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半年で10回退職、すべて“代行”任せ!「自分で辞めると言えない」女の驚きの転職術【作者に聞く】

  • 2026.1.7

「自分で辞めると伝えたことがない」――。半年間で10回もの離職を繰り返し、そのすべてを退職代行サービスで済ませてきた女性・ゆかり。休職中の給与請求や面接の無断欠席など、気まずいことも代行任せで済ませてきた彼女が、あろうことかその「退職代行業者」からスカウトを受ける。かろてんさん(@carotene4035)が描く『退職代行ヘビーユーザーゆかり』は、現代の労働観をシュールかつエネルギッシュに斬る快作だ。

「辞めたい理由」の千本ノック。最強の無気力が武器になる

【漫画】「退職代行ヘビーユーザーゆかり」 画像提供:かろてん(@carotene4035)
【漫画】「退職代行ヘビーユーザーゆかり」 画像提供:かろてん(@carotene4035)
「退職代行ヘビーユーザーゆかり」(2) 画像提供:かろてん(@carotene4035)
「退職代行ヘビーユーザーゆかり」(2) 画像提供:かろてん(@carotene4035)
「退職代行ヘビーユーザーゆかり」(3) 画像提供:かろてん(@carotene4035)
「退職代行ヘビーユーザーゆかり」(3) 画像提供:かろてん(@carotene4035)

ゆかりにとって、仕事を辞める理由は無限に湧き出てくる。「朝起きるのが嫌」「夜更かししたい」「週5勤務がつらい」。そんな彼女に課せられた任務は、妻子や住宅ローンを抱え、どれほど過酷でも「辞められない」という鉄の忍耐力を持つサラリーマンを退職させることだった。

「働きたくない」という純粋な欲望を全開にするゆかりと、「何があっても耐え抜く」ことを美徳とするサラリーマン。正反対の価値観が衝突するバトルシーンは、読者に「働くことの不条理」を強烈に突きつける。

「全員辞めたらおもしろそう」から始まった、漫画歴1カ月の衝撃作

本作は、作者のかろてんさんが漫画を描き始めてわずか1カ月で作り上げた作品だ。執筆のきっかけは、職場の同僚が辞めた際に感じた「このまま全員辞めたらパニックになっておもしろそう」という破天荒な発想。当初は「退職ウイルス(T-ウイルス)」が蔓延する世界を描こうとしたが挫折し、そのエネルギーが主人公・ゆかりへと注入された。

「本当は辞めたいのに辞められない人を強制的に解放する、天使のような悪魔のような存在を描きたかった」とかろてんさんは語る。荒削りながらも圧倒的なスピード感で展開するストーリーには、誰もが一度は抱く「すべてを放り出して辞めたい」という本音が凝縮されている。

「読んだ人全員を退職させたい」作者の切実(?)な願い

作中でゆかりが叫ぶ「働きたくない理由」の数々は、多くの労働者の心を揺さぶる。かろてんさんは今後の展望として、「読んだ人全員が退職してしまうような漫画を描きたい。その流れで僕も退職したい」とユーモアたっぷりに明かす。

「辞めること」を肯定し、さらにはそれを「バトル」にまで昇華させた本作。ゆかりの言葉が、あなたの心の奥底にある「忍耐という名の呪縛」を解き放つかもしれない。

取材協力:かろてん(@carotene4035)

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