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泥だらけの野球着、もう洗濯したくない!「みんな自分で洗ってるわよ!」母が息子にウソをついてしまった結果

  • 2026.1.20

泥だらけのユニフォームを洗濯機へ放り込む息子に、母が勢いでついてしまった一つのウソ。それを検証するため、息子はチームメイト全員への「聞き込み調査」を開始して……? 友人が、体験談を語ってくれました。

画像: 泥だらけの野球着、もう洗濯したくない!「みんな自分で洗ってるわよ!」母が息子にウソをついてしまった結果

玄関が砂場に? 週末の泥んこ地獄

最近、地元の野球チームに入った小学5年生の息子。土日のたびに、息子は泥だらけで帰ってきます。

白かったはずの練習着は、見るも無惨な茶色に染まり、玄関はジャリジャリ。脱衣所も砂だらけ。

初めは「がんばったなぁ」と健気に予洗いして洗濯していた私ですが、脱いだズボンを当たり前のように洗濯カゴへ投げ込む息子の態度に、ある日プツンと何かが切れました。

勢いでついた「みんなやってる」というウソ

「ちょっと! 野球のズボン洗うのがどれだけ大変か分かってんの!?」

私は洗面所で、茶色い水が出るズボンを指差して叫びました。

「ポケットから砂も落ち葉も出てくるし! たまには自分で洗いなさいよ! 5年生なら、チームのみんなはもう自分で洗ってるよ!」

勢いでついた、「みんなやってる」というウソ。

息子は渋々やってきて、私が必死に専用石鹸でゴシゴシする様子を、横でぼーっと見ていました。

そして、ポツリと言いました。

「分かった。俺、みんなが練習着洗ってるか聞いてみる」

「そうしなさい! みんな『自分でやってるよ』って言うから!」

私は自分の苦労を分かってもらいたい一心で、つい自信満々で言いました。

息子が持ち帰った「残酷な調査結果」

そして次の練習日。

帰ってきた息子は、妙に晴れやかな顔をしていました。

「母ちゃん、聞いてきたよ」

「お、どうだった? みんな自分で洗ってたでしょ?」

息子は、残酷な調査結果を発表しました。

「あのね、今日来てた12人全員に聞いたんだけど」
「うん」
「『自分で洗ってる』って答えた人、ゼロ人だった」
「えっ」
「『お母さんが洗う』が10人、『お父さん』が1人、『洗わない』が1人。だから、『自分で洗え』って言ってるのは、うちの母ちゃんだけだったよ」

これからは、正直な気持ちで向き合いたい

息子は続けました。

「でも、お母さんたちは『みんな通る道なのよ。初めは洗ってくれって子どもに言うんだけど、洗わなかったり上手に洗えてなかったりするから、結局お母さんが洗う羽目になるのよ』って言ってた」

わが家も含め、まさかほぼ全員が「洗ってもらっている」とは……。

「みんなやってる」作戦は見事に失敗。ウソをついてまでやらせようとした自分を少し反省しました。でも、泥んこのズボンを見て「大変だ」と叫べるのは、息子がそれだけ練習に打ち込んでいるからこそ。これからは「みんながやってるから」ではなく、「お母さん一人じゃ大変だから、一緒に砂を落とそう」と、正直に協力をお願いしてみよう。少しだけ素直な気持ちになれた週末でした。

【体験者:30代・女性パート、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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