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昔からすごく怖かった。「クソジジイ」だった父が亡くなり、見送る準備をしながら思うこと

  • 2025.12.29
クソジジイだけど (C)枇杷かな子/KADOKAWA
クソジジイだけど (C)枇杷かな子/KADOKAWA

大好きな母と、ずっと苦手だった父。

ふたりが同時期にガンと宣告されて…。

いつでもメイクはばっちり、仕事を一生懸命頑張る母が自慢だったという枇杷かな子さん。そんな大好きな母にある日、乳がんが見つかったことを知らされます。

それとほぼ同時期に、些細なことで怒鳴り散らす父にもがんが見つかって、目まぐるしい介護の日々が始まります。

余命宣告、最後の家族旅行などを経て、枇杷さんは心の準備と覚悟を少しずつ積み重ねていくことになります。

約2年の介護の末に父と母を見送り、静かに訪れた「もう会えない」という現実と向き合うまでの、静かで優しい喪失と再生のエピソードをお送りします。

※本記事は枇杷かな子著の書籍『今日もまだお母さんに会いたい』から一部抜粋・編集しました。

受け取れなかった言葉

父の容態は悪化 (C)枇杷かな子/KADOKAWA
父の容態は悪化 (C)枇杷かな子/KADOKAWA
訪問看護師さんは父の精神と命を支えてくれた (C)枇杷かな子/KADOKAWA
訪問看護師さんは父の精神と命を支えてくれた (C)枇杷かな子/KADOKAWA
昔から父が怖かった (C)枇杷かな子/KADOKAWA
昔から父が怖かった (C)枇杷かな子/KADOKAWA
父の言葉を受け取れなかった (C)枇杷かな子/KADOKAWA
父の言葉を受け取れなかった (C)枇杷かな子/KADOKAWA
頑張ったね (C)枇杷かな子/KADOKAWA
頑張ったね (C)枇杷かな子/KADOKAWA
私しんどかったもんなぁ (C)枇杷かな子/KADOKAWA
私しんどかったもんなぁ (C)枇杷かな子/KADOKAWA
人生のかけらを一つ無くしたみたいだ (C)枇杷かな子/KADOKAWA
人生のかけらを一つ無くしたみたいだ (C)枇杷かな子/KADOKAWA
顔色良く見えるように… (C)枇杷かな子/KADOKAWA
顔色良く見えるように… (C)枇杷かな子/KADOKAWA
この時浮かんだのは笑う父の顔 (C)枇杷かな子/KADOKAWA
この時浮かんだのは笑う父の顔 (C)枇杷かな子/KADOKAWA

著=枇杷かな子/『今日もまだお母さんに会いたい』

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