1. トップ
  2. なぜ、この椅子は心地いい? 名作チェアの理由が見えてくる「ハンス・ウェグナー展」が渋谷・ヒカリエホールにて1月18日まで開催中

なぜ、この椅子は心地いい? 名作チェアの理由が見えてくる「ハンス・ウェグナー展」が渋谷・ヒカリエホールにて1月18日まで開催中

  • 2025.12.28

「織田コレクション ハンス・ウェグナー展 至高のクラフツマンシップ」が、渋谷ヒカリエ9階・ヒカリエホールにて2026年1月18日(日)まで開催中だ。本展は、椅子約160点を中心に、図面や資料、製作のプロセスまでを通して、20世紀を代表するデンマーク家具の巨匠の仕事をたどる構成となっている。

ハンス・ウェグナーの巨大な写真が、来場者を出迎えてくれる
ハンス・ウェグナーの巨大な写真が、来場者を出迎えてくれる

展示エリアに入って、まず目に入るのは見覚えのある椅子たち。名前は知らなくても、どこかで見たことがある椅子がずらっと並んでいる。カフェやショップでふと目にした、あの椅子もある。展示の楽しみ方はシンプルだ。歩いて、眺めて、ときどき立ち止まる。その繰り返しの中で、なぜこの椅子が長く選ばれてきたのかが、自然と伝わってくる。本記事では、4つの章で構成された会場を巡りながら、展示の見どころや空間の印象を紹介していく。

ハンス・ウェグナーって、どんな人?

ハンス・ウェグナーは、1914年生まれのデンマーク人デザイナー。もともとは家具職人としてキャリアをスタートし、素材や構造を体で理解しながら椅子づくりを続けてきた人物だ。その生涯で手がけた椅子は500脚以上。量を追ったというより、座る人の体や動きを丁寧に考え抜いた結果、その数にたどり着いた。

まず、代表作「ザ・チェア JH503 (1949年)」が、通路の奥にポツンと登場。ここからウェグナーの世界が広がっていく。この「ラウンドチェア」は、アメリカで高く評価され、後に「ザ・チェア」と名づけられた名作。1960年の米大統領選テレビ討論でジョン・F・ケネディが使用したことで世界的な注目を集め、“ケネディチェア”の名でも知られている
まず、代表作「ザ・チェア JH503 (1949年)」が、通路の奥にポツンと登場。ここからウェグナーの世界が広がっていく。この「ラウンドチェア」は、アメリカで高く評価され、後に「ザ・チェア」と名づけられた名作。1960年の米大統領選テレビ討論でジョン・F・ケネディが使用したことで世界的な注目を集め、“ケネディチェア”の名でも知られている

ウェグナーの椅子は、見た目はとてもシンプルだ。飾り立てることはせず、線も控えめ。それでも、腰を下ろした瞬間、体の力がすっと抜ける。視線を動かしながら椅子のまわりを歩いてみると、その印象は変わらない。正面でも、横でも、裏側でも、どこか無理がなく、自然にそこにある。ウェグナー自身はこう語っている。「家具に裏面があってはなりません。どこが始まりでどこが終わりかわかるようではいけない。あらゆる角度から見られて、どの側面も視線に耐えるものでなくてはならない」。触れた木の感触や、体を預けたときの収まりのよさも含めて、その言葉の意味が実感として伝わってくる。「ザ・チェア」や「Yチェア」は、インテリア好きでなくても一度は目にしたことがあるはずだ。カフェやレストラン、ショップの片隅で、気づかないうちに視界に入ってきた人も多いだろう。

ウェグナーの家具を購入できる「展覧会ショップ」も登場。本展の開催を記念した特別な「CH24 Yチェア」(11万円・写真)と、PP503 ザ・チェア(120万5600円)の2モデルが数量限定で販売中
ウェグナーの家具を購入できる「展覧会ショップ」も登場。本展の開催を記念した特別な「CH24 Yチェア」(11万円・写真)と、PP503 ザ・チェア(120万5600円)の2モデルが数量限定で販売中

