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【インタビュー】声優・野中ここな1st写真集『うたかた』発売。自信の無さを強みに変えられた「10代の私」

  • 2026.1.15
『うたかた』より 撮影=熊木優
『うたかた』より 撮影=熊木優

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大人と子供の境界線に立つ19歳の声優・野中ここなが、等身大の「今」を閉じ込めた1st写真集『うたかた』(KADOKAWA)を発売する。「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」などで躍進を続ける彼女がロケ地に選んだのは、出身地である長崎。二十歳という節目を目前に控えた今、撮影を通して得た気づきや、10代最後の心境について、飾らない言葉で語ってもらった。

 『野中ここな 1st写真集 うたかた』(野中ここな/KADOKAWA)
『野中ここな 1st写真集 うたかた』(野中ここな/KADOKAWA)

――初の写真集の舞台として、故郷・長崎を選ばれました。ロケ場所の選定から野中さんも密に参加されたそうですね。

野中ここなさん(以下、野中):はい。スタッフさんがいくつか候補地を挙げてくださったんですけど、「野中さんのほうが詳しいと思うので、ぜひ教えてください」と言ってもらって。私からも「こんな場所があります」と候補を送ったり、写真をお見せしたりしました。ただ、長崎出身なんですけど、実はあまり観光地に行ったことがなくて。住んでいると、そこにあるのが当たり前すぎて、逆に足を運ぶ機会がないんですよね(笑)。だから今回は、「自分自身がまだ知らない長崎の魅力に触れる」というのもひとつのテーマでした。

撮影=熊木優、ヘアメイク=田村直子、スタイリング=笠原百合
撮影=熊木優、ヘアメイク=田村直子、スタイリング=笠原百合

――結果、長崎の魅力を再発見する旅にもなりましたか?

野中:なりましたね。写真集では、私の姿だけではなく、長崎の街そのものも感じていただきたくて。日本でありながら異国の空気が漂う、本当に面白い場所なんです。2泊3日という凝縮されたスケジュールでしたが、最終日のギリギリまで「撮れるだけ撮ろう」とみんなで協力して。時間の許す限り、たくさんのカットを長崎で撮影しました。

――野中さんと一緒に長崎を観光している気分にもなれそうです。

野中:グラバー園は有名ですが、私は実は初めてで。そこで着ている白いワンピースが大のお気に入りで、レトロな空間の中、ちょっとだけお嬢様っぽい野中ここなが見られると思います(笑)。電話をかけながら笑っているような、少し珍しい表情も撮っていただきました。

『うたかた』より 撮影=熊木優
『うたかた』より 撮影=熊木優

同じ衣装のカットでは「メガネっ子」の私も写っています。最近知ってくださった方は驚かれるかもしれませんが、普段はメガネっ子なので、「いつものここなちゃんだ!」と思ってくださる方もいるはず。このカットは、人によって受け取り方が変わりそうで、そこも好きです。

『うたかた』より 撮影=熊木優
『うたかた』より 撮影=熊木優

――他にも「ここは見てほしい」というお気に入りのカットはありますか?

野中:制服姿はどれも好きですが、教室で机に座ってカメラを見ている見開きカットは、自分でも「中学時代の私だなぁ」って思います(笑)。当時、地元で芸能活動をしている子が他にいなくて、みんながすごく気にかけてくれていたんです。だから右の写真は「何ここわかんない、助けて」、左側は「ありがとう、テスト頑張るね!」みたいな(笑)。

『うたかた』より 撮影=熊木優
『うたかた』より 撮影=熊木優

――吹き出しを付けるなら、という感じですね。

野中:そうです(笑)。右と左のカットで表情が全然違うので、皆さんも自由に吹き出しを考えて遊んでほしいです。

――先行公開カットの中にも特別な1枚があるとお聞きしました。

野中:最初に公開された、制服姿でじっと前を見ている写真です。あれは私にとって、ある意味「理想の1枚」というか。10代ラストということで、柔らかさの中に芯があって、どこか大人を見透かしているような、大人になんてなりたくないと思っているような……。髪のなびき方とかも含めて、「10代の私」がギュッと詰まったカットだと思います。

『うたかた』より 撮影=熊木優
『うたかた』より 撮影=熊木優

――撮影を通して、「こんな表情もあったんだ」と気付いた部分は?

