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【2026春夏メイクトレンド】ランウェイ発、リアルに使えるビューティルック8選

  • 2026.1.1
Filippo Fortis / Getty Images

毎シーズン、私たちは4大ファッションウィークの動向を追い、次なる一年のインスピレーションとなる美の瞬間を求めてランウェイに目を凝らす。
パリ・ファッションウィークはそのフィナーレを飾る存在であり、「シャネル」、「ディオール」、「トム フォード」、「クロエ」、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」といったメゾンが、いずれも鮮烈な存在感をもってカムバックを果たした。
各ブランドはそれぞれのシグネチャービューティを再解釈し、クールガール的な洗練を放つグラマラスなヘアスタイルを貫くブランドもあれば、グラフィックなリップやきらめくアイメイクといったアヴァンギャルドなアプローチに挑むブランドも見られた。
モデルだけが完璧に着こなせるような奇抜で魅惑的なルックに心を奪われつつも、私たちが常に探し求めているのは、日常にも取り入れられる“リアルに再現可能な美”である。

ここでは、SS26シーズンのランウェイから、再現性が高く、それでいて洗練されたビューティルックの数々を厳選し、舞台裏でそれを生み出したアーティストたちのインサイトと、仕上げに欠かせないプロダクトとともに紹介する。
フレンチボブ風の前髪から、プレイフルなモダンラッシュまで——2025年以降のビューティシーンを彩る象徴的なルックが、ここに揃った。

Matteo Scarpellini / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

クラウドカール&フレッシュ肌/ディオール

自分のナチュラルな質感をアップデートしたいなら、軽やかでボリューム感のあるカールほどロマンチックな選択はない。
ポイントは、エアドライクリームで髪本来のウェーブを引き立てること。その前にボリュームムースを髪全体に仕込めば、自然な立体感が生まれる。スタイルの鍵を握るのは、クリーンで明確なセンターパート。ラットテールコームを使い、グラフィックな精密ラインを描くのがコツである。

メイクアップは、あくまでフレッシュさが命だ。
「意図したのは、ひとりひとりの顔に宿る自然な美を際立たせ、高めること」と語るのは、「ディオール」 ビューティのクリエイティブ&イメージディレクター、ピーター・フィリップス。

「メイクは光と戯れるように、透きとおるようなフレッシュな肌を反射させる。ヌードトーンを巧みに溶け込ませ、現代的なスピリットで輝きをもたらす仕上がりにしています」

Matteo Scarpellini / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

クラウドカール&フレッシュ肌/ディオール

Matteo Scarpellini / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

クラウドカール&フレッシュ肌/ディオール

Matteo Valle / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

紅潮チーク/アン ドゥムルメステール

今シーズンのランウェイではチークが影を潜めた印象だが、その代わりに注目を集めたのが、まるで素肌そのものが色づいたようなナチュラルな高揚感だ。

「アン・ドゥムルメステール」が披露したのは、ジェーン・オースティン作品のヒロイン、エリザベス・ベネットを彷彿とさせる、ロマンティックかつ無骨なビューティアンサンブル。モデルたちの頬に宿る、冬の寒さに染まったような真実味のある赤みがそれを象徴している。

ヘアスタイルにおいても、同様のストーリーテリングが重要な役割を果たした。「物語は、恋に落ちた二人のジェーン・オースティンのキャラクターから始まり、バスケットボールの試合会場へ、そしてライブ会場へと移り変わっていく」と、キー・ヘアスタイリストのアンソニー・ターナーは解説する。「最初は極めてロマンティックに。そこから、バスケの試合で汗ばんだようなセクシーさが加わり、最後にはライブのモッシュピットでびしょ濡れになったような質感へと変化する。実にロックンロールなプロセスなんです」

Matteo Valle

紅潮チーク/アン ドゥムルメステール

Matteo Valle

紅潮チーク/アン ドゥムルメステール

Matteo Valle / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

フレンチバング/ジマーマン

次なる“ガール・ネクスト・ドアヘアを探しているなら、このロウメンテナンスなスタイリングこそが理想である。パリジェンヌらしい抜け感を漂わせるこのヘアは、「ジマーマン」、「イザベル マラン」、そして「クロエ」のランウェイでも披露された。ヴィンテージなジェーン・バーキン風のレターボックス・バングは、どんな顔立ちにもなじみやすく、それでいてスタイリングの手間も最小限という万能ヘアだ。

「フレンチバングは、頬骨のラインに合わせてカットするため、どんな顔型にも似合う万能スタイルです」と語るのは、ヘアドレッサーのメリッサ・ティンプレリー。「例えば額が短めの人なら中央部分を短くカットし、額が長めの人は、まつげにかかる長さで両サイドを広げて頬骨を美しく際立たせます」

スタイリングのポイントは自然なボリューム感と動きにある。「フラットブラシで左・右へ交互にブローし、その後アイロンで毛先にわずかな丸みをつけると、リフト感とテクスチャーが生まれ、サブリナ・カーペンターのような“ビッグブローアウト”とは異なる軽やかさが出ます」(ティンプレリー)。

また、「『オーセンティック ビューティ コンセプト』のドライシャンプーは前髪の必需品。きれいな髪にスプレーしておくことで、前髪のもちを延ばせます。まるで“汗をかく前にデオドラントをつける”ような感覚です」とのこと。

Matteo Valle / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

フレンチバング/ジマーマン

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Matteo Valle / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