本展では、世界的な椅子研究家・織田憲嗣さんのコレクションを中心に、椅子約160点を含む作品が集結。数だけを見ると圧倒されそうだが、展示は意外なほど親しみやすい。眺めて、近づいて、また少し離れて。その繰り返しが心地いい。会場構成を手がけたのは建築家・田根剛さん。照明や動線が丁寧に整えられていて、椅子に詳しくなくても自然と見どころが伝わってくる。知らない世界に放り込まれる感じはない。むしろ、ゆっくり案内してもらっているような感覚だ。

4つの章で、ウェグナーの椅子に近づいていく

展示は、4つの章に分かれて構成されている。それぞれに明確なテーマがあり、順に巡ることでウェグナーの考え方や椅子との向き合い方が、少しずつ理解できる流れだ。難しい予備知識がなくても、自然と距離が縮まっていく。

Chapter1では、ウェグナー邸とミニチュア椅子も展示されている。家具職人・濱田由一さんが一点ずつ手がけ、精度は実物さながらだ。ミニチュアのウェグナー邸とともに、製作の現場を立体的に伝えている
Chapter1では、ウェグナー邸とミニチュア椅子も展示されている。家具職人・濱田由一さんが一点ずつ手がけ、精度は実物さながらだ。ミニチュアのウェグナー邸とともに、製作の現場を立体的に伝えている

Chapter1 ハンス・ウェグナーとは何者か

最初の章では、若き日のウェグナーに出会う。家具職人として歩み始めた1930年代から、事務所を構えるまでの1940年代にかけての作品が並ぶ。18歳で家具マイスターの資格を取得したウェグナーは、フレミング・ラッセンやアルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセンといった同時代のデザイナーたちと出会いながら、デザイナーとしての土台を築いていった。

「Chapter1 ハンス・ウェグナーとは何者か」の展示風景
「Chapter1 ハンス・ウェグナーとは何者か」の展示風景

17歳で手がけた「ファーストチェア」、そして3脚のみ製作された「セカンドチェア」の復刻展示も、その流れの中で紹介されている。どこか素朴な佇まいの椅子からは、椅子づくりそのものに向き合うまっすぐな姿勢が伝わってくる。後の名作につながる芽が、ここに確かにある。

「ファーストチェア (1931年 復元モデル・右)」。17歳のウェグナーが修行中に初めてデザインし、製作した椅子。現存しないため、本展にあわせて写真資料をもとに復元された。アールデコの影響が感じられる造形から、若き日の感性と挑戦が伝わってくる。「セカンドチェア (1938年 復元モデル・左)」。美術工芸学校在学中にデザインされた椅子。キャビネットメーカーズギルド展に出品された後、長く注目されなかったが、後年の調査により復元が実現。学生時代とは思えない完成度が際立つ一脚
「ファーストチェア (1931年 復元モデル・右)」。17歳のウェグナーが修行中に初めてデザインし、製作した椅子。現存しないため、本展にあわせて写真資料をもとに復元された。アールデコの影響が感じられる造形から、若き日の感性と挑戦が伝わってくる。「セカンドチェア (1938年 復元モデル・左)」。美術工芸学校在学中にデザインされた椅子。キャビネットメーカーズギルド展に出品された後、長く注目されなかったが、後年の調査により復元が実現。学生時代とは思えない完成度が際立つ一脚
「ロッキングチェア (1940年)」。ウェグナーが初めて手がけたロッキングチェア。背もたれの格子状の意匠など、初期作品に共通する特徴が見られる。北欧デザインを紹介する名著『スカンジナビアデザイン』の表紙にも採用され、長く製作され続けた一脚
「ロッキングチェア (1940年)」。ウェグナーが初めて手がけたロッキングチェア。背もたれの格子状の意匠など、初期作品に共通する特徴が見られる。北欧デザインを紹介する名著『スカンジナビアデザイン』の表紙にも採用され、長く製作され続けた一脚
「サイドチェア (1942年)」。背もたれに格子状の意匠を備えた一脚。同時期のロッキングチェアと共通するデザインが見られる。マホガニー材を用い、木工職人としての高い技術が随所に表れる。ヨハネス・ハンセン社との協働初期を象徴する作品
「サイドチェア (1942年)」。背もたれに格子状の意匠を備えた一脚。同時期のロッキングチェアと共通するデザインが見られる。マホガニー材を用い、木工職人としての高い技術が随所に表れる。ヨハネス・ハンセン社との協働初期を象徴する作品