野中:実は私、これまでは「無邪気な笑顔」をあまり出してこなかったんです。10代なのに(笑)。大人っぽく見られたい気持ちが強くて、そういう表情を見せる機会が本当に珍しかったんですね。でも今回はカメラマンさんやスタッフさん、そして長崎という場所のおかげで、着飾っていない学生時代の自分に戻れた感覚がありました。外でアイスを食べているカットとか、「私、こんな笑顔するんだ!」ってびっくりしました。

――長崎という場所が、野中さんの「武装」を解いてくれたのかもしれませんね。

野中:そうかもしれません。こういう表情やこういう自分を見つけたくて長崎を選んだところもあったので。周りの目を気にせず、緊張もすることなくリラックスして撮影を楽しめました。

――タイトル『うたかた』は、10代のイメージである「儚さ」から付けたそうですね。

野中:10代って、あっという間に過ぎてしまう儚い時間だと思うんです。しかも、大人にもなれないけど子供でもいたくないっていう難しい時期。そんなイメージにぴったりな言葉を考えたときに、すぐに消えちゃいそうだけど文字にすると存在感がある「うたかた」の4文字がしっくり来ました。私の10代を振り返ると……浮かぶのは「心配性」という言葉ですかね。何があってもいいように準備をしっかりするタイプで、ダンスの振り入れだけでなく、自分のアレンジや思いを入れるところまで長く時間をかけるんです。だから急な提案や変更が苦手な時期もあったんですけど、「しっかり備える」という性格はきっと変わらないし、そのおかげで誰かの役に立てたこともあったんじゃないかなって。心配性ではあるけど、それも悪くないと思えるようになってからは、急な変更があっても「よっしゃ! ここから壁を超えるぞ~!」ぐらいの気持ちで向き合えるようになりました。

撮影=熊木優、ヘアメイク=田村直子、スタイリング=笠原百合
撮影=熊木優、ヘアメイク=田村直子、スタイリング=笠原百合

――臨機応変、かつ前向きに対応できるようになったんですね。

野中:私は自信があるように見えるかもしれないし、そう見せたいと思っている部分もなくはないんですけど、実は全然違って。些細なことでも昔から「あの子のあそこが羨ましい」ってすごく思ってしまうし、度胸もない。だけど、「そんな自分の弱さも見方を変えれば強さになる」って10代で気付くことができたのは良かったなって。「自信は持てなくても準備は誰よりもしてきた」と、自分の「行動」は信じることができるので、今は以前よりも視野を広く持って楽しく過ごせています。

――10代のうちにやり残したことはありますか?

野中:(少し考えて)やり切ったと思います。仕事もプライベートも、やりたいことは全部やれました。もちろん欲張ればキリがないですが、19歳までにできる精いっぱいはやれたかなって。

――素晴らしい! では「20代の夢」も教えていただけますか?

野中:私の夢は「強い女性になること」です。正直に言ってしまうと、毎日のように「こうすればよかった」と思うことはたくさんあるんですよ。一人反省会は尽きないけど、その時々で全力だった自分は信じてあげたいなって。そんなふうに強く心を持てるようになったのもいい変化だと思いますし、2026年はいよいよ20歳を迎えるということで、今まで以上に「野中ここなを大切にする」一年にもしたいです。

――最後に、写真集を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

野中:この一冊に、今の自分にしか出せないパワーや雰囲気をすべて詰め込みました。直接言葉で伝えるわけではないけれど、私は写真を通してエールを送りたいと思っていて。手に取ってくれた皆さんが少しでも元気になったり、前向きになれるような1冊になっていたらうれしいです。

撮影=熊木優、ヘアメイク=田村直子、スタイリング=笠原百合
撮影=熊木優、ヘアメイク=田村直子、スタイリング=笠原百合

取材・文=川倉由起子

◆商品情報

『野中ここな 1st写真集 うたかた』

2026年1月15日発売

https://www.kadokawa.co.jp/product/322410001836/

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