フレンチバング/ジマーマン

Filippo Fortis

ドーリーまつげ/モッシ

この羽のように軽やかなメイクアップは、目もとを印象的に引き立てるのに最適。まつげの際に沿ってやわらかく輪郭を描くブラックライナーと、インサイドラインにさりげなく引かれたベージュ、そして繊細に放射状に広がるつけまつげのアレンジが、幻想的なまなざしを生み出している。

合わせるべきは、ミニマルでありながらツヤを感じさせる肌。ごく淡いリップカラーでヌードトーンにまとめ、凛とした眉で顔全体のバランスを取って。仕上げにハイライターをひと刷けすれば、みずみずしくモダンなムードが完成。


Filippo Fortis / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

ドーリーまつげ/モッシ

Filippo Fortis

ドーリーまつげ/モッシ

Matteo Scarpellini / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

シルバーサンセットアイ/クリストファー・エスバー

クロームのアクセントといえば冬の定番という印象が強いが、「クリストファー・エスバー」の2026年春夏コレクションで見せた「暖色と寒色のコントラスト」には、季節を問わない普遍的な魅力が宿っている。

「『アワーグラス(Hourglass)』のキュレーターパレット“アイディアリスト”から、温もりのある右下のカラーをセレクトし、軽やかでエフォートレスな色の層を作りました。この深みのある暖色をアイホールに拡散させることで、繊細な奥行きが生まれるのです」と、ショーのキーメイクアップアーティストを務めたフィロメナ・ナトーリは解説する。

「さらに、光を捉えるために同ブランドの“スキャッタード ライト”のリフレクトを重ね、まぶた全体にインパクトと柔らかな光沢を与えました。完成したのは、コレクションの持つリゾートの感性と共鳴する、モダンで陽光を浴びたような目元です」

Matteo Scarpellini / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

シルバーサンセットアイ/クリストファー・エスバー

Matteo Scarpellini / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

シルバーサンセットアイ/クリストファー・エスバー

Filippo Fortis / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

フェザーラッシュ/トム ブラウン

「トム ブラウン」の2026年春夏コレクションで目を引いた、繊細なフェザーアイラッシュ。マイクロフリンジやマイクロボブ、そして編み込みのテールが付いたハットという独創的なスタイリングをそのまま取り入れるのは現実的ではないかもしれないが、この「羽」のディテールが放つ抗いがたいしゃれ感は見逃せない。

この遊び心あふれるビューティルックを日常に落とし込むなら、アプローチは2つある。ひとつは、鮮やかなカラーのハーフまつげをアイラッシュカーラー用のグルーで大胆に装着し、トレンドをストレートに楽しむ方法。もうひとつは、目尻にカラーマスカラやアイライナーをひと差しし、そのニュアンスだけを賢く取り入れる方法だ。

Filippo Fortis

フェザーラッシュ/トム ブラウン

Filippo Fortis

フェザーラッシュ/トム ブラウン

Gio Staiano

クールフロスト肌/ウジョー

日本発ブランドとして「シュウ ウエムラ」がバックステージのメイクアップを担当した「ウジョー」。リードを取ったのはシュウ ウエムラ インターナショナル アーティスティック ディレクターのUchiide氏。

ひんやりした印象の霜のような輝きをメイクアップで表現。
薄く軽いテクスチャーのファンデーション、“アンリミテッド ラスティング フルイド”でややマットな仕上がりに。

輝きを演出するためには、頬・鼻筋・目頭などのエリアにブルーの美容液ハイライター“アンリミテッド ケア ツヤ ドロップ アオタケブルー”とパールホワイトのアイシャドウをレイヤーしクールフロストスキンに仕上げた。

Gio Staiano

クールフロスト肌/ウジョー

Thomas Saminada

クールフロスト肌/ウジョー

Filippo Fortis / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

女神ウェーブ/ジャンバティスタ・ヴァリ

ファッションウィークのビューティにおいて、ロマンスは常に主役を演じる。それがクラシックな赤リップであれ、華やかなアップスタイルであれ、その本質は変わらない。しかし今シーズン、ヘアスタイリストのパブロ・クエミンが提案したのは、これまでの「お行儀のよいエレガンス」を心地よく裏切る、少しラフなエッジを効かせたスタイルだ。

「目指したのは、柔らかさを残しながらも、女性たちの強さと鋭さを引き出すこと」とクエミンは語る。「従来のフェミニンさとは一線を画す、よりタフで、それでいて否定しようのない美しさを備えたヘアを作る。それが今回の挑戦でした。タイトな質感が規律を感じさせる一方で、ウェーブが動きと優雅さを添える。結
結果として、強さと洗練を兼ね備えた、極めて『ジャンバティスタ・ヴァリ』らしい現代的な美の解釈が完成しました」

セルフでフィンガーウェーブを再現するのは決して容易ではないが、この荘厳なルックは、レッドカーペットや華やかなパーティシーズンにはこの上なくふさわしい。
「『シュワルツコフ』のセッションラベル ザ・ジェリーを使い、髪を頭皮に沿ってタイトに撫でつけました。油絵に描かれるターバンのようなエレガンスを彷彿とさせる、硬質でつややかなシルエットが顔立ちを際立たせます。バックには、彫刻のように繊細なフィンガーウェーブを固定。それはまるで風にたなびくファブリックのようであり、控えめながらも圧倒的な存在感を放ちます」


Filippo Fortis / LAUNCHMETRICS SPOTLIGHT

女神ウェーブ/ジャンバティスタ・ヴァリ

フロントからのルックは規律を感じさせるタイト感が決め手に。

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