Chapter2 クラフツマンシップ

続く章のテーマは、ウェグナーの代名詞ともいえるクラフツマンシップ。自ら図面を引き、模型を作り、職人と対話を重ねる。その過程が、20点あまりの図面や製作途中のモデルで紹介される。どうしてこの曲線なのか、なぜこの形なのか。展示を追っていくうちに、細かなつくりに自然と目がいき、ウェグナーらしいディテールに引き込まれていく。

「Chapter2 クラフツマンシップ」の展示風景
「Chapter2 クラフツマンシップ」の展示風景
展示用のパーツなどからも、考え抜かれたデザインの美しさを知ることができる(写真は、「サークルチェア PP130」の一部)
展示用のパーツなどからも、考え抜かれたデザインの美しさを知ることができる(写真は、「サークルチェア PP130」の一部)
「パパベアチェア PP19 (1951年)」。完成までに少なくとも2週間を要する張りぐるみ椅子の代表作。英国のウイングバックチェアをもとに、自由な姿勢でくつろげる安楽椅子として再構築された。肘下を開放した構造が高い快適性を生み、座る人を包み込む姿から「パパベアチェア」と名づけられたという。現在はPPモブラー社が製作を担う。フレームと張地の構造から、コイルスプリングの上に、麻の繊維やヤシの茎、馬毛、綿などの伝統素材を重ね、職人の手の感覚によって形づくられていることがわかる
「パパベアチェア PP19 (1951年)」。完成までに少なくとも2週間を要する張りぐるみ椅子の代表作。英国のウイングバックチェアをもとに、自由な姿勢でくつろげる安楽椅子として再構築された。肘下を開放した構造が高い快適性を生み、座る人を包み込む姿から「パパベアチェア」と名づけられたという。現在はPPモブラー社が製作を担う。フレームと張地の構造から、コイルスプリングの上に、麻の繊維やヤシの茎、馬毛、綿などの伝統素材を重ね、職人の手の感覚によって形づくられていることがわかる
「アーキテクトデスク PP571 (1953年)」のディテール。建築家のためにデザインされたデスク。1953年のキャビネットメーカーズギルド展に出品された後、PPモブラー社で製造が続けられている。200年以上のオーク材を同一の板から削り出し、木の個性をそろえた構造と、天板まわりの端正な仕上げが際立つ
「アーキテクトデスク PP571 (1953年)」のディテール。建築家のためにデザインされたデスク。1953年のキャビネットメーカーズギルド展に出品された後、PPモブラー社で製造が続けられている。200年以上のオーク材を同一の板から削り出し、木の個性をそろえた構造と、天板まわりの端正な仕上げが際立つ
デンマークのカンナも6種展示されている
デンマークのカンナも6種展示されている
会場内には、5分の1図面をもとに実物と同じ工程で作られた、約160点のスケールモデルも展示されている
会場内には、5分の1図面をもとに実物と同じ工程で作られた、約160点のスケールモデルも展示されている

Chapter3 名作椅子

3つ目の章では、ウェグナーを象徴する名作椅子25脚を、図面とともに展示。正面からだけでなく、横、後ろ、少し離れた位置から眺めてみると、印象が変わる。裏側まできれいにつくられていることに気づき、思わず足を止めてしまう人も多いはずだ。どこから見ても成立する造形。そのこだわりが、静かに伝わってくる。

