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『勝手にしやがれ』の製作過程を描くリチャード・リンクレイター監督最新作『ヌーヴェルヴァーグ』7月公開決定

  • 2026.1.9
映画『ヌーヴェルヴァーグ』メイン写真 (C) 2025 ARP - Detour Development LLC (C)JeanLouisFernandez width=
映画『ヌーヴェルヴァーグ』メイン写真 (C) 2025 ARP - Detour Development LLC (C)JeanLouisFernandez

映画『6才のボクが、大人になるまで。』や「ビフォア」シリーズのリチャード・リンクレイター監督最新作『Nouvelle Vague(原題)』が、邦題を『ヌーヴェルヴァーグ』として7月に公開されることが決定。メイキング写真、場面写真、海外版予告が解禁された。

【動画】タランティーノも大絶賛! 映画『ヌーヴェルヴァーグ』海外版予告編

『スクール・オブ・ロック』、『6歳のボクが、大人になるまで。』、『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』から続く「ビフォア」シリーズで知られるリチャード・リンクレイター監督。

そんな名匠による待望の最新作『ヌーヴェルヴァーグ』は、1959年、ジャン=リュック・ゴダールの長編デビュー作にして、ヌーヴェルヴァーグ=“新しい波”と呼ばれる当時の革新的な映画運動の記念碑的作品となった『勝手にしやがれ』の製作過程を、ゴダールと仏映画界を代表する映画作家たちとの活気ある交流とともに描いた物語。

学生の頃ヌーヴェルヴァーグに夢中になり、その自由な撮り方と姿勢に大きな影響を受け、この企画を10年以上前から温めてきたと語るリンクレイター監督は、本作を『勝手にしやがれ』のスタイルに倣ったアカデミー比率(1:1.37)の白黒、初挑戦となる全編ほぼフランス語で製作。配役も監督作『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』(16)に出演したゾーイ・ドゥイッチ以外、ほぼ無名のキャスティングで作り上げた。

リンクレイター監督は「観客に‟1959年の若者たちと一緒に映画を作っている感覚”を味わわせるためには既視感のないキャスティングが不可欠だった」と語り、本作の主人公となる当時29歳のジャン=リュック・ゴダール役には写真家やモデルとして活動していたギヨーム・マルベックを迎えた。

さらに、フランス映画界を代表する俳優ジャン=ポール・ベルモンドにオーブリー・デュラン、ヌーヴェルヴァーグを支えた撮影監督ラウル・クタールにマチュー・パンシナを抜てきしたほか、フランソワ・トリュフォー、クロード・シャブロル、シュザンヌ・シフマン、ジャック・リヴェット、エリック・ロメールなど劇中に数多く登場する著名映画人たちもほぼ無名の俳優陣が務めた。

本作でゾーイ・ドゥイッチは、『悲しみよこんにちは』で脚光を浴び、『勝手にしやがれ』で世界的な女優となったジーン・セバーグを演じている。製作には、記者、プロデューサーとしてゴダールと親交があり、『ゴダールのリア王』にも出演した経歴をもつミシェル・アルベルシュタット(ミシェル・ペタン)が参加。プリプロダクションから撮影、編集に至るまでフランス語ができないリンクレイターを全面的にサポートした。

作品は、2025年カンヌ国際映画祭に正式出品され大きな注目を浴び、待ち構えていた批評家も多くいる中、熱狂的な歓迎を受けることに。「“これぞリンクレイター”な映画の新しい形」(CinemaTeaser)、「映画へのピュアな愛の証」(Libération)、「映画を革命した若者たちを描く、まばゆいほどの青春のポートレート」(L’Humanité)などと称えられた。

そんな中、ヌーヴェルヴァーグに大きな影響を受けた巨匠のひとり、クエンティン・タランティーノもカンヌの公式上映で本作を2度連続で鑑賞し、大絶賛。友人でもあるリンクレイターを現地で称えた。また、ゴダールが当時在籍していた歴史的な映画雑誌カイエ・デュ・シネマも作品に絶賛をよせ、2025年のベスト映画TOP10にも選出(第8位)。25年の映画賞にも数多くノミネートされ、アカデミー賞最大の前哨戦、2026年第83回ゴールデン・グローブ賞では見事作品賞<ミュージカル・コメディ>にノミネートされ、受賞が期待されている。

この度、メイキング写真と場面写真が解禁。メイキング写真は、テラス席でリンクレイター監督とゴダール役のギヨーム・マルベックが肩を並べて頬杖をつく姿を捉えている。二人の背に写る文字は「A bout de souffle」。『勝手にしやがれ』の原題の名前がついたレストランだ。場面写真は、『勝手にしやがれ』撮影中のジャン=ポール・ベルモンドとジーン・セバーグのワンカット。その後、映画史に名を刻む傑作の名場面を捉えている。

あわせて海外版予告も解禁。トリュフォー、シャブロルに続き、たばこをくゆらせるゴダールが登場するところから始まる。どこか不敵さを漂わせるゴダールは「映画に必要なのは、女と銃のみ」「“新しい波”が望みなら、荒波をくれてやる」などと語り、ジーン・セバーグと丁々発止のやりとりを繰り広げ、撮影現場で熱く指示をとばす。今でこそ偉大な映画人たちが、まだ何者でもなかった頃、映画の世界に夢を抱き、ヌーヴェルヴァーグを駆け抜けた…若者たちによる新たなる時代の幕開けを鮮烈に映し出している。

リンクレイター監督は、本作について「これは『勝手にしやがれ』のリメイクではない。1959年にカメラを持って飛び込み、時代、人々、空気を再現したい。ヌーヴェルヴァーグの連中と一緒に過ごしたい。映画が作れると信じさせてくれた人々、『映画を作るべきだ』と確信させてくれた人々へのラブレターだ」と言葉を寄せている。

映画『ヌーヴェルヴァーグ』は7月全国公開。

映画『ヌーヴェルヴァーグ』海外版予告編

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