1. トップ
  2. 恋愛
  3. 粗品が「大っ嫌い」「老害」と噛みついた人物とは?SNSや芸能界で加熱する“世代間バトル”欽ちゃんや勝俣州和、大御所も巻き添えに

粗品が「大っ嫌い」「老害」と噛みついた人物とは?SNSや芸能界で加熱する“世代間バトル”欽ちゃんや勝俣州和、大御所も巻き添えに

  • 2025.12.27

芸風が時代に合わないのか…近年、大御所が思わぬ場面で「老害」と指摘されることも

お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品さん(2019年05月、時事通信フォト)
お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品さん(2019年05月、時事通信フォト)

ここ数年、ネット上で頻繁に飛び交う「老害」という言葉。自分の価値観を押し付けたり、時代の変化に対応できないベテランを揶揄(やゆ)する言葉として定着しましたが、この波は芸能界にも押し寄せています。

大御所芸人からベテランタレントまで、思わぬところで批判の的になってしまった事例や、若手との価値観の衝突を振り返ります。

■粗品 vs 嘉門タツオ「反吐が出るほどおもんない」

記憶に新しいのが、霜降り明星・粗品さんによる強烈なディスです。2024年11月、自身のYouTubeチャンネルで、シンガーソングライターの嘉門タツオさんを「大っ嫌いな老害」と名指しで批判しました。

発端は、嘉門さんが2024年7月、週刊誌で粗品さんの芸風を「愛がない」と評したこと。これに激怒した粗品さんが、「反吐が出るほどおもんない」「今の若者に通じるわけがない」と猛反撃。

「先輩を敬う」という不文律を無視したこの発言は、芸能界の世代間対立を象徴する出来事として大きな話題となりました。

■レジェンド・欽ちゃんも「見てて不快」?

視聴者から厳しい声を浴びてしまったのが、コメディアンの萩本欽一さんです。

2025年8月の『24時間テレビ』内「仮装大賞」でMCを務めた際、審査員やゲストの話を「長い!」と遮ったり、自分のペースで進行する姿が放送されました。

実は、萩本さんがあらかじめ「時間がないから」と前置きをしつつはじまった流れではありますが、ネット上では「さすがに老害すぎる」「見てて不快だった」などの批判が相次いでしまいました。

かつては「欽ちゃん流」として愛されたスタイル。令和の視聴者からは「人の話を遮るのは失礼」「自分の武勇伝ばかりで寒い」といった辛辣な反応も。時代の変化と共に、かつての笑いの王様も厳しい目に晒されているのです。

■勝俣州和が訴える「若害(じゃくがい)」

一方で、「老害」という言葉の乱用に異を唱えるベテランもいます。タレントの勝俣州和さんは、2024年5月にバラエティー番組「酒のツマミになる話」に出演し、自身が“老害”認定されてしまった出来事を振り返りました。

過去、別番組のロケ中に当時最年少だった女性タレント(ビビアン・スーさん)に料理の取り分けを頼んだところ、スタッフから「それ老害になりますよ」と注意されたといいます。

勝俣さんは「年下が動くのは当たり前だった世代」としての違和感を吐露し、「何でもかんでも老害にするな。俺たちは『若害(じゃくがい)』に悩まされている」と反論。

ハラスメント意識の高まりと、旧来の体育会系ルールの衝突に、多くの共感と反発が入り乱れました。

※ ※ ※

誰がいつ批判の的になってもおかしくはない時代では、ベテランとされる人物であっても油断できないようです。「老害」というレッテル貼りは簡単ですが、そこには「変化を拒むベテラン」と「配慮を求めすぎる若手」という、埋めがたい溝があるのかもしれません。

(LASISA編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる