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ティモシーが熱演!注目の卓球映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』の物語や出演キャストは?

  • 2025.12.28
Dia Dipasupil / Getty Images

俳優ティモシー・シャラメ主演で注目を集める、映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』。卓球をテーマにした本作は、すでに各メディアから高い評価を受けており、アカデミー賞受賞も期待されている。そこで今回は、日本での公開を控える『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』について知っておきたいことをお届け。

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』のストーリーは?

話題作を次々と送り出すA24が製作した『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』。映画の舞台は1950年代初頭のニューヨークで、ティモシー・シャラメ演じる“マーティ・マウザー”が主人公に。

当時、アメリカではあまり注目されない卓球で世界を目指す天才プレイヤー、マーティは、世界選手権に出場する資金を稼ぐために親戚の靴屋で働いていたが、ロンドンで日本人選手に敗れる。それでも世界タイトルを手に入れる決意を固めたマーティは、日本で開催される大会を目指し、資金を集めるためにさまざまな工夫を重ねる——というストーリー。

またマーティは、大会に出るために、最も身近な人を含め、あらゆる相手をだまし、嘘をついて盗みまで働く、正直言って好人物とはいえないよう。しかし、彼の放つ勢いとカリスマ性、そして決して諦めない姿勢には、多くの観る者がひきつけられてしまうと『The Guardian』はつづっている。

さらに同作は、実在したアメリカの卓球チャンピオン、マーティ・ライスマンの人生から着想を得ているとのこと。

豪華キャストが出演

主人公マーティ・マウザーを演じるだけでなく、プロデューサーとしても本作に参加してるティモシーをはじめ、豪華キャストが出演することでも注目を集める同作。

また、マーティと複雑でロマンチックな関係を築いていくケイ・ストーン役にはグウィネス・パルトロウ、マーティの母親レベッカ・マウザー役にはフラン・ドレシャー、マーティの幼なじみで既婚者のレイチェル・ミズラー役はオデッサ・アジオンが演じる。

左から、グウィネス・パルトロウ、フラン・ドレシャー、オデッサ・アジオン Getty Images

さらに、タクシー運転手でマーティの友人ウォーリー役にはグラミー賞受賞歴もあるタイラー・ザ・クリエイターが、実業家でケイ・ストーンの夫ミルトン・ロックウェル役にはケビン・オリアリーが抜擢。

左から、タイラー・ザ・クリエイター、ケビン・オリアリー Getty Images

他にも、映画監督や脚本家で知られるアベル・フェラーラや、ファッションデザイナーのアイザック・ミズラヒ、マーティのライバル役にはデフ卓球界のエースである川口功人選手が出演している。

ティモシーが語る「役作りへの想い」

役作りへの情熱が高いことでも知られるティモシーは、『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』でも長い年月をかけて卓球を習得したという。過去にアカデミー賞にノミネートされた『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』でギターを習得するために5年を費やしたこともある彼は、『BBC』に対してこのように語っている。

「このプロジェクトの話をもらったのは2018年。実質的に6~7年かけて準備することができましたね。空いている時間はできる限りトレーニングに費やしました」

「この映画で求められるのは、ボブ・ディランの映画(『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』)のときと同じ責任感です。もしあなたがディランのファンやギタリストなら、画面上で本物に見えるようにしなければならない。同じように、卓球愛好家が見ても違和感がないようにすることが大事だと思っています」

また彼の役作りへの熱意は、なんと『DUNE/デューン 砂の惑星』の撮影中に卓球台を砂漠まで持ち込むほどだったという。さらに『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の撮影の合間には、ウンパルンパ風のユーモラスな卓球でリフレッシュしていたそう。

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』が公開される2021年には、カンヌ国際映画祭のため、コート・ダジュールでバックハンドを磨いていたのだとか。

「私は、本当に大切に思えるプロジェクトに取り組める、素晴らしい人生を送れています。多くの俳優は、そもそも仕事のチャンスすらないし、自分が心から情熱を持てることに取り組める人は少ないんです。だからギターを覚えたり、卓球を本格的に練習するくらいで大変だなんて思う必要はない。人生には、もっと大変なこともあるから」

アカデミー賞受賞にも期待大

2025年12月2日(現地時間)に発表された、ニューヨーク映画批評家協会賞(NYFCC)では脚本賞を受賞。さらにティモシーの演技は高く評価されており、すでにゴールデン・グローブ賞とクリティクス・チョイス・アワードの主演男優賞にノミネートされている。

『BBC』によると、オスカー争いは今のところティモシーと『ワン・バトル・アフター・アナザー』のレオナルド・ディカプリオの一騎打ちと言われているとのこと。

ティモシーは、映画『君の名前で僕を呼んで』で主演を務め、2018年の第90回アカデミー賞主演男優賞に初ノミネート。その後、2025年の第97回アカデミー賞でも『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』でボブ・ディランの若き日を演じ、主演男優賞にノミネートされたものの、まだ受賞はない。

各メディアからは、オスカーを獲得するのではないかと期待されている。

公開日は?

アメリカでは12月25日、イギリスでは12月26日に公開される『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』。日本では、2026年3月13日全国ロードショーとなる。

期待が高まる同作の気になる予告編は、こちらからCHECK!

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