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「絶対に入らない」Sサイズを強要するふくよかな客。2万円の服が裂ける恐怖に店員絶句【作者に聞く】

  • 2026.1.14
不可解、自称Sサイズの女_P001 ゆき蔵(@yuki_zo_08)
不可解、自称Sサイズの女_P001 ゆき蔵(@yuki_zo_08)

アパレル業界で働く販売員・七海さん(仮名)の実体験をもとに描かれた物語には、店舗に訪れる「不思議な客」との攻防が記録されている。ある日、「すみません、試着いいですか?」と声をかけてきたのは、かなりふくよかな体型の女性客だった。しかし、客の手に握られていたのはSサイズのワンピース。七海さんの店ではSからLまで展開しているが、そのワンピースのSサイズは胸囲80センチ以下でないと着用が難しいタイトのデザインだった。

目の前の客はどう見てもサイズオーバーだ。しかも商品の価格は2万円と高価なため、無理に試着して破損されれば大ごとになる。七海さんは笑顔を作りつつ、「Sサイズだとバストが窮屈かと…」とやんわり別のサイズを提案するが、客は頑なにSサイズの試着を希望して譲らない。販売員の懸命な静止もむなしく、試着室のカーテンは閉ざされてしまった。

汚しても黙って帰る客たち

不可解、自称Sサイズの女_P002 ゆき蔵(@yuki_zo_08)
不可解、自称Sサイズの女_P002 ゆき蔵(@yuki_zo_08)
不可解、自称Sサイズの女_P003 ゆき蔵(@yuki_zo_08)
不可解、自称Sサイズの女_P003 ゆき蔵(@yuki_zo_08)
不可解、自称Sサイズの女_P004 ゆき蔵(@yuki_zo_08)
不可解、自称Sサイズの女_P004 ゆき蔵(@yuki_zo_08)

本作を描いたのは、ブログで漫画を公開しているゆき蔵さん(@yuki_zo_08)だ。アパレル業界で約10年の接客経験を持つゆき蔵さんは、当時の実体験やフォロワーから寄せられたエピソードをもとに、接客業のリアルな裏側を描いている。試着によって商品が傷物になってしまうケースについてゆき蔵さんに聞くと、「正直なところ、よくあることです」と明かす。一番多いのはファンデーションによる汚れだ。フェイスカバーが用意されていても使わない客もおり、白い服などは致命的なダメージを受ける。さらに驚くべきは、汚損した場合の対応だ。ゆき蔵さんが勤めていた店舗では、客に買い取りをお願いすることはなかったという。「それ以前に、汚しても店員に伝えずにそそくさと立ち去る人がほとんどで、後日気がつくことが多かったんです」店側の泣き寝入りで処理される「接客業の闇」が、そこにはあった。

後半に待つ「驚愕の展開」

物語には続きがある。無理やりSサイズを試着したこの客が、数週間後に再び店を訪れるのだ。そこで七海さんを待ち受けていたのは、笑顔も顔色も失ってしまうような予想外の出来事だった。ある意味、後半のエピソードのほうが驚愕の展開となっている。きらびやかに見える百貨店の裏側で、日々繰り広げられる女社会の闇とトラブル。怪異よりも怖い人間の本性を覗いてみてはいかがだろうか。

取材協力:ゆき蔵(@yuki_zo_08)

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