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【春日市】利用者同士が自然につながれるコミュニティカフェ「CoLiving Tamaree」

  • 2026.1.14

福岡県内の「リビング」という名がつくお店や施設・会社・団体を訪ね、その名の由来や取り組みを紹介していく「リビングさん探訪」シリーズ「We’re living!」。今回は、ずっといたくなる一軒家のコミュニティカフェに行ってきました。

春日市の住宅地の真ん中、細い道をくねくねと登り、「本当にここで合っているのだろうか…」と思ったその時、一軒家に看板を発見!

出典:リビングふくおか・北九州Web

その名も、「CoLiving Tamaree(コリビング・タマリー)」。

「CoLiving=共に暮らす」と、「Tamaree(造語)=たまり場」。いわば、“みんなのリビング”。ひとりひとりが安心して、そのままの自分でいられる居場所でありたい、という意味を込めて名付けられました。

頼り合える「居場所」に

「管理人」の安部育実さんは、子育て中に孤独を感じて「居場所づくり」をしたいと、主に小さな子どもがいる母親を対象に子ども食堂やフードパントリー、イベントなどの活動を行ってきました。その中で、「お母さんたちの悩みを共有できるけれど、頼り合いができない、限られたコミュニティになってしまう。違う視点から話せる、年代や性別や地域をこえて知り合い、頼り合えるような場所を作りたい」と拠点が欲しいと思っていたところ、助産師さんの紹介で空き家だった現在の場所を借りられることに。DIYが得意な人や大学生などたくさんの人たちの手で改装し、2020年に「CoLiving Tamaree」をオープンしました。

1階のダイニングと和室はカフェスペース。ランチ+ドリンクセットは1,800円です。 月・火・金曜のランチは日替わりで、その時に出せる旬の物を使い、調味料にはこだわっているとのこと。木曜日はスパイスカレー、水・土・日曜は休み(イベント等の関係で変更あり、詳しくはInstagramで)。ランチはフードロスを出さないために、InstagramのDMから事前予約制です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ある日のランチ。体にやさしいメニューです

出典:リビングふくおか・北九州Web

ある日のスパイスカレー。野菜たっぷり!

カフェメニューはブレンドコーヒーやカフェラテのほか、スパイスチャイや季節の発酵ドリンクなど、体にやさしいメニューも目立ちます。室内にはブレンドティーや洗剤、布ナプキンなど体にやさしい商品の展示・販売スペースもありました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

よそのおうちに遊びに来たような錯覚に陥るカフェスペース。子どもおもちゃもたくさんあります

「ここは、誰がお客さんで誰がスタッフなのか分からない状態(笑)。利用者のおじいちゃんが庭担当として野菜を植えたりしてくれたり、お客さんが食材を持ってきてくれたり」と安部さん。

スタッフのあらちゃんは、もともとはお客さんだったそうで、「実家の食材を持ってきたり、一人でもおいしいものだけど、ここでみんなで食べて、おいしいね、と言い合えたら楽しいだろうな、と思って、よく持ってきます」。

この場所の賃料の一部は、タマリーを応援している50人以上の「タマリー住人」の支援(月額1000円)によって支えられています。 タマリー住人は、1階のカフェスペースを使って自分がやりたいことができ、定期的には英会話教室や運動教室など、単発では料理会やランチ会、ワークショップなどが行われています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ここは何かを発信したい人が集まり、つながれる場所でもあります。ZINE(個人やグループが自由につくる冊子・出版物)がいろいろ飾られていました。ZINEをつくるワークショップも行われています

出典:リビングふくおか・北九州Web

2階にも部屋が2つあり、タマリー住人に限らず、スタートアップを目指す人や資格を取ったばかりの人の実践の場として、また、イベントやワークショップの拠点として活用されています

2026年は新拠点へ

スタッフのうっちーさんは、ワークショップに参加したことをきっかけに、店のお客さんとして来るうちに「ここで助けてもらって、生きることについての考え方が変わった。恩返しがしたい」とスタッフになったそう。 「最初はカフェをするとは思っていなかった(笑)。ずっと活動してきたから、それを見てくれて共感し、助けてくれる人が私の周りにその時々で自然に現れる。ひとりじゃないと感じます」と安部さんは話します。

出典:リビングふくおか・北九州Web

左から理事のうっちーさん、安部さん、理事のあらちゃん。「これからもっとこういう場所が必要になってくる」と、この3人で2025年11月に一般社団法人化し、新たなステージへ。2026年には現在の場所が契約満了のため、運営と共に新しい場所づくりにも取り組みます

不思議なことに、タイミングよく、その場に居合わせたお客さんの悩みに、別のお客さんがこたえることが多く、「みんながお互いのことを思い合える感じになっている」と安部さん。時には一緒に企画を立ち上げたりと、新たな動きやコラボも生まれる“パワースポット”でもあるようです。悩みがあったり、やりたいことを形にしたい、という人は一度行ってみてはいかがでしょう?

CoLiving Tamaree 春日市弥生4-61-1(℗2台) 営業時間 月・火・木・金曜10:00~17:00 (ランチは前日までに要予約)

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