「Chapter3 名作椅子」の展示風景
「Chapter3 名作椅子」の展示風景
「ピーターズチェア/ピーターズテーブル (1944年)」。親友ボーエ・モーエンセンの長男誕生を祝い、名づけ親でもあったウェグナーがデザインした子ども用家具。釘やネジを使わない組立式で、角を丸く仕上げるなど安全性にも配慮。現在も製造が続くロングセラー
「ピーターズチェア/ピーターズテーブル (1944年)」。親友ボーエ・モーエンセンの長男誕生を祝い、名づけ親でもあったウェグナーがデザインした子ども用家具。釘やネジを使わない組立式で、角を丸く仕上げるなど安全性にも配慮。現在も製造が続くロングセラー
「ピーコックチェア JH550 (1947年)」。ヨハネス・ハンセン社の職長ニルス・トムセンと協働し完成させた一脚。ウィンザーチェアを大胆に再解釈し、放射状に広がる背のスピンドルが印象的だ。素材や構造をそぎ落とした、ウェグナーらしさが際立つ名作
「ピーコックチェア JH550 (1947年)」。ヨハネス・ハンセン社の職長ニルス・トムセンと協働し完成させた一脚。ウィンザーチェアを大胆に再解釈し、放射状に広がる背のスピンドルが印象的だ。素材や構造をそぎ落とした、ウェグナーらしさが際立つ名作
「サークルチェア PP130 (1986年)」。過去作を見つめ直す中から生まれた、円形フレームが印象的な一脚。ピーコックチェアの発展形として構想され、PPモブラー社の高度な成形技術により実現した。ロープ張りの背と座が生む、軽やかな座り心地も魅力
「サークルチェア PP130 (1986年)」。過去作を見つめ直す中から生まれた、円形フレームが印象的な一脚。ピーコックチェアの発展形として構想され、PPモブラー社の高度な成形技術により実現した。ロープ張りの背と座が生む、軽やかな座り心地も魅力
「ザ・フラッグハリヤードチェア GE225 (1950年)」。ヨット用ロープ「フラッグハリヤード」をスチールフレームに張った寝椅子。一見無機質だが、体を預けると驚くほど快適だ。ロープが体を支え、金属の冷たさを感じさせない構造も特徴
「ザ・フラッグハリヤードチェア GE225 (1950年)」。ヨット用ロープ「フラッグハリヤード」をスチールフレームに張った寝椅子。一見無機質だが、体を預けると驚くほど快適だ。ロープが体を支え、金属の冷たさを感じさせない構造も特徴

Chapter4 ウェグナーの椅子 1945 – 1990年

最後の章では、1940年代から1990年代までの椅子と家具を年代順に紹介。サークルでエリア分けされた空間を歩きながら、木材の使い方や構造、製造工程の変化を追っていく。手仕事が中心だった時代から、機械加工が取り入れられていく過程を見比べることで、椅子づくりを取り巻く環境の変化も見えてくる。それでも、座ったときの心地よさや手触りへの配慮は一貫している。その積み重ねが、ウェグナーの椅子が今も選ばれ続ける理由なのだと、自然と実感できる。

「Chapter4 ウェグナーの椅子 1945–1990年」の展示風景
「Chapter4 ウェグナーの椅子 1945–1990年」の展示風景
「ハンモックチェア GE2 (1967年)」。フレームに張り巡らせたロープが体を受けとめる、名のとおりハンモックのようなデザイン。発表当時、日本に輸入されたのはわずか2脚で、松下幸之助さんらが所有していた。現在はPPモブラー社で再生産されている
「ハンモックチェア GE2 (1967年)」。フレームに張り巡らせたロープが体を受けとめる、名のとおりハンモックのようなデザイン。発表当時、日本に輸入されたのはわずか2脚で、松下幸之助さんらが所有していた。現在はPPモブラー社で再生産されている

この章では、各展示にあわせて織田憲嗣さんによるナレーション解説や冊子での解説も用意されている。椅子の背景や細かな違いを知りたい人は、音声やテキストを頼りに、もう一歩踏み込んだ見方を楽しむこともできる。

