. 小ボウルに[A]の材料を入れて混ぜます。



4.
フライパンにサラダ油を入れ、中火にかけます。温まったら1を入れて炒めます。



5. 全体に油が回ってしんなりしてきたら、3を加えます。火を弱め、時々混ぜながら5分ほど炒め煮にします。


6. かつお節を入れて混ぜます。器に盛り付けて2の白ゴマをふって出来上がりです。



甘辛くて奥深い味



油が多めだったので色鮮やかに仕上がっておいしそう。それではいただきます!

味付けがしっかりとしていて、やわらかくなったピーマンに甘じょっぱい味が絡んでおいしいです。かつお節の旨味やゴマの香ばしさが足されて奥深い味になっています。よく火を通したためか、ピーマン特有の苦味や青臭さは感じられず、爽やかさと甘味が残りますね。

ピーマンの成分

ピーマンにはβ‐カロテンやビタミンC・Eが多く含まれており、これらはいずれも抗酸化力の高いビタミンです。その中でもピーマンは特にビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは、風邪予防や肌の調子をととのえ、抗酸化力により体内での酸化を防ぎ、老化や生活習慣病にも役立ちます。また、β‐カロテンは体内で吸収されにくく、調理法などよって吸収率が大きく変わります。油と一緒に摂取することで吸収がよくなり、効率よくβ‐カロテンを摂取できます。

わが家で普段作るピーマンの炒め煮よりも、しっかりとした味付けでご飯の進むおかずでした。また、かつお節や白ゴマが入ることで味に変化があるだけでなく、それらの栄養素も摂取できて一石二鳥になりますね。甘辛味でおいしいですよ。よかったら作ってみてくださいませ。

参考文献:
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社

元記事で読む
の記事をもっとみる