「自己ベストを出し続ける人」に共通する、たった一つの習慣

おはようございます。美習慣コーチの長谷川千尋です。

朝、何気なくSNSを開いたとき、周囲の人の挑戦や成果が目に入って、「すごいな」「私にはまだ遠いかも」そんなふうに感じたことはありませんか。

羨ましさや焦りを感じてしまうのは、とても自然なことです。特に年末は、1年の結果や変化が見えやすい時期。人の成長がまぶしく映り、自分だけが立ち止まっているように感じてしまう日もあるかもしれません。

コーチとして伴走する中で、「自己ベストを更新し続けている人たち」には、共通していることがあると感じています。

それは、特別な才能や恵まれた環境があるから、というわけではありません。大きな挑戦をしているように見える人ほど、実はとても地味で、静かな積み重ねを続けている。派手なことよりも、目立たない一歩を大切にしているのです。

彼らが比べているのは、他の誰かではありません。 SNSの中の誰かでも、過去の成功者でもない。向き合っているのは、いつだって「昨日の自分」です。

昨日はやらなかったことを、今日はやってみる。前回は気が進まなかったことを、今回はほんの少し前向きな気持ちで取り組んでみる。

たとえ行動が同じでも、心の向きが変われば、それは立派な前進だと思うのです。

一歩踏み出すことでしか、見えない世界があります。やってみたからこそ出会える景色や人、「思っていたよりできたかもしれない」という小さな自信。その積み重ねが、次の一歩を自然に連れてきてくれます。

たとえば私自身、長くリクエストをいただいていた「美習慣コーチ養成講座」も、実はすぐに始められたわけではありません。「私にできるだろうか」と迷い、立ち止まった時間のほうが長かったと思います。それでも、完璧を待たずに一歩踏み出したことで、少しずつ手応えと喜びにつながっていきました。

海外で初めてセミナーを開催し、英語で講演したときも同じです。言葉や文化の違いに不安を感じながらの挑戦でしたが、「伝えたい」という気持ちが、背中を押してくれました。

そして、盛夏のフルマラソン。目標にしていたタイム以上に嬉しかったのは、途中で諦めず、昨日の自分を一歩超えられた感覚でした。

振り返ると、どれも特別なことをしたというより、「できるか分からないまま、それでも一歩を選んだ」ただそれだけだったように思います。

だからこれは、特別な人だけの話ではありません。どんなに小さく見える一歩でも、昨日の自分より少し前に進めたなら、それは立派な自己ベストです。

年末の今、ぜひ自分に問いかけてみてください。

「私は今日、昨日の自分よりほんの少し前に進めただろうか？」

その問いを持ち続けること。それが、自己ベストを出し続ける人に共通する、たった一つの習慣です。

どんなに忙しくても、どんな土地にいても、自分らしく、軽やかに成果を出している人たちには共通点があります。それは「朝の過ごし方」にブレがないこと。今日は、変化の中でもブレ…