1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. お正月明け、親の介護を意識するようになったら。事前に知っておきたい公的サービス

お正月明け、親の介護を意識するようになったら。事前に知っておきたい公的サービス

  • 2026.1.5

年末年始に久しぶりに実家に帰省して、親の衰えに気づく人も多いそう。そこで、いつか必要になる介護に備えて、押さえておきたいのが公的な介護サービス。どんなサービスがあって、どう使えるかを知っておくだけで、いざというとき頼りになります。

「となりのかいご」代表理事・川内潤さんに、くわしく教えていただきました。

オレンジページnet

高齢者が住み慣れた地域や家庭で自分らしく生活するため、また、介護を行う家族の負担を軽減できるようにするための公的制度が、市区町村が運営する「介護保険」。これを利用し、要介護(要支援)認定を受けた人が受けられるサービスが「介護サービス」です。

「どのようなサービスがあるか事前に把握すれば、親の性格や希望に合わせることもできます。家事代行など、個人的な用事は頼めないことも知っておきましょう」(川内さん)。

介護サービスの受け方

① 要介護(要支援)の申請をし、認定を受ける

② ケアマネに依頼し、介護(介護予防)サービス・支援計画書(ケアプラン)を作成してもらう

③ 介護サービスの利用を開始

こんなサービスが受けられます!

オレンジページnet

自宅ではなく専用の施設に通い、入浴、排せつ、食事等の介護を受け、リハビリなど機能訓練を行います。スタッフや同世代の人と交流が持てることが、大きなメリットです。

訪問入浴介護

介護職員を含めた3名程度のスタッフが自宅を訪問し、専門の浴槽を使用して入浴を介助。入浴前後に、看護職員による健康チェックが行われることもあります。

オレンジページnet

介護福祉士や訪問介護員(ホームヘルパー)が、要介護(要支援)者の家で入浴、排せつ、食事等の介護、掃除や洗濯の援助を行います。買い物の付き添いを行ってくれることも。

短期入所生活介護(ショートステイ)

要介護(要支援)者の孤立感の解消や心身機能の維持回復、家族の介護の負担軽減を目的に、短期入所できるサービスです。最大30日まで連続利用できます。

オレンジページnet

車いすや介護用ベッド、手すり、床ずれ防止用具、歩行補助づえといった福祉用具の貸し出しも。徘徊感知機器など、介護する家族の手間を軽減してくれる用具も用意されています。

定期巡回サービス

訪問介護員などが定期的に要介護者のもとを訪問し、介護や看護を提供する24時間対応の介護サービス。食事介助や身体介護など、15分程度の短時間の介助が受けられます。

※要介護(要支援)の認定区分により、受けられるサービスは変わります。

小さな準備が、これからの安心につながります。ちょっと立ち止まって、将来のことを考えてみませんか?

教えてくれたのは……川内 潤さん

川内 潤さんNPO法人となりのかいご代表理事。上智大学文学部社会福祉学科卒業。老人ホーム紹介事業や在宅・施設介護職員を経て、2008年に市民団体「となりのかいご」を設立。親の介護をわかりやすく記した共著『親不孝介護 距離を取るからうまくいく』(日経BP社)は、介護に悩む多くの読者から共感を得ている。

(『オレンジページ』2025年12月2日号より)

元記事で読む
の記事をもっとみる