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【ホラー】「近藤さん」に会ったら最後、顔も声も思い出せない?不気味な客と飲んでしまった女の末路【作者に聞く】

  • 2026.1.13
一見普通の「近藤さん」がNGワードで豹変!!不気味なその正体とは!?
一見普通の「近藤さん」がNGワードで豹変!!不気味なその正体とは!?

「怖かったら一杯無料」を合言葉に、実話怪談を語る客を待つスナック店主のエミ。彼女の元に集まる珠玉のコワイ話を描いた漫画「丑三つ時、コワい話はこのBarで」が話題だ。原作者の穂科エミさんは、フジテレビ「ほんとにあった怖い話」などの脚本も手掛けるホラーのプロ。本作は、穂科さんが集めた実話や実体験をもとに構成されており、そのリアリティが読者の恐怖を煽っている。

顔も声も思い出せない不気味な客「近藤さん」が残した戦慄のメッセージ

「近藤です」と名乗る人物が店にやってきた!!
「近藤です」と名乗る人物が店にやってきた!!
「近藤さん」は、一見普通のおじさんのように見えるが…
「近藤さん」は、一見普通のおじさんのように見えるが…
エミが近藤さんの「NGワード」を発してしまった!!
エミが近藤さんの「NGワード」を発してしまった!!

最新エピソードに登場する「近藤さん」は、近隣の店で噂される不可解な人物だ。彼と過ごしたあとは、顔も姿も話した内容も一切思い出せないのだという。一見普通のおじさんに見える近藤さんだが、エミのある言葉をきっかけにその正体を露わにする。穂科は近藤さんの存在を、花子さんや八尺様のような「怪異」の一種ではないかと分析している。

物語の結末で、近藤さんが残したカクテル「キール」には、「最高の出会い」という言葉が添えられている。穂科はこの演出にこだわり、最高に怖い思いをさせたあとに、翌日には忘れてしまう気味の悪さと、皮肉なカクテル言葉が残ることで「二度と会いたくない」というゾワッとする後味を狙ったと語る。日常の穏やかな時間が、禁忌を破った瞬間に不穏な色を帯びる対比こそが本作の見どころだ。

脚本家が仕掛けた「不可解さ」の罠。漫画家が語る理解不能な恐怖体験

漫画を担当する近原さんは、あえて「はっきりとしない不可解さ」を残すことで、じわりとした怖さを演出した。これまでの「訪問客から話を聞く」という形式を崩し、全員が当事者となりながらも何が起きたか明瞭ではない展開に工夫を凝らしている。最も怖いのは、正体が判然としないことそのものなのだ。

実は近原さん自身も、学生時代に友人の目の前で人が消えるという不可思議な体験をしている。理解できない事象を目の当たりにしたとき、恐怖よりも先に笑いが出たという実体験は、本作の持つ「理解不能な怖さ」の根源に通じているのかもしれない。

穂科が集めた実話と、近原さんによる臨場感溢れる描写が融合した本作は、単なる創作を超えた迫りくる恐怖を感じさせる。近々、待望の書籍化も予定されており、怪談ファンならずともその底知れぬ魅力から目が離せない。

取材協力:穂科エミ(@hbdg1999)、近原

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