それぞれのサークルのテーマに合わせ、ウェグナーの言葉も紹介
それぞれのサークルのテーマに合わせ、ウェグナーの言葉も紹介
サークルの側には、各椅子を紹介するカタログも展示されている
サークルの側には、各椅子を紹介するカタログも展示されている

座ってわかる、ウェグナーのすごさ

本展のうれしいポイントが、実際に座れる椅子が用意されていること。見ているだけではわからない心地よさは、腰を下ろして初めて伝わってくる。

会場を出た先には、PPモブラー社とカール・ハンセン&サン社の現行モデル13脚を実際に体感できるコーナーが用意されている。座ってみると、線のつながりや手触り、体の収まり方が自然と伝わってくるはずだ。ウェグナー自身も「作品は体を通して伝わるもの」と語っている。展示で見た椅子を、今度は自分の感覚で確かめてみよう
会場を出た先には、PPモブラー社とカール・ハンセン&サン社の現行モデル13脚を実際に体感できるコーナーが用意されている。座ってみると、線のつながりや手触り、体の収まり方が自然と伝わってくるはずだ。ウェグナー自身も「作品は体を通して伝わるもの」と語っている。展示で見た椅子を、今度は自分の感覚で確かめてみよう

体を預けたときの安定感、肘に触れる木の感触。派手さはないのに、なぜか落ち着く。その理由が、少しだけわかった気がする瞬間だ。

展示のあとは、ショップで図録とグッズをチェック!

展示を楽しんだあとは、グッズ売り場にも立ち寄りたい。本展のために制作されたオリジナルグッズをはじめ、北欧デザインにまつわるアイテムや書籍が並び、気になったものを気軽に選べるラインナップになっている。ホリデーシーズンのギフトにも、自分へのご褒美にも選びやすい。

重要作品200点を収録した図録「ハンス・ウェグナー 至高のクラフツマンシップ」(4345円)
重要作品200点を収録した図録「ハンス・ウェグナー 至高のクラフツマンシップ」(4345円)

なかでも注目したいのが図録だ。世界的椅子研究家である織田憲嗣さんのコレクションから、重要作品200点を収録。椅子を中心に、図面や貴重な資料写真、約500点におよぶイラストレーションを通して、ウェグナーの膨大な仕事を体系的にたどることができる。日英併記で構成されたA4変形・412ページのボリュームは、展示を振り返る一冊としてはもちろん、長く手元に置いておきたくなる保存版だ。

木製スタンドがスタイリッシュな「カレンダー」(1980円)
木製スタンドがスタイリッシュな「カレンダー」(1980円)
ハンディサイズのゴムバンド付き「ノート」(1760円)
ハンディサイズのゴムバンド付き「ノート」(1760円)
椅子の形にカットされた「ダイカットポストカード」(各495円)
椅子の形にカットされた「ダイカットポストカード」(各495円)

そのほか、カレンダーやノート、ダイカットポストカードなど、気軽にゲットしやすいアイテムもそろう。来場の記念にひとつ選んだり、デザインが気に入って手に取ったり。そんなラフな付き合い方がちょうどいい。

椅子のシルエットがデザインされた「ブックマーククリップ」(1760円)
椅子のシルエットがデザインされた「ブックマーククリップ」(1760円)
会場には、デンマークのスペシャルティコーヒー「The Coffee Collective」が味わえる「PNB Coffee」のコーヒースタンドも登場。展示を巡ったあとに、ゆっくり楽しんで
会場には、デンマークのスペシャルティコーヒー「The Coffee Collective」が味わえる「PNB Coffee」のコーヒースタンドも登場。展示を巡ったあとに、ゆっくり楽しんで

展示を見たあと、街で椅子を見かけたときに「あ、あの曲線いいな」と思う瞬間があるかもしれない。そう感じるのは、ウェグナーの椅子をこれだけの数でまとめて見られる展示だからこそ。名作と呼ばれる理由を、実物を通して確かめに出かけてみよう。

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

取材・文・撮影=北村康行

元記事で読む
の記事をもっとみる