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【彩みちる&野々花ひまり】ケンカするほど仲が良い!最強のライバル!【99期同期対談・前編】

  • 2026.1.18

先日惜しまれながら宝塚歌劇団を退団した月組娘役スターの彩みちるさんの撮影現場に、同期生の野々花ひまりさんが駆けつけてくださいました! スタジオは一段と明るくなり、笑い声が絶えません。貴重なお二人のトークを二週にわたってお届けいたします!

ケンカするほど……仲が良い♡

宝塚歌劇団 彩みちるさん 野々花ひまりさん
美夢ひまり(以下 美夢)

今週からはひまりちゃん(※編集部注:元雪組娘役スターの野々花ひまりさん)が合流してくださり、二週にわたってお二人の対談記事を公開させていただきます!(拍手)


野々花ひまりさん(以下 野々花さん)

よろしくお願いしまーす! うれしいー!


彩みちるさん(以下 彩さん)

一瞬で昔に戻りました(笑)


美夢

お二人でのお仕事は現役時代にありましたか?


野々花さん

組本の撮影で潤花(※編集部注:元宙組トップスターの潤花さん)と3人で撮ったことはあるけど、2人はないよね?


彩さん

そうだね。


野々花さん

スカイステージでもいろいろな企画があるのに、なぜか2人で呼ばれることはなかったんですよね。


彩さん

スカイステージにはお互い結構出させてもらっていたんだけどね(笑)


野々花さん

久しぶりに会えてうれしい♡


彩さん

おかげさまで無事卒業しました~。


美夢

下級生時代を共に過ごされたお二人ですが、印象に残っているエピソードがあったら教えてください。


野々花さん

こういうとき、ケンカしていた話をしがちだよね(笑)


彩さん

(笑) 同期で、娘役同士で、一番身近な比べられる存在だったのは確かだよね。今度はどっちが……? という状況で切磋琢磨しながらやってこられたからこそ、自分も伸びた部分は絶対にある。そのときは「悔しい!」とかその場の感情が勝っていたけど、思い返せばひまりがいなかったらここまで頑張れなかったと思うし、お互いを高め合える存在だったよね。


野々花さん

本当に。みちるが退団すると聞いたとき、「もったいない」とか「もっと観たいのに」という気持ちよりも、「本当によく頑張ったね。お疲れさま」という気持ちの方がずっと強くて。どれだけ宝塚で頑張ったか、切磋琢磨してきた私だから分かるんです。下級生時代は若気の至りじゃないですけど、悔しいと思ってケンカしたこともあったけど、お互い大人になって、みちるの組替えもあり、すべてが良い方向に作用して良い関係になったよね。


彩さん

ケンカするほど……


野々花さん

仲が良い♡


野々花さん・彩さん

(爆笑)


お互いの舞台を観て、客観的に感想を言い合うことができるようになった

宝塚歌劇団 彩みちるさん 野々花ひまりさん
美夢

みちるちゃんが月組に組替えになって、どのような変化がありましたか?


野々花さん

当時の雪組は上にも下にも素敵な娘役さんがたくさんいて、そんな中、同期にもみちるという最強のライバルがいて。それがどれほど恵まれた環境だったのか、みちるが月組に異動してからすごく良く分かりました。


彩さん

ひまりにはもともと心を開いていたけど、組が替わったことでもっとオープンになりましたね。お互いの舞台を観て、客観的に感想を言い合うことができるようになったのも大きな変化だったね。


野々花さん

うんうん。雪組で最後に残った同期は4名いたのですが、このメンバーは芸事の話を始めたら止まらないんですよ。新人公演の長のときも、宝塚の上下関係を崩さずに、でも下級生が委縮しないで芝居ができる環境作りについてどれだけ話し合ったか……。


彩さん

永遠に語っていられるんだよね。全体のことから個人個人のことまで、本当に永遠に(笑)


野々花さん

それだけ話し合って一緒に舞台を作ってきたから、みちるが月組に組替えになってみちるの舞台を観たときに、どんなことを考えて舞台に立っているかが分かるんですよ。内面まで分かってしまうからこそ、他の方の舞台を観るより気付きが多くて、それはすごく刺激になりました。


美夢

本当に素敵な関係性!


野々花さん

みちるが組替えすると聞いたとき、すごく寂しかったし、離れちゃうんだ……と思ったけど、離れたからこそ得られたことがたくさんあって、だから私は宝塚で12年間頑張れたのだと思います。


組替えを経験できて良かったなと思います。

宝塚歌劇団 彩みちるさん 野々花ひまりさん
美夢

みちるちゃんは組替えを経験されて、雪組と月組の違いは感じましたか?


彩さん

雪組と月組って5組の中では近い2組だと思うんです。違いと言えば……たとえば雪組はお稽古着やお稽古場での髪型も皆さん細部までこだわっていることでしょうか。だから、月組のお稽古場の初日にかなり驚かれましたね。月組ももちろんお稽古場の姿もきれいにされていますが、外見よりも芸事第一、まずは自分のやらなければいけないことに集中する、という感じでしたね。雪組で9年間言われ続け、身体に染み込み、当たり前と思ってやっていたことが、決して当たり前ではなかったということに気付けたとき、雪組に改めて感謝の気持ちが芽生えましたし、組替えを経験できて良かったなと思います。


野々花さん

それって宝塚を退団して外に出たときも感じることですよね。


美夢

本当にそうです。当たり前にやっていたことが、当たり前ではないってことにいくつも出会いますよね。


野々花さん

挨拶ひとつからしてそうですし、目上の方に対する態度とか感じることがたくさんあります。それと同時に、スタッフさんやマネージャーさんがいる世界だと、自分が動きすぎると迷惑になるということも知りました。


彩さん

どういうこと?


