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「ベトナムのフォーが食べたくて」 ハノイで街もグルメも味わう2泊3日滞在記

  • 2026.1.13

私の知人に、ベトナム愛にあふれる人がいます。最近知り合ったその方は、ベトナムに1年ほど住んだ経験があるほどのベトナム好き。ある日、偶然一緒に食べたベトナム料理。生春巻き、バインセオ、フォー。その味わいに魅せられて、

「本場のフォーが食べたい!」

という、なんとも食い意地の張った理由で、2泊3日のベトナム・ハノイ旅を決めたのでした。

ベトナム・ハノイとは?

ベトナムは東南アジアに位置する国。その首都・ハノイは国の北部にあり、政治・文化の中心として長い歴史を重ねてきました。フランス統治時代の面影を残す建築と、人々の生活が色濃く残る旧市街が混ざり合う街です。

観光地でありながら、すぐ隣に人々の「暮らし」がある。今回の旅では、そんなハノイの日常を感じてきました。

1日目|ハノイの街へ

空港で食べた、最初のバインミー

成田空港から約6時間。ノイバイ国際空港に降り立つと、ふわりと鼻をくすぐるアジア独特の香り。朝からほとんど何も食べていなかった私は、空腹の最高潮に。吸い寄せられるように訪れたのが、バインミーのお店です。

照り焼きやプルコギなど、どこか馴染みのある名前が並ぶメニュー。注文後、ひとつひとつ丁寧に温めてくれました。あたたかいバインミーは、両手でやっと持てるほどの大きさ。サクサクのパンに、チキンとピーマンやきゅうりなどの野菜がたっぷり。

旅のはじまりに、お腹を満たすとともに背中を押してくれた気がします。

さあ、ハノイの街へ。賑わうナイトマーケット

ハノイの街を歩いてまず驚いたのは、圧倒的なバイクの数。そして、鳴り止まないクラクション。大人2人と子ども2人、家族4人が1台のバイクに乗る光景も珍しくありません。交通のルールも、日本とはまったく違います。

毎週末限定で開催されるナイトマーケットには、洋服や雑貨など、ローカル向けから観光客向けまで、さまざまな店が軒を連ねていました。雨の日でしたが、テントで対策が施され、賑わいを見せていました。

立ち止まったのは、カラフルなポストカードとマグネットのお店。0の数が多いベトナムの紙幣に戸惑いましたが、店員さんは急かすことなく待ってくれました。そのやさしさやあたたかさが、可愛らしいポストカードとともに、印象に残っています。

2日目|ハノイの日常と観光

テラス席でハノイの朝を眺める

ベトナムの朝は、とにかく早い。早朝に街へ出ると、すでに人々は動き始めています。飲食店では仕込みが始まり、開店している店も多く、バイクが絶え間なく行き交います。昨日は驚いていたクラクションの音にも、だんだん慣れてきました。

モーニングに訪れたのは、街の中心部にあるカフェ。オーダーしたのは、ハムとチーズのクロワッサン。サクサクとした食感の大きなクロワッサンに、ハムとチーズをサンド。てっぺんにはアクセントのピクルスがのった、ボリュームのあるひと品でした。

ドリンクは、もったりとアボカドの濃厚さを残しつつ、すっきりとした甘さで飲みやすいアボカドスムージーをいただきました。テラス席でハノイの朝を眺めながら、日常の中に溶け込んだような人々の生活をのぞいているような時間を過ごしました。

本格ピザを高コスパで!4P’sのピザ

ランチに訪れたのは、ハノイで人気のピザ店「4P’s」。店内に入ると、まず目に入るのは大きなピザ窯。ひっきりなしにピザが焼かれ、香ばしい香りが店内に広がっています。

4P’sはアジアを中心にグローバルに展開している有名店。東京都にも店舗がありますが、ハノイではお手頃に本格的な料理を楽しむことができます。ピザは1枚あたり日本円で約1,000円ほどから。

南国のフルーツをふんだんに使ったサラダ、蟹やエビを使った贅沢なパスタ、そして見た目も華やかな焼きたてのピザなど、価格を気にせず、食べたいものを思う存分頼めるのが嬉しいところです。

