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『五十年目の俺たちの旅』中村雅俊&秋野太作&田中健が銀幕で集結!「3人がそろうのは奇跡」さらなる続編への意欲は?

  • 2026.1.10

映画『五十年目の俺たちの旅』(公開中)の公開記念舞台挨拶が1月10日にTOHOシネマズ 日比谷で行われ、中村雅俊、秋野太作、田中健、岡田奈々が出席。愛すべき懐かしのキャラクターたちを目にした上映後の観客から万雷の拍手を浴び、中村がさらなる続編での再会を口にした。

【写真を見る】岡田奈々、黒のジャケット&スカート&ブーツ姿で歓声を浴びた

『五十年目の俺たちの旅』公開記念舞台挨拶が開催された
『五十年目の俺たちの旅』公開記念舞台挨拶が開催された

1975年10月から日本テレビ系列で放送された「俺たちの旅」は、中村演じるカースケ(津村浩介)、秋野演じるグズ六(熊沢伸六)、田中演じるオメダ(中谷隆夫)が繰り広げる青春群像劇。昭和を代表する青春ドラマの金字塔と言われる本ドラマが放送開始50周年を迎えるにあたり、初の映画版として製作され、カースケたち3人の物語が銀幕に登場した。主演の中村が、本作で初めてのメガホンを取った。

カースケ役の中村雅俊
カースケ役の中村雅俊

お馴染みの主題歌が流れるなか、熱い拍手に包まれてステージに上がったメンバー。あちこちから役名を呼ぶ声など大きな歓声が飛び交うなか、中村は「監督として、公開が始まるまで本当にお客さんが集まってくれるのかと心配しました。目の前にいっぱいのお客さんがいて、ホッとしています」と満席の会場を見渡して感無量の面持ち。「よかったですか?」と観客に問いかけると、映画の感動を伝えるように大きな拍手が沸き起こった。中村は「皆さんがどういう反応をしてくれるのか気になって、寝られなかった」そうで、「役者の時とはまた違って、監督ってこういうものなのかなと思った。目の前の皆さんを見て、やってよかったなという気持ちが込み上げてきました」と初監督の心境を明かすと共に、観客の反応に安堵の表情を見せていた。

オメダ役の田中健
オメダ役の田中健

公開初日となった昨日、本作を観るために劇場に足を運んだという田中は「朝一番に観に行きましたよ。新宿に行きました」とコメント。秋野が「しかも泣いたんだって」と暴露するなか、田中は「すごい感動するんですよ。映画が始まって、すぐですよ。すると隣からハンカチが出てきて。カミさんが『もう泣いているの?』という顔をしていた」と照れ笑いをのぞかせていた。

グズ六役の秋野太作
グズ六役の秋野太作

カースケ&グズ六&オメダのやり取りや、彼らの築く友情が支持を得た本シリーズ。田中は「僕もオメダにもう一回会うことができて、楽しい撮影でした。楽しかったね。50年経って、同じメンバーで、同じ脚本家で、50年後にまたやる。世界でもないことらしい」と再会の喜びをあらわにすると、中村も「楽しいのひと言に尽きますね」と同意。「50年経っても、3人がこうやって集まるのは奇跡」「3人がそろうと、役作りにはなんの演出もいらない。そのままスッと行ける」と証言する。50年前のことを「すっかり忘れていた」とお茶目に語り会場を笑わせた秋野は、「俺たちはとにかくラッキーだよ。役者としてラッキー。こうやってそろってさ、いまだにこんなところでおしゃべりできるんだぜ。奇跡だよ」と笑顔を浮かべた。

登壇者のやり取りに、何度も拍手が上がった
登壇者のやり取りに、何度も拍手が上がった

この日も、会場にはたくさんの熱いファンが駆けつけていた。本シリーズが長く愛され続ける秘密について、中村は「鎌田敏夫さんの脚本のよさと、斎藤光正監督の演出ですよね。そして、この3人のキャストの組み合わせ」と分析した。中村は「この3人でなければ、『俺たちの旅』はできなかった。それをつくづく感じながら撮影していた」、田中も「ほかのキャスティングでは考えられない」と3人の絶妙なバランスについて言及していたが、中村は「3人の組み合わせ、トライアングルにすごく説得力があった。現場の雰囲気や人となりが、画面からあふれ出てくる。3人のキャラクターが皆さんに好かれた」としみじみ。作品に友情や人生など普遍的なテーマが流れていることに触れつつ、「一番は、キャスティングのよさだったんじゃないか」と力を込めると、会場からも大きな拍手が上がった。

真弓役の岡田奈々
真弓役の岡田奈々

作品を彩ってきたマドンナでオメダの妹・真弓を演じている岡田は、「女性から見ても、憧れますよね。これから私も老後と言いますか、いまも老後ですけれど(笑)、真の友だちがいるということは必要なこと。老後も楽しいんじゃないかと思います」と目を細めていたが、田中は「あなた、全然老後じゃないですよ。全然若いですよ」と岡田の変わらぬ姿に驚いていた。

息ぴったりのトークに会場も大盛り上がり!
息ぴったりのトークに会場も大盛り上がり!

司会が「その後を見たいですよね。またさらに10年後とか」と観客の想いを代弁して、会場から続編を熱望するように拍手が上がる画面もあった。中村は「10年後も頑張って…」と最年長の秋野をチラリと見つつ、「10年後も頑張るそうです!今日の作品もまた観てくれたらうれしい」と笑顔で希望。最後には「連続ドラマをやっていた時は、青春ものと言われるジャンルのひとつの作品だった。50年経ったいま、青春ものの金字塔みたいな言い方をされています。それは皆さんに育ててもらったから。愛してくれたからこそ、金字塔になった」と改めてファンに感謝を述べ、「皆さんの目の前にいる、70過ぎのおっさん2人。80を過ぎたおじいちゃん1人。年齢不詳の女性が1人。見た目は歳を取っているように見えるかもしれませんが、ちゃんと映画を観てくださった人はわかると思いますが、いい青春ものになっていると思います。『俺たちの旅』のテーマであるせつなさも、ちゃんと表現されていると思う」と熱っぽく語っていた。

取材・文/成田おり枝

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