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ついに開幕!リーグワンで体感する今季ラグビー観戦の魅力完全ガイド ~第1節 リコーブラックラムズ東京 vs 東京サントリーサンゴリアス編~

  • 2025.12.29

2022年1月、トップリーグに代わる新リーグとして誕生した日本最高峰のプロラグビーリーグ「リーグワン」(ジャパンラグビー リーグワン)。NTT ジャパンラグビー リーグワン2025-26は全26チームが3つのディビジョン(D1: 12チーム、D2: 8チーム、D3: 6チーム)に分かれて競い合い、2025年12月13日(土)に開幕を迎えた。ディビジョン1は2026年5月10日(日)までリーグ戦、その後は5月23日(土)から6月7日(日)の日程で、上位6チームによるプレーオフトーナメントが行われる。
なんといっても日本代表選手だけでなく、世界中で活躍するレジェンド級の外国人選手が多数参戦しており、高いレベルの試合が間近で見られるのが特徴だ。

画像1: ©RICOH BlackRams Tokyo
©RICOH BlackRams Tokyo

14,441人が見守った、秩父宮ラグビー場での開幕戦

昨季は順位を上げて12チーム中7位に入ったが、6位までが進出できるプレーオフにわずかに手が届かなかったリコーブラックラムズ東京(BR東京)。就任2季目を迎えたタンバイ・マットソンヘッドコーチ、新たに主将に就任したTJ・ペレナラによるリードのもと、東京・秩父宮でホストゲームとして開催された東京サントリーサンゴリアス(東京SG)との初戦に臨んだ。

画像2: ©RICOH BlackRams Tokyo
©RICOH BlackRams Tokyo

前半は開幕戦らしく、互いにやや硬さを感じさせる立ち上がりとなった。スコアが生まれたのは前半22分。BR東京が22m内で得たスクラムでサイドアタックを繰り返すと、東京SGにノットロールアウェイ。中楠一期がペナルティゴールを成功させ3-0とする。

さらに23分、リスタートキックを確保したWTBメイン平がエッジを走りゲイン。中楠が深めにキックを蹴り込むと、返しのキックが伸びず敵陣中盤でラインアウトを得る。これを確保し展開。中央にポイントをつくり、そこで折り返すと、山本嶺二郎の後方へのパスから中楠、アイザック・ルーカスと繋ぎ左中間をブレイク。そのままトライエリアに持ち込んだ。コンバージョンキックは不成功だったが、8-0とリードを拡げた。

さらに後半23分、BR東京は自陣脱出を図ったキックを蹴るが、直接キャッチされカウンターアタックを仕掛けられる。ここでディフェンスの偏りを見抜いた東京SGはスペースのあった左サイドを破り、途中出場のNO8ショーン・マクマーンがトライ。CVも成功し15-19となり、BR東京はこの試合で初めてリードを許すこととなった。
(出典:リコーブラックラムズ東京公式HP内、【Review】第1節 vs.東京サントリーサンゴリアス)

「紳士のスポーツ」だからこそ、観戦マナーはしっかり守ろう

画像3: ©RICOH BlackRams Tokyo
©RICOH BlackRams Tokyo

ラグビー観戦の魅力のひとつは、激しい接触プレーを間近で観戦できること。選手同士のかけ声、タックルやスクラムでのぶつかる音、その臨場感を味わうことが醍醐味だが、観戦マナーが徹底されていることもラグビーの特徴のひとつだ。

観戦マナー1:競技進行を妨げるおそれのある鳴り物類の使用は禁止

サッカーのペナルティキックように、ラグビーでもコンバージョンキックやペナルティキックで静かにするよう画面にも注意が表示される。ほかにもスクラムでも、静かに見守ることがマナーとなっている。スクラムはフォワード(FW)8人が互いに組み合って押し合い、中央に投入されたボールを足で奪い合う、試合再開のためのセットプレーで、両チームのFWが肩を組み、体重約1トン(総計約2トン)の力で押し合う壮絶なパワー勝負で、勝敗が試合の流れやバックスの攻撃に大きく影響するため、非常に重要視されるプレーのひとつ。このスクラムは、レフェリーは「クラウチ - バインド - セット」の掛け声で安全かつ公平な実施を促す。そのため、この掛け声が聞こえるように配慮された観戦マナーとなっている。

観戦マナー2:飲食は基本、スタジアムのルールに従う

画像: 観戦マナー2:飲食は基本、スタジアムのルールに従う

スタジアムによっては会場外、会場内で飲食の販売が行われている。基本、観戦中の飲食についてのルールはないので、持ち込むことも可能だが、周りの観戦客の迷惑にならないよう配慮したい。ちなみにシーズン中が冬のこともあり、家からホット飲料を水筒に入れて持参する人も多い印象だった。

試合以外にもイベント盛りだくさんなので、事前にチェックしてみよう!

画像4: ©RICOH BlackRams Tokyo
©RICOH BlackRams Tokyo

リコーブラックラムズ東京の開幕戦では、東京をホームタウンとする16のスポーツチーム・団体が加盟する「TOKYO UNITE」のマスコットが応援に駆け付けた。読売ジャイアンツの公式マスコット「ジャビット」に加え、アルバルク東京(バスケットボール・Bリーグ)の「ルーク」、サンロッカーズ渋谷(同)の「サンディー」、東京ヤクルトスワローズの「つばみ」、FC東京(サッカー・J1)の「東京ドロンパ」、東京ヴェルディ(同)の「リヴェルン」、そしてブラックラムズ東京の「ラムまる」の合計7クラブのマスコットが集まった。場外イベントエリアでは来場者との撮影会が実施されたほか、ラグビー体験会に飛び入り参加するなど注目を集めた。

毎試合、グルメイベント、選手参加のイベントなどが企画されているので、試合以外でも楽しめるNTTジャパンラグビー リーグワン 2025-26。観戦に行けなくても、各チームのSNSなどの発信も楽しめるので、推しのチームを決めて応援するもよし、試合観戦に行ってみるもよし、ラグビーシーズンを満喫しよう!

取材・執筆:栗山春香

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