1. トップ
  2. 乃木坂46、5年ぶりアンダーライブ武道館3DAYS完遂!松尾美佑&矢久保美緒、涙の卒業セレモニーも【写真35点】

乃木坂46、5年ぶりアンダーライブ武道館3DAYS完遂!松尾美佑&矢久保美緒、涙の卒業セレモニーも【写真35点】

  • 2025.12.30

乃木坂46の「40thSGアンダーライブ」が2025年12月19日〜21日の3日間、東京・日本武道館で開催された。2020年以来5年ぶりとなる武道館でのアンダーライブは、初センター・五百城茉央さんを中心とした14人が熱演。松尾美佑さんと矢久保美緒さんの卒業セレモニーでは会場が感動的な空気に包まれ、最終日には「2026年の乃木坂46にも期待して」と力強い宣言が響いた。

乃木坂46「40thSGアンダーライブ」日本武道館3デイズ完遂 鈴木健太(KENTA Inc.)
乃木坂46「40thSGアンダーライブ」日本武道館3デイズ完遂 鈴木健太(KENTA Inc.)

逆光の中、一人武道館に立つ、五百城茉央の歌声で幕開け

初めてアンダーセンターを務めた5期生・五百城茉央さん 鈴木健太(KENTA Inc.)
初めてアンダーセンターを務めた5期生・五百城茉央さん 鈴木健太(KENTA Inc.)

最終日のステージは『ここにいる理由』からスタート。逆光を浴びながらひとりステージに登場した五百城さんが堂々とした歌声を響かせると、彼女に続くようにメンバーが加わっていく。スクリーンを一切使わず、眩い照明だけが飛び交う中での没入感の強いパフォーマンス。間奏では長尺のダンスパートも用意され、歌とダンスにスポットを当てた演出で観る者を惹きつけた。

曲のクライマックスでステージ後方と左右の巨大LEDスクリーンにメンバーのアップが映し出されると、その圧倒的な美しさに客席からは歓喜の声が沸き起こる。何かの始まりを告げるように場内に心音が響き渡り、『生まれたままで』で空気は一変。弾けるような笑顔で歌い踊るメンバーに、会場は幸福感で満たされていった。

松尾美佑と矢久保美緒、それぞれのラストステージ

19日公演では松尾美佑さんの卒業セレモニーを実施。淡いブルーのドレスに身を包み、ターコイズ&白のペンライトで染まった客席を前にファンへの感謝を伝えた 鈴木健太(KENTA Inc.)
19日公演では松尾美佑さんの卒業セレモニーを実施。淡いブルーのドレスに身を包み、ターコイズ&白のペンライトで染まった客席を前にファンへの感謝を伝えた 鈴木健太(KENTA Inc.)

今回のアンダーライブは、年内をもってグループを卒業する4期生・松尾さんと矢久保さんの最後のステージでもあった。

19日公演のアンコールでは松尾さんの卒業セレモニーが実施され、ペンライトカラーであるターコイズ&白で染まった客席を前に、淡いブルーのドレスを着た彼女がファンへの感謝の手紙を読み上げる。『ずっと歌いたかった曲』として『君は僕と会わない方がよかったのかな』をメンバー全員で歌唱し、自身が初選抜入りを果たした『人は夢を二度見る』では同期の佐藤璃果さんとのダブルセンターで披露する一幕も。

20日公演では矢久保美緒さんの卒業セレモニーが行われ、薄ピンクのドレス姿でファンへの感謝を伝えた 鈴木健太(KENTA Inc.)
20日公演では矢久保美緒さんの卒業セレモニーが行われ、薄ピンクのドレス姿でファンへの感謝を伝えた 鈴木健太(KENTA Inc.)

