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志田未来「常に自分の中で意識しています」 自身が大切にする母からの言葉とは?

  • 2026.1.10
志田未来 クランクイン! 写真:高野広美 width=
志田未来 クランクイン! 写真:高野広美

志田未来が主演するドラマ『未来のムスコ』(TBS系/毎週火曜22時)が1月13日スタート。阿相クミコ・黒麦はぢめによる人気漫画が原作の本作は、恋も仕事も夢も崖っぷちのアラサー女性の汐川未来(志田)のもとに、突如“未来のムスコ”だと名乗る男の子・颯太(天野優)が現れたことから始まる時を超えたラブストーリー。『14才の母〜愛するために 生まれてきた〜』(2006年/日本テレビ)から約20年の時を経て、主演作で再び“母”を演じることとなった志田が、母親役への思い、そして撮影の様子、大事にしている言葉などを語ってくれた。

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『14歳の母』とは異なる母親役に「楽しみと少し不安も感じた」

――原作漫画をご覧になっていかがでしたか?

志田:原作を拝見した時は、登場人物みんなが温かくて優しさにあふれた作品だなと感じたので、その温かさはドラマにも反映できたらいいなと思いました。原作の中でも、未来のお母さんとのシーンがすごく好きだったので、それがドラマにもあったらいいなと思っています。

――ドラマ化にあたって意識されていることは?

志田:漫画原作の作品なので、漫画だと自然と受け入れられるところも、現実世界で演じると、違和感が出てきてしまうかもしれないので、ちゃんと現実感を持って演じたいなと思いました。

――本作のタイトルも、「未来」という役名で演じられることも、志田さんにピッタリですね。

志田:今回、役名が未来ということで、自分と同じ名前ですごく運命だなと感じました。役と同じ名前って今までなかったので、ちょっと不思議な感覚ではあるんですけど、この作品に出てくる未来を全力で愛してあげたいなと思いました。

――志田さんにとっては、『14才の母〜愛するために 生まれてきた〜』以来、約20年ぶりに主演作で母親役となりますが、演じるにあたってのお気持ちを聞かせてください。

志田:20年前の母親役は、まだお腹に赤ちゃんがいる状態のシーンがほとんどだったので、あまり子どもと一緒に撮影することがなかったんです。今回はいきなり5歳の息子が未来からやってきたところからスタートするので、以前演じた母親役とは全く違う感覚なんだろうなと思いました。それと(息子・汐川颯太役の)天野優くんは、実年齢が5歳なのですが、どうやって仲良くなろうかなとか、撮影がどうやって進んでいくんだろうとか、いろいろなことを考えました。今までのドラマの撮影とは雰囲気も違うんだろうなという楽しみもあり、自分が母親役としてしっかりやっていけるかなという不安も少し感じていました。


――未来を演じるにあたって意識していることは?

志田:今、ドラマの序盤を撮影していますが、息子がいきなりやってきた未来の戸惑いをしっかり表現できたらいいなと思って頑張っているところです。やっぱり最初から2人の関係性が良すぎても、あまり未来の成長が見せられないのかなと思ったので、段階を経てちゃんと未来が成長していく姿を意識して演じています。撮影を通して自然と優くんと仲良くなって、未来と颯太みたいな関係性になれたらいいなと思っています。

それと、台本を読んだ時に「未来ってずっと走ってるな」と思っていたんです。未来はいろいろなことが中途半端な崖っぷちな女性なので、視聴者の皆さんに、未来がまだ地に足ついてないところを見てもらえるように演じていけたらなと思っています。

――ご自身と俳優という夢を追い続ける未来の共通点はありますか?

志田:お芝居が好きというところは共通点かなと思っています。私、今回の役は、セリフも覚えやすくて、すごく演じやすいなと思っているんです。それってきっと「自分ならこういうこと言うよな」ということを未来が言っているんだと思うので、未来と似ている部分が多いのかなと思っています。似ていない部分は…未来よりは地に足をつけて頑張っている気がするので(笑)、そういった部分ではあまり似てないのかなと思っています。

息子役の天野優くんは「すごくかわいい」「私のデータフォルダが優くんの成長記録に(笑)」


――颯太役の天野優くんの印象について教えてください。

志田:颯太役のオーディションに少し参加させていただいたんですけど、優くんが入ってきた瞬間から笑顔がすごくかわいくて、ほわーっと場が明るくなる、そんな雰囲気を感じました。一緒にお芝居させていただいて、すごく目を見てしっかりセリフを言ってくれるので、颯太の気持ちがすごく伝わってくるのを感じました。

――志田さんも優くんと同じように子役時代からお仕事されてますが、優くんを見ていて自分の子役時代を思い出したりしましたか?

