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最年長IAライダー、全日本モトクロス引退【中村泰介|モトクロスが楽しくて続けてこられました

  • 2026.1.18

長年全日本モトクロスIA1クラスを戦ってきたベテランライダー、中村泰介選手が今季を限りに全日本IA参戦を引退。モトクロスについての想いを伺った。

PHOTO&TEXT/D.Miyazaki 宮﨑大吾

モトクロスを取り巻く環境が変わる中、最高峰IA1クラスを走り続けてきた中村選手が、2025年を最後にIA参戦を引退。長く続けてこられた秘訣やモチベーションを尋ねてみた。

「勝つことが目的ではなかったことが一番ですね。IB時代が長かったりしましたが、それでもレースに出ることが楽しかったですし、成績が悪いと悔しい思いはしましたが、勝たなければ怒られる環境ではなかった。歳を重ねるごとにレースに出ていることが褒められるようになって、それがモチベーションにもなりましたね。自分は『頑張っている』と公言してこなかったけど、『頑張っている』と言っている若い子よりも、やることはやっているという思いも多々ありました」

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2002年にIA昇格。実は小方誠選手の方がIA歴は1年長いが、最年長は47歳の中村選手だった

モトクロスを愛してやまない中村選手は、これからも楽しんでいくという。今の環境などについても聞いてみた。

「車両の高騰もあって、本気でやる人は減っています。でも参加型のイベントなどを作って、エントリー台数を減らさない努力も感じますよね。僕はスノーボードクロスもやっていますが、人口減少への対策はありません。モトクロスだけを見ている人とは意見が違うかもしれませんが、モトクロスは対策をしているからこそ、『もっとこうしよう』という発展的な意見が出てきているんじゃないでしょうか。

『IA1参加台数は増えたけど、周回遅れが増えた』という否定的な意見を言う人もいますが、その前にエントリー台数が増えたことを素直に喜びたいです。かつてはワークスライダーが多くいて、2スト、4ストマシンがあり、レースに出ずにテストだけを行う人もいたり、タイヤなどの開発テストも多くて食べていけるライダーがいたからこそ、全日本のレベルも高かったのですが、今はお金を自分で出して参戦しているライダーが多いです。そういう目線で全日本を応援して、盛り上げていければと思います」

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最終戦SUGOのヒート2を終えてパドックへ戻る中村選手。この後パドックではサプライズの祝福を受けて思わず涙したという
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