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紅白視聴率、35%を超えた「3大要因」。大物出演の裏にある旧ジャニ復活の影響。やっぱりキンプリ、SixTONESは強かった?

  • 2026.1.14

紅白が3年ぶりに視聴率35%を突破

2025年の大晦日に放送された「第76回NHK紅白歌合戦」は、第1部が平均世帯視聴率30.8%、第2部が35.2%を記録し、2022年以来、3年ぶりにそれぞれ及第点と言われる30%、35%を突破しました(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

今回はその要因と思われる3つの要素を振り返ってみたいと思います。

松田聖子(C)日刊ゲンダイ
松田聖子(C)日刊ゲンダイ

1つ目の要因は、テレビ視聴習慣があり、世帯視聴率の鍵を握っている中高年層にウケるベテラン大物歌手の存在です。松田聖子さん(63)、TUBE(平均年齢59.5)、矢沢永吉さん(76)、玉置浩二さん(67)、松任谷由実さん(71)など、普段はなかなかお目にかかれない大御所が次々と登場しました。

2つ目の要因として、民放各局の裏番組の弱さも挙げられます。長年に渡り裏番組の中で最強だったダウンタウンの「笑ってはいけないシリーズ」(日本テレビ系)や、注目度の高い格闘技などは既に姿を消しました。

2025年の大晦日は、裏番組でザワついたり、体育祭をしたり、ダンスバトルが繰り広げられたりしていましたが、紅白の合間のザッピングだとしても少しヒキが弱く、視聴の継続には繋がらなかったようです。

大物出演の裏にある旧ジャニ復活の影響

ジェシー/SixTONES(C)日刊ゲンダイ
ジェシー/SixTONES(C)日刊ゲンダイ

3つ目の要因に、旧ジャニーズ事務所の流れを汲むSTARTO ENTERTAINMENT(以下、SE社)が3年ぶりに紅白の舞台に帰ってきたことが考えられます。「3年ぶりに1部30%、2部35%を突破」ということは、2025年の紅白が2022年の水準に戻ったことを意味します。

2022年までコンスタントに紅白に出演してきたSE社所属アーティストは、創業者問題で2023年、2024年には不在となりました。2023年には、1部、2部ともに過去最低視聴率となっていましたが、2025年にようやくKing & Prince、SixTONESの2組が戻ってきました。彼らの復帰と共に、その数値が取り戻されているようにも見えます。

SE社不在による紅白視聴ボイコット運動

2023年、2024年には、SNS上で、SE社アーティストが締め出されたと感じた全SE社ファンによる紅白視聴ボイコット運動が起きました。

2025年において、King & Prince、SixTONESの2組のファンだけで視聴率が大幅アップしたわけではありませんが、全SE社ファンによる紅白視聴ボイコットが解かれたことには大きな意味があります。

目黒蓮/Snow Man(C)日刊ゲンダイ
目黒蓮/Snow Man(C)日刊ゲンダイ

SE社の中で最も勢いがありながら、紅白からは距離を取り、2023年より3年連続で大晦日にYouTube生配信を実施しているSnow Man。その同時接続者数は、2023年、2024年と2年連続で120万人を超えていましたが、今年は約95万人と、初の100万人割れをしました。

これは、SE社タレントの紅白不在時には、紅白に対抗するように大晦日にファンを楽しませようというSnow Manの気概に打たれ、彼らの配信を見ていたSE社ファンが、2025年は紅白に戻っていったとも考えられます。

もちろん、Snow Manの熱心なファンは彼らの配信に残ったからこそ、約95万人という通常であれば凄まじい同接になっています。

ですが、それ以外の、SE社全体を推している事務所箱推しファンは、SE社アーティストが2組も復帰したのに紅白の数字が変わらなかったり、落ちてしまうことがないよう、紅白にチャンネルを合わせたり、白組に投票したことがSNSから伺えます。結果的にですが、視聴率も回復し、白組も勝利で終えました。

「3年ぶり」というキーワード

永瀬廉/King&Prince(C)日刊ゲンダイ
永瀬廉/King&Prince(C)日刊ゲンダイ

2025年の紅白視聴率V字回復の3大要因として、ベテラン大物歌手、裏番組の弱さ、SE社アーティスト復帰を挙げてきました。

ただ、大御所歌手は2023年も2024年も多く出演していましたし、「笑ってはいけないシリーズ」が放送されなくなったのは2021年からで、裏番組の弱さは今に始まったことではありません。

「3年ぶり」というキーワードに唯一当てはまるのは、SE社アーティストの復活。具体的な統計は出ていませんが、あくまで結果論で言えば、SE社ファンの動向は紅白に少なくない影響を及ぼしている可能性が高いのではないでしょうか。

(こじらぶ/ライター)

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