続く20日公演では、矢久保さんの卒業セレモニーが行われた。薄ピンクのドレスに身を包んだ彼女は、黄色&ピンクで染め上げられた客席を見渡しながら、10年前に武道館で行われたアンダーライブが自身初の乃木坂46ライブだったことを告げ、同じ場所で卒業を迎えられる現実を噛み締める。尊敬する先輩・松村沙友理さんの卒業ソング『さ~ゆ~Ready?』を自身の名前にちなんで『み~お~Ready?』と変えて披露したほか、親友・林瑠奈さんとおそろいのイヤリングを付けて『友情ピアス』を歌唱するなど、実に彼女らしい愛のこもったセレモニーとなった。

アンダーライブ初のバンド編成でネクストステージへ

最終日の後半、五百城さんのインタビュー映像に続いてライブは最終ブロックへ突入した。今回はアンダーライブ初の試みとなるバンド編成でのステージが用意され、躍動感の強い生演奏を背に『「じゃあね」が切ない』でパフォーマンスを開始。『純粋とは何か?』のMV衣装に身を包んだメンバーは、いつも以上に熱の伝わる五百城さんのボーカルを軸に、しなやかさと力強さを織り交ぜたダンスで存在感を発揮した。

矢久保さんが満面の笑みで『風船は生きている』を生き生きと歌唱し、『踏んでしまった』では、松尾さんを中心にパワフルな歌とダンスでライブを牽引。『日常』では五百城さんが不敵な笑みを浮かべながら圧巻のパフォーマンスを見せ、新たな試みを交えたアンダーライブをネクストステージへと到達させた。

クリスマスブロックで武道館がイルミネーションに

クリスマスブロックでは雪のように白い衣装に身を包んだメンバーが『歩道橋』を歌唱。ステージ後方のクリスマスツリーが華やかに輝いた 鈴木健太(KENTA Inc.)
クリスマスブロックでは雪のように白い衣装に身を包んだメンバーが『歩道橋』を歌唱。ステージ後方のクリスマスツリーが華やかに輝いた 鈴木健太(KENTA Inc.)

最終日のクリスマスブロックでは、田村真佑さんの個性が存分に発揮された寸劇を経て『初恋の人を今でも』がスタート。ピンクのペンライトで染め上げられた客席とともに、武道館がクリスマスイルミネーションへと一変した。

このパートはファンから募ったリクエストをもとに選曲され、最終日は金川紗耶さん&松尾さんのダブルセンターによる『Monopoly』や、奥田いろはさんを中心に据えた『やさしさとは』が披露された。メンバーからのリクエストメールと曲タイトルが読み上げられるたびに、客席からは驚きと喜びの声が沸き起こる。

ステージ後方に用意されたクリスマスツリーに華やかな灯りが点灯されると、雪のように白い衣装に身を包んだメンバーが『歩道橋』を歌唱。五百城さんの切なげな表情と繊細な表現を前面に打ち出し、観客を魅了してみせた。

クリスマスプレゼント抽選会では、メンバーが2000円の予算で購入したプレゼントがファンに届けられた 鈴木健太(KENTA Inc.)
クリスマスプレゼント抽選会では、メンバーが2000円の予算で購入したプレゼントがファンに届けられた 鈴木健太(KENTA Inc.)

「乃木坂46がもっと大好きになりました」座長・五百城茉央が明かした本音

『純粋とは何か?』のMV衣装に身を包んだメンバーたち 鈴木健太(KENTA Inc.)
『純粋とは何か?』のMV衣装に身を包んだメンバーたち 鈴木健太(KENTA Inc.)

本編ラスト『純粋とは何か?』の前、座長の五百城さんは素直な心境を観客に語りかけた。

「今夢中になるものがたくさんある中で、乃木坂46を好きになって、好きでい続けてくれてありがとうございます」と感謝を伝えた彼女は、「私はこの40枚目の期間で、これまで以上に乃木坂46のことが大好きになりました。先輩や同期からのさりげない優しさだったり、ひとつの作品を作るうえで関係する皆さんがひとつになる時間、そしてこんなに皆さんが応援してくれて、気持ちの共有ができる時間があること。乃木坂46にしかない魅力がたくさんあると、あらためて気づきました」と素直な思いを続ける。

