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1円単位のワリカンは衝撃?マッチングアプリで出会った「絶対におごらない男」の真意【作者に聞く】

  • 2026.1.6
初デートで1円までワリカン!?「何この男!!」印象最悪だったのに惹かれるのはなぜ!? (C)Natsuko Konishi 2024
初デートで1円までワリカン!?「何この男!!」印象最悪だったのに惹かれるのはなぜ!? (C)Natsuko Konishi 2024

婚活中にマッチングアプリで年下男子・こうきと出会ったアイコ。大手IT企業に勤め、見た目も悪くない彼に好印象を抱いたのも束の間、食事の会計で衝撃の事態に直面する。なんと彼は1円単位のワリカンを要求してきたのだ。

「女はおごられて当然」という古い価値観をひきずっているアイコと、超合理主義な理系男子のこうき。一見分かり合えないはずの二人が、衝突を繰り返しながらも互いを理解し、惹かれ合っていく。そんな価値観のアップデートを描いたラブコメ漫画『「女はおごられて当然」と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話』の第1巻が発売された。作者のコニシ ナツコさんに、制作の舞台裏を聞いた。

30代半ばで未経験から漫画家の道へ

男性がおごるのが当然だと思って生きてきたアイコ (C)Natsuko Konishi 2024
男性がおごるのが当然だと思って生きてきたアイコ (C)Natsuko Konishi 2024
せめて「2000円でいいですよ」などと言うのだと教えてあげようと思ったら… (C)Natsuko Konishi 2024
せめて「2000円でいいですよ」などと言うのだと教えてあげようと思ったら… (C)Natsuko Konishi 2024
「アイコさんが多く払うべきところを半分に割った」と逆に気を遣ったと言い張るこうき (C)Natsuko Konishi 2024
「アイコさんが多く払うべきところを半分に割った」と逆に気を遣ったと言い張るこうき (C)Natsuko Konishi 2024

コニシさんが再び筆を執ったのは、意外なきっかけだったという。

「小学生のころ、少女漫画を読むのが好きで少しだけ真似ごとで描いていたこともあったのですが、数年でほかの夢もでき、それから大人になるまですっかり絵を描くこと自体やめてしまっていました。それが30代半ばになってから、偶然インターネットを通して大学時代の先輩が漫画家になっていることを知りました。漫画とは関係のない大学の先輩だったので驚きましたが、作品を読んでみたところとてもすてきで『未経験からでも描けるものなのかな?私もこんなのが描けたらいいなあ』と、思い切ってiPadを購入し、イラストから少しずつ描き始めたのがきっかけです」

大人になってから漫画を描くとは1ミリも思っていなかったというコニシさん。もともとSNSでの発信をしていたこともあり、作品を公開することに抵抗はなかった。「これまでの発信よりも漫画のほうが断然ウケがよくて、『こっちの方が求められてる…?』と思いながら続けてきて今にいたっています」と振り返る。

モデルは作者自身と「絶対におごらない」元カレ

本作の対照的なキャラクター設定には、実はリアルなモデルが存在する。

「どちらのキャラクターにもモデルがいて、それがこの作品の発端になっています。モデルとは私自身と昔お付き合いしていた男性ですが…(笑)。当時、男性はおごってくれるものと思っていた私と、絶対におごらないタイプの彼の価値観の違いに悩んでいましたが、この漫画を描くことで彼の価値観を理解していけるのではないかという下心もあって…この漫画の前身となる作品を描き始めました」

自身の経験に、かねてより関心のあった「男性性と女性性の違い」や「女性の成長」というテーマを加え、独自のキャラクターとして昇華させている。

読者からの反響については、「自分と同世代の女性に向けて描いたつもりでしたが、男性の友人からも『おもしろい』と言ってもらえたりしてとてもうれしく思っています。主人公のアイコは誰からも好かれるというタイプではないので、ネガティブな反応もあるかもしれないという緊張もありますが、読者の感想はその方の価値観のフィルターを通して出てくるものだと思うので、さまざまな感想を楽しみにしています」と語った。

取材協力:コニシ ナツコ(@natsukoni81)

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