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2025年のヒットドラマ「北極星」に主演したカン・ドンウォン、チョン・ジヒョンのスペシャルインタビュー&ファンイベントの模様をお届け

  • 2025.12.27

2025年にディズニープラスで配信されたスペクタクル・ロマンス「北極星」。映画にも匹敵するスケール感のドラマに圧倒されるのはもちろん、カン・ドンウォン扮するサンホの完璧なボディーガードぶりに惚れ惚れする、チョン・ジヒョン扮するムンジュら女性キャラの格好良さに励まされる…などなど見どころの尽きない作品だった。今回は日本のファンに向けて、チョン・ジヒョン、カン・ドンウォン、イ・ミスク、オ・ジョンセ4名のインタビューと配信直後に開催されたファンイベントの様子を振り返る。

【写真を見る】21年ぶりにドラマ復帰したカン・ドンウォンの凜々しさにファン熱狂!

特別インタビューでカン・ドンウォン&チョン・ジヒョンがお互いへの信頼を明かす

【写真を見る】21年ぶりにドラマ復帰したカン・ドンウォンの凜々しさにファン熱狂! [c]2025 Disney and its related entities
【写真を見る】21年ぶりにドラマ復帰したカン・ドンウォンの凜々しさにファン熱狂! [c]2025 Disney and its related entities

配信前の制作発表会でチョン・ジヒョンとカン・ドンウォンは、今作への出演を決めたのはお互いの存在があったからと告白して大きな話題となったが、日本のファン向けの特別インタビューでも改めてその話題に話が及んだ。

まずチョン・ジヒョンは「カン・ドンウォンさんと共演できるということは、もちろん大きかったです。それと同時に、チョン・ソギョン脚本家とキム・ヒヨン監督とお仕事できるということにも欲が生まれました」と回答。対するカン・ドンウォンは「僕は100%チョン・ジヒョンさんでした(笑)」と、自らの“愛の強さ”を証明し、笑いを誘った。続けて「いい先輩方、キャスト、制作陣が揃っていたということもそうですが、出演理由の大部分を占めていたのは、やはりチョン・ジヒョンさんの存在でした。チョン・ジヒョンさんとなら、楽しく撮影できると思いました」と一途な思いを披露し、二人は互いへのゆるぎない信頼関係をみせつけた。

秘密を抱えるサンホを疑いながらも惹かれていくムンジュ [c]2025 Disney and its related entities
秘密を抱えるサンホを疑いながらも惹かれていくムンジュ [c]2025 Disney and its related entities

チョン・ジヒョンに自身が演じた大統領候補役について聞くと「大統領候補役だと聞いた時、自分でさえむずがゆいのに、観る方々は果たして受け入れてくださるだろうか、とずいぶん心配しました」と、オファーを引き受けるのは簡単ではなかったことを口にした。「その時、キム監督とチョン脚本家が『もしあなたがいま大統領選挙に出たとしても、人々はあなたを信じるでしょう。大統領選挙を描くのにふさわしい女優は、あなたの他にはいないのよ』と言ってくださったんです。おかげで勇気が出て自信を持って演じることができました。政治家の演説は、少し退屈でおもしろくないイメージがあったので、より魅力的に映るように努めました。ドラマの終盤には、大勢の人の前で「私についてきなさい。私を信じなさい。私についてくるのです」と演説をするのが、少しずつ快感になっていきました」と、演説シーンや役作りで製作陣の一言が助けになったと、感謝を述べた。

「政治家という職業の魅力を知った」とも語ったチョン・ジヒョン [c]2025 Disney and its related entities
「政治家という職業の魅力を知った」とも語ったチョン・ジヒョン [c]2025 Disney and its related entities

さらにキャスト4名にお互いに素敵だと思った部分に質問が及ぶと、まずイ・ミスクは「このドラマの最大の長所は、俳優たちの相性の良さです。私はキャリアが長いにもかかわらず、今回後輩たちから学ぶことがたくさんありました。一緒に仕事をする中でぎこちなさを一ミリも感じなかったんです。本当に。チョン・ジヒョンさんは、どの国に出しても恥ずかしくない程のグローバルな美貌と人間性の持ち主だと思いました。誇らしき大韓民国の俳優です」とチョン・ジヒョンへの称賛を口にした。褒められたチョン・ジヒョンは終始恐縮そうに首を振って見せた。

ムンジュのシンプルながら上質なファッションも注目された [c]2025 Disney and its related entities
ムンジュのシンプルながら上質なファッションも注目された [c]2025 Disney and its related entities

続けて、「カン・ドンウォンさんもとても素晴らしい方です。撮影でお会いすることはほとんどありませんでしたが(笑)」と笑いを誘うと、すかさずチョン・ジヒョンが 「カン・ドンウォンさんは、背が高くて顔もよくて、類を見ない〝マンチッナム〟(漫画から飛び出してきたような男性)です。モニターを観ながら、いつも感嘆していました。このようなビジュアルで生まれてくることがどれだけ難しいことか(笑)。撮影現場では、周りの人たちが楽しく過ごせるように気を遣ってくださいました。外見だけではなく内面にも惚れましたね」と撮影時の印象を振り返った。カン・ドンウォンは照れながらも「ありがとうございます。チョン・ジヒョンさんも魅力的な方で、チョン・ジヒョンさんのおかげで楽しく仕事が出来ました」と感謝を述べた。

ムンジュへの気持ちが増していくサンホの様子をアクションで表現したカン・ドンウォン [c]2025 Disney and its related entities
ムンジュへの気持ちが増していくサンホの様子をアクションで表現したカン・ドンウォン [c]2025 Disney and its related entities

またカン・ドンウォンはオ・ジョンセについて「先輩とは実はワンシーンも一緒に撮っていないんです。現場でもほとんどお会いしなかったのですが、プライベートで会うと本当に冗談がお上手で、おもしろい方で!ふとした瞬間に心に浮かんでくる人です」と印象を語った。それに対してオ・ジョンセも「私もカン・ドンウォンさんのことをよく思い出していますよ(笑)」と相思相愛をアピール。

優秀な兄との間に葛藤を抱えたジュンサンを力演したオ・ジョンセ [c]2025 Disney and its related entities
優秀な兄との間に葛藤を抱えたジュンサンを力演したオ・ジョンセ [c]2025 Disney and its related entities

また、自身と確執のある母親を演じたイ・ミスクについては「劇中では私に冷たく接する母親ですが、実際はすぐに心を開いてくださり、温かく接してくださいました。(2つの顔のギャップに)現場では頭と心が混乱しました。(僕が演技指導をした)今は、演技もより上手になりましたしね」と冗談を交えて話すと、イ・ミスクもまた笑いながら「私は今回、息子役のジョンセさんからたくさん演技を学びました。カメラが回っていないところでは将来のことや演技のことなど、いろんな相談をしていました」と、“自慢の息子”を誇る。こうしたやり取りにはチョン・ジヒョンも大爆笑するなど、仲睦まじいやりとりで終始笑いに満ちたインタビューとなった。

カン・ドンウォンの甘いコメントに会場中がうっとり?

さらにファン向けに開催されたショーケースでは、豪華キャスト陣に加えキム・ヒウォン監督、ホ・ミョンヘン監督が集結。ファンにはうれしいイベントとなった。

ファンが集結した待望のイベント! [c]2025 Disney and its related entities
ファンが集結した待望のイベント! [c]2025 Disney and its related entities

演じたキャラクターの魅力を語る「セルフ自慢タイム」では、チョン・ジヒョン扮するムンジュの補佐官ミジ役のイ・サンヒは、「行動力があります。なにはともあれ、ムンジュについていきます。やると言ったらやる人です」と胸を張ってみせた。

ムンジュの忠実な護衛を好演したイ・サンヒ [c]2025 Disney and its related entities
ムンジュの忠実な護衛を好演したイ・サンヒ [c]2025 Disney and its related entities

ムンジュの護衛役チャンヒ役のチュ・ジョンヒョクは「慎み深くて…セクシーです」と大胆発言!しかしカン・ドンウォンからの視線を感じたのか、すぐに「あ、あの!自分で思っているだけです」と発言を撤回して会場の笑いを誘った。

 とぼけたコメントで会場を笑いで包み込んだチュ・ジョンヒョク [c]2025 Disney and its related entities
とぼけたコメントで会場を笑いで包み込んだチュ・ジョンヒョク [c]2025 Disney and its related entities

