1. トップ
  2. 発売を何度も延期!?妥協ないものづくりで実現するTENTIALの「リカバリーサンダル」開発秘話

発売を何度も延期!?妥協ないものづくりで実現するTENTIALの「リカバリーサンダル」開発秘話

  • 2026.1.6

2025年の流行語大賞にもノミネートされた「リカバリーウェア」。その代表格とも言えるのが、株式会社TENTIAL(以下、TENTIAL)が販売する「BAKUNE」だ。

TENTIALは2018年の創業以来、コンディショニングブランドとして事業を展開。看板製品である一般医療機器の疲労回復パジャマ「BAKUNE」は累計販売数150万セットを突破している。

実は、TENTIALはパジャマではなく“インソール”から始まった会社であることをご存知だろうか?だからこそ、足元のコンディショニングにも一切妥協しないのが製品の特徴だ。今回は、そんなTENTIALの「リカバリーサンダル」の開発の裏側に迫る。

「TENTIAL」の「リカバリーサンダル」誕生までの道のりとは?
「TENTIAL」の「リカバリーサンダル」誕生までの道のりとは?

海外ブランドが主流のなか、日本発のブランドとして見つけた勝ち筋

2017年にリカバリーシューズブランド「OOFOS」(ウーフォス)が日本に上陸して以来、「HOKA」や「TELIC」など、リカバリーサンダル市場は海外発のブランドが主流となっていた。

そんななか、「形状を工夫したり、磁気を使った管理医療機器として開発を進めてみたりと試行錯誤したものの、なかなか納得いくものができなかった」と語るのは、TENTIAL 商品部 企画開発グループの守屋俊治さん。

難航していたリカバリーサンダルの開発のターニングポイントとなったのが、2024年に実施した社内での履き比べ会。守屋さんは「当時、いろいろと模索するなかで、海外ブランドも含めてリカバリーサンダルの履き比べ会を開催したんです。そこで浮き彫りになったのが、『足幅が狭い』『甲が低い』『フィットしないからかかとがパカパカする』といった声でした」と振り返る。

「市場で流通しているリカバリーサンダルのほとんどがアメリカのブランドのもので、欧米人の足型を基準に設計されているため、日本人の足型には必ずしも合っていないことがわかったんです。『日本人の足に合うリカバリーサンダルが市場にない』という気づきが、“日本発のブランドとして、日本人のために最適化されたサンダルを開発する”という明確な方向性を定めるきっかけになりました」

株式会社TENTIAL 商品部 企画開発グループの守屋俊治さん
株式会社TENTIAL 商品部 企画開発グループの守屋俊治さん

方向性を切り替え、“40万人の日本人の足型データ”を活用したリカバリーサンダルの開発をスタートしたTENTIAL。サンプルを何度も作り直し、検証を重ねながら進めたという。

“日本人に合う理想の一足”のために、リニューアル発売を複数回延期

ここで気になるのが、“40万人の足型データ”の集め方。守屋さんは「100万人の足型データを持っている、足型測定器を販売する企業にご協力いただき、『TENTIALのメインターゲット層である30~50代の日本人で、実寸255ミリ、誤差3ミリまで』という細かい条件のもと、40万人分の足型データをご提供いただきました」と教えてくれた。

「そうして集めた40万人のデータから、一般的な日本人の足型に近いものを5、6足まで厳選しました。さらに、アーチの高さ、アーチの位置、かかとの深さといった6つの項目を一つひとつ検証し、最終的に1足を選定。甲の高さに関してはデータだけでは十分に把握できなかったので、製品化までにサンプルを何パターンも作成し、履き比べ試験を繰り返しました。データの分析からこの工程まで、約1年。2024年春にようやく、『これは絶対にいいものができた』と確信しました」

しかし、その後は「リカバリーサンダル」のリニューアル発売を複数回延期。一体何があったのだろうか?

「『もう少しで発売できる!』というところまでいったサンプルも、チームの中で『まだ改良の余地がある』と気づいたため、発売を延期したんです。簡単な決断ではなかったですが、『本当に納得のいくものを世に出したい』という強い想いがあったので、妥協はしませんでした。『BAKUNE』という確固たる看板製品があるからこそ、同じブランドから出すサンダルで中途半端なものは出せないという共通認識がチーム内にありましたね」

「確かなエビデンスや機能性を考えられて作られたものでなければ、世に出すべきではない」と、言葉にしていなくてもチーム内で共通の認識として持っていたという
「確かなエビデンスや機能性を考えられて作られたものでなければ、世に出すべきではない」と、言葉にしていなくてもチーム内で共通の認識として持っていたという

妥協のないものづくりの先に目指す“足元から整える社会”

最後に守屋さんは、今後のTENTIALのフット事業の展望を話してくれた。

「私たちが描いているのは、『足元から始まるコンディショニングが当たり前になる社会』です。日中はサンダルやインソールで足元から整え、夜は『BAKUNE』で回復する。この24時間のサイクルをトータルサポートしていきたいですね。ブランドとしては、“コンディショニングのTENTIAL”という認知をさらに高めていくと同時に、“日本人のために、日本人が作る”という姿勢を貫き、世界的なブランドに並ぶ品質のプロダクトを作り、届け続けることが目標です。そして何より、TENTIALの製品を使うことで、より多くの人が自分のコンディションに向き合い、健康に前向きになっていただける。そんなブランドであり続けたいと思っています」

【写真】2025年の秋から販売中の「リカバリーサンダル ウォーム」(各1万890円)
【写真】2025年の秋から販売中の「リカバリーサンダル ウォーム」(各1万890円)

私たちの健康を足元から支えてくれる、TENTIALのリカバリーサンダル。妥協なしのものづくりのすごさを、足元で感じてみてはいかがだろうか。

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

元記事で読む
の記事をもっとみる