さらに、「私は正直、乃木坂46に訪れる年末にある幸せな発表を聞いたとき、素直にうれしいという感情が出てくるのは少し難しかったです。この結果をいただく前に、何かグループに貢献できたのだろうかと考えてしまっていて。それがすごく悔しかった」と本音を吐露。「なので、私は結果をいただいたときに『素直に自分は頑張ったんだ』と認めて受け止められる、そんな人間になっていきたいです。そして、乃木坂46にこの子がいてよかったと思ってもらえる、そんな人になりたいです」と決意を語った。

「続いての曲に私たちの集大成を見せます。そして、私の全部をぶつけます。見ていてください!」——覚悟を決めた五百城さんの言葉とともに、『純粋とは何か?』が力強く歌い上げられ、すべての感情を解放させてライブ本編は幕を閉じた。

「アンダーライブを好きでいてください」矢久保美緒が託した魂

アンコールでは『Am I loving?』『僕だけの光』と幸福感満載のパフォーマンスが続き、岩本蓮加さんや田村さんがライブへの思いを涙ながらに語る場面も。締めくくりの『乃木坂の詩』をファンに届け、3日間におよぶ武道館公演は完遂された。

最後のライブとなった松尾さんは「最後のライブっていうこと以上に、ひとつのライブとして今回は構成や披露する曲、全部が楽しくて。この場所に最後に立てて幸せでした」と口にし、五百城さんに向けて「頑張ったね」と伝えると、五百城さんが感涙。隣の松尾さんと矢久保さんが寄り添い、そのまま全員が彼女のもとに駆けつける場面も見られた。

矢久保さんは「最後のライブが私の大好きなアンダーライブで、それがとてもうれしかったです。先輩からつないできた魂をぶつけてきたアンダーライブを、みんなに託します。これからもアンダーライブを好きでいてください」とファンやメンバーに語りかけ、最後に五百城さんが「2026年の乃木坂46にも期待していてください!」と宣言してステージをあとにした。

アンコールを求める声援は鳴り止むことなく、再登場したメンバーは「私たちの思いはすべてライブにぶつけたので、挨拶だけさせてください!」と肉声であいさつ。3日間のステージは、温かな余韻とともに完結した。

これまでの歴史を大切に守りながら、常に最高を更新し続けるアンダーライブ。5年ぶりの武道館公演で2025年のライブ活動を最良の形で締め括った乃木坂46は、2025年12月30日(火)「第67回日本レコード大賞」、大晦日「第76回NHK紅白歌合戦」を経て、2026年1月14日(水)リリースのニューアルバム『My respect』から華々しい幕開けを飾ることになる。

セットリスト

乃木坂46 40thSG アンダーライブ at 日本武道館 2025年12月21日

00. Overture

01. ここにいる理由

02. 生まれたままで

03. 狼に口笛を

04. さざ波は戻らない

05. 落とし物

06. その女(ひと)

07. 涙がまだ悲しみだった頃

08. 〜Do my best〜じゃ意味はない

09. サルビアの花を覚えているかい?

10. 欲望のリインカーネーション

11. 乃木坂饅頭

12. 初恋の人を今でも

13. Monopoly

14. やさしさとは

15. 歩道橋

16. それまでの猶予

17. 思い出が止まらなくなる

18. 交感神経優位

19. 不道徳な夏

20. 「じゃあね」が切ない

21. 風船は生きている

22. 踏んでしまった

23. 日常

24. 純粋とは何か?

アンコール

EN1. Am I loving?

EN2. 僕だけの光

EN3. 乃木坂の詩

最新リリース情報

乃木坂46 5thアルバム『My respect』

発売日:2026年1月14日(水)

【完全生産限定盤】4CD+1Blu-ray / 2万2000円

【初回生産限定盤Type-A】2CD+1Blu-ray / 7500円

【初回生産限定盤Type-B】2CD+1Blu-ray / 7500円

【初回生産限定盤Type-C】2CD+1Blu-ray / 7500円

【初回仕様限定 / 通常盤】CDのみ / 3000円

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

元記事で読む
の記事をもっとみる