店内で過ごしていると、どこからか「ハッピーバースデー」の歌声が。ハノイの人々にとって、特別な日に訪れるレストランであることが伝わってきました。

電車まで手が届きそう!ハノイの名物トレインストリート

ハノイの観光名所のひとつ、「トレインストリート」。線路沿いに飲食店がずらりと並びます。夜にはきらびやかにお店がライトアップされ、街もにぎやかです。

電車は1時間に1本ほど。ゆっくりと、狭い路地を縫うように通過していきます。人々はお酒や料理を楽しみながら、その時を待ちます。通過時刻が近づくと、飲食店の方が声をかけ、線路脇へ誘導。そして間もなく、電車が通過。路いっぱいに迫ってくるその姿は、想像以上の迫力でした。

観光客の方が多く、大勢で通過する電車を眺めることに一体感も感じられました。暮らしと観光が、同じ線路の上に成り立っているような、唯一無二の光景でした。

自分で巻く楽しさ!バインセオを食す

夜は数多くのベトナム料理を楽しめるレストランへ。そこで食べたのが、バインセオ。ライスペーパーに、豚肉やエビ、ミント、オレガノ、レタス、グリーンマンゴーなどの具材を巻いて食べるベトナム料理です。

店員さんが、バインセオの巻き方を丁寧に教えてくれました。自分で具材を巻いて食べてみると、お肉の旨味が広がり、香草がふわっと香ります。パリパリ、もちもち、シャキシャキといった食感の重なりが楽しく、具材の一体感を味わえる印象に残る一皿でした。

3日目|旅の目的と締めくくり

ハノイの朝を支える、一杯のフォー

朝早く訪れたフォーの名店は、すでに満席。地元のお客さんであふれていました。外で注文し、席が空くのを待ちます。「No, パクチー?」と聞いてくれるので、パクチーが苦手な方も安心です。

大量にフォーを調理している鍋を通り過ぎて空いた席に腰を下ろすと、まもなく出来立てのフォーが運ばれてきました。まずはスープをひとくち。牛肉の旨味が溶け込んだ出汁が、目覚めたばかりの身体に、じんわりと染み渡ります。やさしい喉越しの米粉麺はするっと食べられるあっさりさ。

揚げパン「クアイ」も一緒に注文し、スープに浸しながらいただきました。サクッとした食感を味わうのも、スープに浸してじゅわっと楽しむのもおすすめです。ステンレスのテーブルの上で、肩をひしめき合いながら食べるハノイのフォーに、今日を生きる活力をもらった気がします。

ハノイのつけ麺!ブンチャー

最終日のランチは、ブンチャーの有名店へ。細長いビルの1階から4階まで、ほぼ満席の人気ぶりです。ブンチャーとは、ハノイ発祥のつけ麺のような料理。素麺のような米の麺「ブン」と、炭火で焼いた豚肉入りの甘酸っぱさが特徴のスープを、葉野菜と一緒に楽しむ料理です。

もっちりとした食感の麺を、甘みと酸味を感じるスープにくぐらせていただきました。炭火で焼いた焦げ目が香ばしい豚肉はほろっとやわらかく、麺との相性も抜群。最後まで箸が止まりませんでした。

旅の疲れを癒す、最強コスパのスパ

ベトナムでは、驚くほど手頃な価格でスパを受けられます。ホットストーンや全身のマッサージなど、種類も豊富です。美しい内装の店内で、丁寧な接客を受けました。私は3日間歩き疲れた足を癒すため、フットスパの75分コースを選びました。

片足ずつ行う丁寧な施術に、気づけばうとうとと眠くなってしまいました。3日間歩き回った疲れがほぐれていき、最後にリラックスした体験をすることができました。私が受けたコースは日本円で約2,000円。この価格には驚きました。スパのためにベトナムに通いたくなるほどです。

ハノイの日常を旅して

鶏を丸ごと仕込む人。大量のフルーツを台車で運ぶ人。それぞれの場所で働き、ご飯を食べる、ハノイの日常の中で旅をしました。この旅で私は、「人が生きている場所」を見た気がします。

異国を旅することは、違う文化や暮らし、生き方に触れること。そこには驚きも戸惑いもあります。現地の人の“普通”があり、私の“普通”がある。どちらも正解で、どちらも違う。そんなことも考えるハノイ旅になりました。

そして、本場のフォーを食べるという目的を果たして感じたのは、「街の空気が、料理をもっと美味しくする」ということ。旅に出るきっかけは、なんでもいい。この滞在記が、旅の一歩を踏み出すきっかけになれたら嬉しいです。

All photos by Akari Yano

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