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「クローゼット」が服&物であふれゴチャゴチャ…なかなか捨てられず整理整頓に挫折 大掃除で実践したい“断捨離5カ条”

  • 2025.12.28
服や物であふれたクローゼットを上手に整理するには?(画像はイメージ)
服や物であふれたクローゼットを上手に整理するには?(画像はイメージ)

今年も残すところ、わずかとなりました。年末の大掃除の際にクローゼットを整理整頓する人は多いと思います。ただ、クローゼットは気付かぬうちに服や物であふれることもあり、なかなか整理整頓する気になれないのではないでしょうか。また、服や物を処分しようとする際に「まだ着ることができる」「捨てるのがもったいない」などと考えてしまい、作業が進まず挫折してしまうことがあります。

クローゼットを効果的に整理整頓するにはどうしたらよいのでしょうか。優先的に取り組むべき作業やコツなどについて、著書に「1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話」(講談社)がある、ファッションエディターの昼田祥子さんに聞きました。

“自分が使いやすいかどうか”を基準に整理整頓するのがコツ

Q.そもそも、クローゼットの中が服や物であふれてしまうのはなぜなのでしょうか。

昼田さん「クローゼットがあふれてしまう一番の理由は、『自分の価値観より“他人軸”で服を選んでしまうこと』にあります。

例えば、『流行していたから』『インフルエンサーが勧めていたから』『異性ウケしそうだから』といった理由で買い足すと、自分が本当に必要とする服とのズレが生まれます。その結果、着ない服が蓄積し、気付けばクローゼットがぎゅうぎゅうに…。余白がない空間は風通しも悪く、湿気や臭いがこもりやすく、心のストレスにもつながりやすいのが特徴です」

Q.クローゼットを整理整頓する際にやりがちな失敗例やNG行為はありますか。

昼田さん「最も多いのは、『完璧な収納方法』を目指し過ぎて途中で疲れてしまうケースです。『SNSで見た“理想の収納”をそのまままねしようとする』『ルールを細かく決め過ぎる』『収納グッズを先に買ってしまう』『一気に全部を片付けようとする』という声も良く聞きます。

これらは途中で気持ちが折れやすく、結果的に衣類を戻し込んでしまいがちです。完璧を目指すより、“自分が使いやすいかどうか”を基準にすることが大切です」

Q.クローゼットの中を整理整頓する際に優先的にやるべきことについて、教えてください。例えば、クローゼットが服や物であふれている場合、まずはどのような作業をすべきなのでしょうか。

昼田さん「最初に取り組むべきことは、『残す服』『手放す服』を分けること、いわゆる“断捨離”ですが、無理に捨てる必要はありません。断捨離5カ条を意識するとスムーズに仕分けることができます。断捨離5カ条は次の通りです」

【断捨離5カ条】(1)その服は本当に“自分で”選んだ?(2)その服は“今の自分”に必要?(3)サイズ・素材感など、着て不快なところはない?(4)選択肢が多過ぎて迷っていない?(5)収納の不満を放置していない?

これらの視点で服と向き合うと、“何となく捨てられない”状態が自然と整理され、自分が心地よくいられる服だけが残ります。

Q.クローゼットの中を上手に整理整頓するだけでなく、整理整頓した後も使いやすい状態を維持するにはどうしたらよいのでしょうか。クローゼットを整理整頓する際のポイントについて教えてください。

昼田さん「クローゼットを整った状態で維持するには、“使いやすさ”と“見た目の美しさ”を意識することが重要です。服は人が着ているときが最も美しく見えるため、特にお気に入りの衣類はつるして収納することで、形崩れを防ぎながら見栄えも保てます。

また、ハンガーを同じ種類で統一すると、全体がすっきり整い、空間の不協和音を減らすことができます。シワになりやすいシャツやスラックスはつるし、ニット類は畳むなど、素材ごとに適した方法を選ぶのもポイントです。

配置については、よく着るアイテムを中央や利き手側にまとめることで、日々の動作がスムーズになります。細かなルールよりも、自分が心地よく使える状態が自然と続く収納を意識することが、整理整頓の維持につながります」

Q.クローゼットを整理整頓する際、防虫剤などを使用した方がよいのでしょうか。

昼田さん「はい、防虫剤を使用する必要性は高いと思います。エステーの調査でも最も多かった対策が、『防虫対策(35.1%)』という結果でした。虫食いは一度起きると修復が難しいので、予防として防虫剤を使うのがお勧めです。

また、湿気やカビは臭いの原因にもなるため、除湿剤と併用するのが理想的です。今は防虫剤に合わせて、香りがするアイテムが登場しているため、そういった商品と組み合わせれば、“気分が上がるクローゼット”づくりにもつながります」

オトナンサー編集部

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