野々花さん

宝塚だと上級生の方が動く前に下級生が……というのが当たり前で、それがいまだに身体にしみついているけど、外の現場だと私が動くことでスタッフさんの顔をつぶしてしまうようなこともあって、様子を見るようにしているよ。


彩さん

なるほど、そうなんだ。


美夢

かつらをさわってしまって注意される、というのもよく聞きますよね。


野々花さん

あー! 確かに!


美夢

宝塚は舞台裏で走りながら自分でかつらを外して、次の場面の準備をしますもんね(笑) 宝塚では何でも自分でやっていたから、人に任せないといけないこともいろいろある、ということに慣れないとですね。


お祭りの季節は、人の着物の着方が気になっちゃって、気になっちゃって……(笑)

宝塚歌劇団 彩みちるさん 野々花ひまりさん
美夢

とてもおしゃれなお二人ですが、今日のお洋服はどのように決められたんですか?


彩さん

ベースはブラウンで、ワンポイントで赤、とだけ決めたんだよね。


野々花さん

かなり良い感じにリンクしたよね!


美夢

とても素敵です! そして赤の使い方がお二人とも本当にお上手。


彩さん

ニットは多分お揃いですね、ユニクロ!(笑)


美夢

雪組で育ったお二人はお着物もたくさん着てきましたよね。


野々花さん

本当にありがたいことに、下級生の頃から和物の作品に出させていただく機会が多かったですね。


彩さん

だから着物に親しみがありますね。作品ごとにみとさん(※編集部注:現月組組長の梨花ますみさん)が着付け講習をしてくださるんだよね。


野々花さん

帯の結び方もたくさん習ったよね。芸者のときはお引きずりの着方も教えていただいて。少しでも着崩れているとみとさんが飛んで来てくださって。


美夢

その経験って、ものすごい財産ですよね。和物に当たらない人は当たらないですからね。


野々花さん

そうなんですよね。私たちは貧しい村の子供から芸者まで、さまざまな着物の着方を経験することができて、恵まれていますね。


彩さん

本当に。そして着物の着方を教えられる方もどんどん退団されてしまって、みとさんに育てていただけたことも恵まれていましたね。今回1人のインタビューページで着物を着るとき、すごく着せやすいって言っていただいて(笑)


野々花さん

自分でも着られるから、勝手が分かるんだよね。でもさ、お祭りの季節なんかになると、人の着物の着方が気になっちゃって、気になっちゃって……もう口出ししたくなっちゃうから(笑)


彩さん

職業病だね(笑)


美夢

タカラジェンヌあるあるですよね。お話が尽きないのですが、今週はここまで。お二人のトークは来週に続きます!


彩さん

この対談がうまくまとまるのか心配ですが(笑) 皆さま来週もご覧くださいね!


宝塚歌劇団 彩みちるさん 野々花ひまりさん
宝塚歌劇団 彩みちるさん 野々花ひまりさん
宝塚歌劇団 彩みちるさん 野々花ひまりさん
宝塚歌劇団 彩みちるさん 野々花ひまりさん
宝塚歌劇団 彩みちるさん 野々花ひまりさん

【彩みちるさん・プロフィール】

彩みちる(Michiru Irodori)
東京都出身。2013年宝塚歌劇団入団。雪組公演『ベルサイユのばら』で初舞台、その後組まわりを経て雪組に配属。15年『星逢一夜』新人公演初ヒロイン、16年『ドン・ジュアン』でドラマシティ・東上公演初ヒロイン。21年月組に組替え。卓越した演技力で存在感を示し、組を代表する娘役として活躍。在団中の主な出演作は、『るろうに剣心』(明神弥彦役)、『CITY HUNTER』(野上冴子役)、『今夜、ロマンス劇場で』(成瀬塔子役)など。25年『GUYS AND DOLLS』(アデレイド役)で宝塚歌劇団を退団。26年5月には『アイ・ラブ・坊ちゃん』への出演が控えており、今後の活躍が期待される。

【野々花ひまりさん・・プロフィール】

野々花ひまり(Himari Nonoka)
福岡県出身。2013年宝塚歌劇団入団。雪組公演『ベルサイユのばら』で初舞台、その後組まわりを経て雪組に配属。17年『幕末太陽傳』新人公演初ヒロイン、21年『ほんものの魔法使』でバウホール・東上公演初ヒロイン。在団中の主な出演作は、『ファントム』(新人公演クリスティーヌ・ダーエ役)、『BONNIE&CLYDE』(ブランチ・バロウ役)、『39 steps』(アリス役)など。24年『ベルサイユのばら』で宝塚歌劇団を退団。退団後は舞台にとどまらず、テレビ・ラジオ出演等、勢力的に活動している。

撮影/大坪尚人 ヘアメイク/Storm(Linx) 取材・文/美夢ひまり

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