キム・ヘスクは「大統領ですよ、皆さん!」と声高らかに述べると、「それ以外の言葉は必要ないです。私がなにかを言えば、すぐに数万人が動く。私は大統領です」と言って、カリスマ性をアピール。一方、イ・ミスクは、「私は…お金持ちです」と一言。「大統領にもさせてあげられます」と付け加えると、会場からはどよめきが。

劇中とは打って変わって明るいムードメーカーぶりを発揮したイ・ミスク [c]2025 Disney and its related entities
劇中とは打って変わって明るいムードメーカーぶりを発揮したイ・ミスク [c]2025 Disney and its related entities

カン・ドンウォンは「サンホは、ケンカが強くて、料理も上手くて、マッサージも上手なスイートガイです」とスマイル。その甘いコメントに会場の女性たちをうっとりさせたところで、おもむろに立ち上がったチョン・ジヒョンが「そんなカン・ドンウォンが、私のせいで狂っていく」と自慢気にモデルポーズ。思わず MCもイ・ミスクに向かって「お金がいくらあったってダメね。(私たちでは)カン・ドンウォンは狂わせられないわ」とポツリ。イ・ミスクが「私は自分で自分を守るから」と勝気に言うと、会場全体が再び笑いに包まれた。

 カン・ドンウォンはホ・ミョンヘン監督からその爽快なアクションシーンを絶賛された [c]2025 Disney and its related entities
カン・ドンウォンはホ・ミョンヘン監督からその爽快なアクションシーンを絶賛された [c]2025 Disney and its related entities

続いては、「北極星」をハングル 3 文字で表現するコーナー。それぞれ「냥미침(オンリークレイジー)」(チュ・ジョンヒョク)、「멋있다(かっこいい)」(イ・サンヒ)、「복극성(北極星)」(キム・ヘスク)、「중독성(中毒性)」(イ・ミスク)と答えていくなか、カン・ドンウォンは、「전지현(チョン・ジヒョン)」とまたもや愛のこもった回答!チョン・ジヒョンは、「こう言われたら仕方がない」といった表情で、大きくため息をつきつつ「강동원(カン・ドンウォン)」とつぶやく茶目っ気を見せる場面も。またチョン・ジヒョンが「カン・ドンウォンさんとの共演は、待ちに待った機会でした。撮影の時もとても気分がよかったです」と好意を表すと、カン・ドンウォンはすかさず「出会ったからには、これからはしょっちゅう会わないといけないですね、僕たち」と優しく囁き、チョン・ジヒョンのみならず、会場にいた全女性をノックダウン。美しいトップスター二人の甘すぎる&息の合ったやり取りは、まるでドラマのいちシーンのようで会場が甘い雰囲気に包まれた。

最後に事前に寄せられたファンからの質問に答えていくセッション。カン・ドンウォンへの質問は「最近の最愛メニュー」。まさに美食家で有名なカン・ドンウォンにぴったりのお題。「ワタリガニのおいしい店を見つけました。その食堂だけのレシピで本当においしかったです。『北極星』を観ながら食べるのにおススメなのは、鶏肉丼かな」とドンウォン。「もしや、『北極星』に関連がある?」と尋ねる MC に、ドンウォンは意味深な笑みを浮かべてみせた。

チョン・ジヒョンには「幼いころの夢は?」という質問が。「私は中学生の頃から芸能活動をしていました。自分は将来何がしたいのか、何をするのかと考える時期にはもう仕事をしていたので、将来の夢を考えるよりも先に歩きだしていた気がします」とチョン・ジヒョン。今の夢は?と聞かれると「幸せに暮らすことです」と穏やかな笑顔を見せた。

美しさと格好良さを兼ね備えたチョン・ジヒョン [c]2025 Disney and its related entities
美しさと格好良さを兼ね備えたチョン・ジヒョン [c]2025 Disney and its related entities

イ・ミスクが引いたのは、「『北極星』で他に演じてみたいキャラクターは?」というクエッション。猫撫で声で「チョン・ジヒョン~」とムンジュを選択すると、「女性なら誰でも(カン・ドンウォンさんのような)かっこいい人に守られたいですよね。かっこいい人に守られるなら、死んでもいい(笑)」と発言。これにはチョン・ジヒョンも大いに共感したようで「私もムンジュが羨ましかったです。このドラマを観れば、誰かに守ってもらうという代理満足ができるはずです」とドラマを PR し、イベントは幕を閉じた。

文/荒井 南

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