志田:私も子役を始めた最初の頃は母が現場についてきてくれて二人三脚で頑張っていたので、それはすごく思い出しました。一緒に現場に来て私の近くにいてくれて「ここはこうだ」「もっとこうした方がいい」ってアドバイスしてくれたり、逆にいいところは「ここ良かったよ」と褒めてくれたりしたことを思い出しましたね。

――撮影が始まって感じた優くんの魅力は?

志田:子どもらしさがしっかり映像に出ていて、芝居のように見えないところがすごいなと感じています。スタッフさんが「こうしてね」と言うと、「分かったー!」と言って本番で一発OKが出るように芝居をされているので、5歳にしてすごくプロだなと感じています。

――ちなみに息子役の優くんはご自身と似ていますか?

志田:いや、もう全く似てないです(苦笑)。

――そうなんですか?

志田:自分ではそうだと思っています(笑)。私は本当に人見知りで緊張しいなので、現場でも全然大人の方と話すことができなかったんですけど、優くんはおしゃべりが大好きでずっと話しかけてくれるので、そういった点も違うなって思います(笑)。もうとにかく元気なので、いつも引っ張ってもらっていますね。でも、ずっと一緒にいると似てくるって言うじゃないですか。だから、撮影が終わる頃にはそっくりになってるかもしれないです(笑)。


――そんな優くんとの撮影で印象に残っていることは?

志田:最近のエピソードでいうと「オムライス事件」です(笑)。オムライスにケチャップを好きなだけかけていいシーンの撮影で、リハーサルでは「あまりかけないようにね」と言われてたんです。でも優くん、多分かけたくて仕方がなかったんでしょうね。ケチャップのふたを必死に開けようとしてる姿がかわいかったです。撮影後は衣装にケチャップがいっぱい付いて、気づいたら鼻の頭にもケチャップが付いていて、「何をしたらそんなふうに付くんだろう」と思いました(笑)。

――優くんからは普段何と呼ばれていますか?

志田:最初は優くんも緊張していたのか、「ヤッホー」って呼ばれていたんです(笑)。遠くから「ヤッホー」って聞こえると、「あ、呼ばれてるな」と思っていたんですけど、最近は「みーちゃん」って呼んでくれるようになりました(笑)。

――母親役を演じていて母の気持ちを実感することはありますか?

志田:優くんが泣いていると、自分もウルっときてしまうこの感覚って何なんだろう、新しい感情だなという発見がありました。

――ドラマ撮影中のインスタグラムの更新も楽しみなのですが、これから出したい写真はありますか?

志田:優くんと2ショットを撮ったり、勝手に1人で優くんの写真を撮ったりしているので、私のデータフォルダが優くんの成長記録みたいになっています(笑)。皆さんも楽しみにしていていただきたいです。

父親は誰? “まーくん”候補の3人が魅力的 「推しが見つかると思います(笑)」


――颯太の父親となる“まーくん”が誰なのかも物語のポイントになると思いますが、候補の3人を演じる吉沢将生役の塩野瑛久さん、松岡優太役の小瀧望さん、矢野真役の兵頭功海さんの印象を教えてください。

志田:塩野さんは、私が優くんと遊んでいるとすぐに駆け付けて来てくれて、3人で仲良く遊んだりしています。現場でそういう環境を作ってくださっていて、優くんも3人で手をつないですっかり懐いていて。塩野さんは、子どもにも対しても現場の皆さんに対しても優しくて、気を遣ってくださる方だなって思っていて、感謝しています。

小瀧さんは関西出身の方なので、結構お話される方という印象がありましたが、実際にお会いしたら思っていたより静かな方で(笑)。兵頭さんは、監督といろいろとお芝居の話をされているので、「役と向き合っていらっしゃる方なんだな」と思って、私も影響を受けています。本当は皆さんもっといろいろな一面があるんだろうなと思っているので、これから探っていきたいなと思っています。

――志田さんが思う“まーくん”探しの見どころは?

