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「なんで右に立つの?」東京のエスカレーターで大阪人が孤立…地方の意地とプライドが激突する“県民性あるある”の決定版【作者に聞く】

  • 2026.1.7

都内のエスカレーター、左側に立つ東京人と、習慣で右側に立ってしまう大阪人。そんな日常の些細な「違い」から、壮大なストーリーが動き出す。一二三さん(@47_taisen)が描く『四十七大戦+(プラス)』は、47都道府県を擬人化した個性豊かなキャラクターたちが織りなす、地域色豊かなエンターテインメント作品だ。

琵琶湖まで擬人化!?地域にちなんだ愛すべきキャラクターたち

「四十七大戦+(プラス)」01 画像提供:一二三さん
「四十七大戦+(プラス)」01 画像提供:一二三さん
02 画像提供:一二三さん
02 画像提供:一二三さん
03 画像提供:一二三さん
03 画像提供:一二三さん

本作の魅力は、単なる擬人化に留まらない徹底した地域リサーチに基づいたキャラクター造形だ。一二三さんのお気に入りは、滋賀県のシンボルをキャラクター化した「びわこ」。琵琶湖の伝承に登場するビワコオオナマズをモチーフにしており、他にも秋田犬や長崎の尾曲猫など、各地にちなんだ動物たちも登場し、画面に彩りを添えている。方言やセリフの端々から漂う地域の空気感に、読者は自分の出身地や馴染みのある土地の面影を見出し、どこか懐かしく癒やされるのだ。

「ただそこに存在する不気味さ」作画で最も苦戦した1話のラスト

コミカルな地域ネタが展開される一方で、第1話のラストシーンは観る者をハッとさせる不穏な空気を纏っている。このシーンの作画には最も時間をかけたといい、一二三さんは「特に襲ってくるわけではないが、存在しているだけで気持ち悪い、他者の怖さ」を表現することにこだわった。アシスタントと試行錯誤を繰り返し完成させたその1ページは、単なるご当地漫画ではない、本作の奥深い物語性を予感させる重要な転換点となっている。

イベントで見えた「県民性」:東京は作品愛、九州は地元愛

一二三さんは独立後、全国各地の同人誌イベントに足を運び、ファンと直接交流している。そこで感じたのが、地域によってグッズの売れ方に顕著な「カラー」が出ることだという。

「東京は作品全体を支持する方が多い一方で、九州は地元など特定地域への愛が非常に強い」と、リアルな場での発見を楽しんでいる様子だ。クラウドファンディングで多くの支援を受け、現在も全国を回る一二三さん。「今後も皆さんの熱量に応えていける作品を描いていきたい」と、さらなる飛躍を誓う。

取材協力:一二三(@47_taisen)

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