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アレは虐待!? 幼少期に体験した「自分の子にはしたくない」しつけ5つ

  • 2016.6.14
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こんにちは、ママライターの木村華子です。

北海道七飯(ななえ)町東大沼付近の林で、田野岡大和君(7歳)が行方不明になっていた事件は、2016年6月3日朝、陸上自衛隊駒ケ岳演習場内の小屋で雨宿りする大和君を隊員が発見する、という嬉しいニュースで幕を閉じました。

大和君の無事が確認され、同じ世代のお子様を持つパパ・ママたちの中には、ホッと胸をなでおろした方も多いのではないでしょうか。

私自身、もしも山中で一人きりになっているのがわが子だったら……と、遭難中の大和君が抱く心細さや恐怖を思い、他人事とは思えない1週間を過ごしました。

大和君の行方が分からなくなった時点から、ちまたでは“置き去り”を虐待だとする意見 が飛び交っています。

『山の中に子どもを置き去りにするのは、しつけではなく殺人同等!』

『あきらかに虐待。または、ネグレクトの一つだと思う』などなど……。

と同時に、ネット上では「自分も子ども時代、置き去りにされたことがある……」という声も少なくはない様子。

大和君と同じく、ドライブ中に車から降ろされた経験談や、ソフトなものでは買い物中にスーパーで置き去りにされたなど、これらのエピソードを見ていると、確かにありがちなしつけ方法であるかのようにも思えます。

「私もそうだった!」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

児童虐待が叫ばれるようになった現代だからこそ問題視されるしつけ方法ですが、一昔前までは決して珍しい行為ではなかったのかもしれません。

そこで今回は、現在子育て中のママたちが幼少期に受けた“自分の子どもにはしたくないしつけ体験” を取材いたしました。

●自分の子どもには絶対にしたくない“しつけ”の体験談

●(1)おばあちゃんにお灸を据えられた

『おばあちゃんちでイタズラすると、文字通り“お灸を据えられていた”。指のつけねにモグサを据えて、そこに火をつけるんだけど、子ども心にスゴい恐怖だった……。あんな教育法が、古き良き風習っぽくなっているのが理解できない! 完全な体罰で、虐待だと思う』(30代・小2のママ)

●(2)先生に全力でビンタされた

『小学校に、怒ると全力でビンタしてくる先生がいた。でも、なぜか生徒には懐かれていた。怒るととても怖いけど、褒めるべきときにはしっかり認めてくれる先生だった。今では考えられない。

たとえ良い先生だとしても、私なら一発でもわが子をビンタした時点で訴えそう。当時の先生はスゴいけど、全てを任せていた親もスゴい』(30代・3歳児のママ)

●(3)父親に木刀を持って追いかけられた

『わが家の父は、怒ると木刀を持って追っかけてきてた。実際に木刀で殴られた記憶はないから、多分追っかけていただけなんだけど、今考えれば、子どもをしつけるのに“脅す”って必要かな? と疑問に思う。下手な体罰よりも悪質な感じがする』(40代・小2のママ)

●(4)母親に無視されたり悪口を言われたりした

『体罰はまったくない家庭だったけど、悪いことをしたときの母親による精神的な攻撃がキツかった。「そんな子は私の娘じゃない!」と言って、ずーっと無視されたり、聞こえる場所で父親に私の悪口を言ったり……。

それが虐待だったとわかるまで、結構な時間がかかった。自分が30代になった今、当時の母親がいかに幼稚だったか痛感している。ああはなるまい、と思う』(20代・6歳児のママ)

●(5)置き去りや閉め出しが日常茶飯事だった

『今回の事件と同じように置き去りにされたり、押入れに閉じ込められたり、玄関から閉め出されたり……というのは日常茶飯事だった。自分が親になって思うのは、正直わからんでもない……ということ。

イラッとして、ベランダに子どもを出してしまいたくなることもある。でもそういうときって、しつけとかとは別の感情に支配されてるから、理解はできるけど正しいとは言えない 』(30代・5歳児のママ)

●自身が受けたしつけを振り返り、子育てを見つめ直してみては?

実際に子育てをしていると、虐待としつけの線引きに悩まされる瞬間は多々あります。

そしてその答えはとても主観的で、個人差が生じやすいものでしょう。しかも、時代によって変化しやすいものでもあります。

ある親子にとっては些細な教育方法の一つであったとしても、別の親子にそれが適応されるとは限りません。

それぞれの親子に、それぞれの経験に、その答えがあるのだとすれば、「どこからが虐待なのか」を問い続けることに意味があるように感じます。

ママたちが経験した「子どもにはしたくない!」エピソードは、それぞれの親子の答えが見え隠れするヒントのようにも感じられました。

時には自身の幼少期を振り返って、当時どう感じたかを思い返し、現在の子育てを見つめ直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

●ライター/木村華子(ママライター)

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