志田:“まーくん”候補の3人は、台本を読んでいてもそれぞれステキなキャラクターなんです。お三方が演じられてるところを見ていても、より深く魅力的に演じていらっしゃるので、私自身、どのまーくんも「こういうところがいいよね」と魅力を感じます。きっと見てくださる方も、推しのまーくんが見つかるかなと思うので、いろいろなポイントでキュンとしてもらいたいです。


――また、未来は劇団員をしながら、学生時代からのアルバイトであるコールセンターの仕事をしていますが、バイト先で知り合い親友となった今井沙織役の西野七瀬さんの印象は?

志田:西野さんとのシーンは、本当に私の中で癒しなんです。やっぱり“まーくん候補”の3人の男性に囲まれていたり、優くんとの撮影を行ったりするなかで、西野さんが現れるといつも「女神が来た」と思っています(笑)。西野さん自身がおっとりされていて落ち着きがある方なので、その雰囲気に助けられてますし、未来と沙織の関係性もすごくステキなので、西野さんともっと仲良くなりたいなと思っています。

――撮影も進んでいますが、志田さんの撮影時のルーティーンはありますか?

志田:朝ごはんにちゃんとお米を食べるように意識しています。朝が早いと時間が空いてしまう時があるんですが、お腹空いちゃうと、それしか考えられなくなってしまうんです(笑)。集中力を切らさないようにということもありますし、体力が勝負かなと思っているので、しっかり朝からエネルギー補給して、「今日も1日頑張るぞ!」って気合を入れています。

主人公と同じ28歳の時は「悩んでいたことを突破できた時期でした」


――本作では未来の故郷・富山の方言で「だんない」(意味:大丈夫など)という言葉が未来にとって大切な言葉として登場しますが、志田さんを勇気づけてくれる言葉はありますか?

志田:「初心を忘れない」ということは、常に自分の中で意識しています。小さい頃から母に言われてきた言葉なんです。どの現場に行っても感謝の気持ちを忘れないように、また同じスタッフさんに声をかけてもらえるような俳優さんになりたいなと思っているので、それは自分の中ですごく大切にしています。

――未来はそろそろ自分の人生を真剣に考えないといけないという年代のキャラクターですが、アラサーの女性を演じていて感じることは?

志田:未来は母から「30歳までに役者として芽が出なかったら実家に戻ってきなさい」と言われているので、本当に崖っぷちなんです。そんなふうに、皆さんもそれぞれの年齢で自分の人生を考える時があると思いますが、ちょうどそれが未来は28歳の今なんだなと思っています。

私自身は20代前半に、子役としてずっとお仕事をしてきてこれからどうやって大人として切り替えていったらいいんだろうと悩んで、周囲に相談していたんです。子役の時はあまり自分から相談したり、提案したりすると、わがままだと思われたりしないかなと悩んでいました。それがしっかり切り替えられたのが、20代後半だったんです。私が28歳の時は、悩んでいたことを突破できた時期でした。

――そんな時期を経て、今、母親役を演じる本作は2026年の幕開けを飾る作品になりますが、多忙だった昨年を経て、今年はどんな1年にしていきたいですか?

志田:2025年は全シーズンで作品に出させていただいたので、あっという間に過ぎ去っていった年だったんです。いろいろな作品に参加させていただいて、すごく充実した1年だったと感じています。2026年はこのドラマが始まるので、まずは健康に気を付けて風邪ひかないようにして、ゴールまで突っ走っていきたいです。まだ、その先のことは全然考えられていないです(苦笑)。

――今は本作に全力投球なんですね。そんな本作の放送がいよいよスタートしますが、第1話の見どころを教えてください。

志田:未来が颯太と出会うことによって、未来の中途半端な人生が変わって成長していく物語なので、2人の関係性に注目してもらいたいです。そして、「明日から頑張ろう」と誰かに思ってもらえるような温かい作品になっていると思うので、ぜひ1話を楽しみにしていてください。

(取材・文:齊藤恵 写真:高野広美)

火曜ドラマ『未来のムスコ』は、TBS系にて1月13日より毎週火曜22時放送。

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