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【実話】スーパーで絶叫して寝転がる息子。自閉症育児の「買い物」がハードモードすぎる【作者に聞く】

  • 2026.1.5
スーパーで逃げ回るリュウくん まるさん(@shishishishimr)
スーパーで逃げ回るリュウくん まるさん(@shishishishimr)

コミックエッセイ「自閉症育児奮闘記~今できること」は、シングルマザーのまるさん(@shishishishimr)と、自閉症と診断された息子・リュウくんの日常を描いた作品だ。初めての育児に加えた、成長への不安や戸惑い。そんな親の苦しみをよそに、ゆっくりと成長していく息子の姿が共感を呼んでいる。今回は、スーパーでの買い物中に起きた壮絶なエピソードを紹介する。

「思い通りに動けない」絶望とイライラ

「息子との買い物」1/15 まるさん(@shishishishimr)
「息子との買い物」1/15 まるさん(@shishishishimr)
「息子との買い物」2/15 まるさん(@shishishishimr)
「息子との買い物」2/15 まるさん(@shishishishimr)
「息子との買い物」3/15 まるさん(@shishishishimr)
「息子との買い物」3/15 まるさん(@shishishishimr)

外出先ではじっとしていられないリュウくん。体が大きく買い物カートに乗せられないため、連れて歩くしかないのだが、彼はまるさんに構わず店内を走り回る。やっと捕まえたと思えば床に寝転がって泣き叫び、レジでは順番を無視して突き進む。まるさんは対応だけでヘトヘトになり、家路へ向かう毎日だった。

まるさんは当時をこう振り返る。「自分の思い通りに動けないことがこんなにストレスになるんだなと、とてもイライラして疲れていました。今も場所や日によってはいなくなることも多いです。今日も切符を買っている隙にどこかへ行ってしまい、慌てて探したら、すごく遠くの方を一人で楽しく徘徊しているのを見つけて、走って追いかけました……」。初めての育児、そして特性を持つ子供との生活は、想像を超える疲労の連続だった。

手をつなぐ手に感じる確かな成長

そんな日々から1年。リュウくんは少しずつ「人についていく」ことを覚え始めた。きっかけは友人の一言だったが、今ではまるさんと手をつなぎたがるようにもなった。かつてスーパーで逃げ回っていたころを思うと、驚くべき変化だ。

「最近またフラフラすることが復活していますが(笑)、いつも行くスーパーなら『お菓子コーナーはここ!』とわかるようで、見失ってもだいたいそこにいてくれます。前ほど焦ることがなくなったおかげで、落ち着いたと感じているのかも」。そう語るまるさんにとって、最も大きな喜びは「歩くときに手をつないでくれること」だという。「車道への飛び出しや迷子になるといった心配が減ったのが、素直にうれしいです!」。

興味があるものを見つけると走ってしまう危うさは、まだある。しかし、小さな手から伝わる温もりは、まるさんがこれまで重ねてきた奮闘の証だ。一歩進んで二歩下がるような毎日でも、そこには確かに、おもしろいほど愛おしい成長の瞬間が刻まれている。

取材協力:まるさん(@shishishishimr)

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