懐かしくも今っぽい可愛さがたまらないM・A・C リップほか40代要チェックの【2026春新色】3選

年が明けると、コスメの世界は春へとシフト。まだ冬の装いのままでも、新色を手に取るだけで気分が上がりますよね。11月ころから続々と届く新色情報をチェックし、12月には撮影を通して数多くのカラーを試していますが、「これはすぐに使いたい！」と直感的に惹かれたアイテムが今季も多数ありました。そこで今回は、40代の肌やムードにハマって洒落感が高まる春新色を厳選してみました。今季まず手に入れたい、マストバイ3アイテムをご紹介します！

M・A・C パウダー キス ヘイジー マット リップスティック

パウダー キス ヘイジー マット リップスティック 全24色（うち新12色）¥4,840（M・A・C 2026年1月9日（金）発売 ※公式オンラインショップ、@cosme SHOPPINGで先行発売中、1月7日（水）大丸心斎橋店先行発売）

学生時代、アルバイト代をつぎ込んでいたコスメといえば、M·A·C。青春のメイクを語るうえで欠かせない存在だった、という人も多いはず。そんな世代にはたまらないリップが登場します。
 
今季は透明感やツヤを前面に押し出したバームやグロスが主流。その流れのなかで、M·A·Cのマット質感は、なんとも新鮮でした！ とはいえ、従来のマットにありがちな重さやパサつきは皆無。新カテゴリーとして提案される“ブラーリップ”は、ふわりとパウダリーでありながら、どこか潤いを感じさせる軽やかな仕上がり。先日、複数のヘアメイクさんによるメイク提案企画の撮影があったんですが、皆さま自然と手に取って「これ可愛い！」と声を揃えたアイテムです。24色揃うヌードカラーのバリエーションも秀逸で、なつかしさと今っぽさ、そして大人の洒落感のバランスが◎。自分の肌やムードにフィットする１本が、きっと見つかると思います。ちなみに私は、ほんのりピンクを含んだベージュ「テイケン」をデイリーに愛用中。

バームのようにスルンと心地よく滑らかにのび広がるのに、仕上がりはパウダーをかけたようなフワッと淡い仕上がり。

CHANEL ヴェルニ 397 ルージュ ヌワール L

CHANEL ヴェルニ 397 ルージュ ヌワール L ¥5,280（シャネル・2026年1月9日（金）発売）

ベージュやパーリー、シアーなネイルが主流のなかで、圧倒的な存在感で心を打ち抜かれたのがシャネルの名作シェード〈ルージュ ヌワール〉。1994／1995年秋冬 プレタ ポルテ コレクションのバックステージで、モデルの指先に塗られて誕生したというストーリーを持つカラーなんです。
 
 
レッドとブラックが溶け合ったガーネットカラーは、大胆でロック、そしてエナジーに満ちた佇まい。それでいて不思議と手肌を美しく見せてくれるんです。短く整えた爪に、さっとラフに塗るだけで、手元に一気に洒落感が宿ります。リムーバーで落とすとき、指先が赤く染まるほどの発色ですが、その余韻すらこの色のエナジーの一部。ニットの袖口からちらりとのぞく指先に、この深いカラーが見えた瞬間テンションが上がる、シンプルな装いが増える季節こそ、出番が増えそうな1本です。

キャップのロゴもルージュ ヌワールカラー。

PRADA BEAUTY ブラーリング マイクロコレクティング コンシーラー

ブラーリング マイクロコレクティング コンシーラー 全4色 ¥6,270（プラダ ビューティ・2026年1月1日（木）発売）

最後は、ベースメイク。春は薄膜なのにカバーしてきちんと整う優秀なアイテムが豊作ですが、その中でも個人的に、肌が喜ぶような心地よさと自然な仕上がりに一目置いているのが、プラダ ビューティの新コンシーラーです。
 
良い意味で塗っている感がなく、素肌になりすますように色ムラやシミ、毛穴をカバーしてくれます。シームレスな仕上がりながら、清潔感のある肌印象に。重ね方次第ではしっかりカバー力の調整ができます。美容成分をたっぷり配合しているので、塗っている間のケア効果まで期待できるのが嬉しいところ。そして崩れにくい！ メイク直しにもぴったりです。休日は日焼け止めのあと、クマや小鼻の赤み、頬の気になる部分にチョンチョンとチップで乗せて、指やスポンジでなじませて、ヘルシーで清潔感のある肌で過ごすのが、最近の定番。

適量取れるチップも優秀。

今回ご紹介したのはいずれも定番アイテムですが、春の新色には限定カラーも多数。新しい季節のはじまりに、気になる色は出遅れる前に、ぜひチェックしてください！

text：HIROKA AMANO