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「子供に戻っていかがでしたか?」"僕だけが若い世界"はマインドコントロールだった!?女子高生が仕組んだ愛のプレゼント【作者に聞く】

  • 2026.1.6
青春サジェスチョン 乃(@no_2n2ru10)
青春サジェスチョン 乃(@no_2n2ru10)

この漫画はタイムスリップもののようで、単なるタイムスリップ漫画ではない。タイムスリップをしたように見せかけて、実は主人公だけが高校生に戻ってしまっている(若返ってしまっている)という設定の漫画なのである。中身は大人なのに、高校の授業を受け、試験勉強に苦戦し、きつい部活に参加して、「学生、しんどい…」ということを思い知らされる。タイムスリップだったら、宝くじか競馬で大儲けするという魅惑的なこともできただろうに…。主人公はもとの自分に戻れるのだろうか?

本作を描いたのは、乃(@no_2n2ru10)さん。2022年4月期「新世代サンデー賞(小学館)」で奨励賞を受賞し、2024年4月期「モーニング月例賞(講談社)」で奨励賞を受賞した新進気鋭の漫画家兼イラストレーターである。今回は本作について作者である乃さんに詳しく話を聞いてみた。

「大人はずるい」子供のころに抱いた思いを込めて描いた作品

青春サジェスチョン_P001 乃(@no_2n2ru10)
青春サジェスチョン_P001 乃(@no_2n2ru10)
青春サジェスチョン_P002 乃(@no_2n2ru10)
青春サジェスチョン_P002 乃(@no_2n2ru10)
青春サジェスチョン_P003 乃(@no_2n2ru10)
青春サジェスチョン_P003 乃(@no_2n2ru10)

「タイムスリップしてるようでしてないってどうかな?」という、家族との他愛のない会話の中で生まれた構想をもとに描かれた本作「青春サジェスチョン」。作者・乃さんにとっては処女作だったこともあり、制作にはとても苦労したそうで、「いざ描いてみたらまぁとんでもなく難しくて。自分の好きなタイムスリップを取り入れたことでなんとかモチベーションを保てました。世の中のタイムスリップ作品すべてに尊敬&感謝です」と当時を振り返る。

ギャグ要素を盛り込んだテンポの良いストーリー展開の中、随所に見られる深いセリフが魅力を引き立てている本作だが、そのうちの1つ「大人はずるくて、夢をおしつけてきて、話聞いてくれなくて、頑固でプライドが高い」というセリフには、乃さんが子供のころに抱いていた大人への印象がそのままに込められているのだという。「自分が大人と呼ばれるようになった今、自分が子供たちからそう思われないためにどうしたらいいのかを考えた結果が、『誰かに選ばれる大人になろう!』というセリフでした。描き終えてから数年経って、それがいかに曖昧で難しいかを痛感しています」と語る乃さん。

「ポジティブなご感想いただけたら泣きながら腹太鼓して喜びます。今後、どんな形であろうと漫画を描くことはやめないつもりなので、もしどこかで見かけたら、やさしく見守っていただけますと幸いです」と、最後に読者へ向けてユニークなコメントを残してくれた。

乃さんの柔らかな作画で描かれた不思議なストーリー、気になる人はぜひ一度読んでみてほしい。

取材協力:乃(@no_2n2ru10)

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