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「湿気で爪にカビが生える?!」それ間違ってます!なジェルネイル知識3選

  • 2016.6.12

皆さんこんにちは!15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。今やネイルサロンだけではなく、ドラッグストアやインターネットなど、様々な場所で販売されているジェルネイル。

ネイルで使う商材は、化学薬品や消毒液などいろいろとあるのですが、本来、勉強してから使うべきものが手軽に手に入る環境になったことで、まことしやかに都市伝説のようなことも語り継がれています。

ということで、今回は「ジェルネイル未経験者に聞かれやすい都市伝説ベスト3」と言いたくなるような「ちょっと違うよ」な知識についてお伝えしたいと思います。

■◇湿気で爪にカビが生える

ムシムシと熱い季節は菌が繁殖しやすい季節でもあります。そのせいか「梅雨の時期にジェルネイルをすると爪にカビが生えやすい」なんて思っている方もチラホラ。

よく「爪のカビ」と呼ばれてるものの正体は「緑膿菌感染症」と呼ばれる爪の病気です。この「緑膿菌」ですが、実は健康な人はほとんど発病しないと言われている菌です。というのも、土や水の中、私たちの消化器官にもいる菌で、日常空間にいる菌でもあるのです。

では、どんなときに発病するの?と思いますよね。それは、私たちの身体の抵抗力が落ちたとき。爪の場合は、爪が傷んでいたり、別な病気に感染した際に「二次的に」感染しやすいと言われています。

決して「ジメジメしているから」感染する病気ではないのです。水虫とはちょっと違う病気なわけです。

■◇ジェルネイルをすると爪が傷む

「ジェルネイルをすると爪が薄く弱くなるんでしょ?」よく聞かれるこの質問。ネイリストさん達は「ちがうー!」と声を大にしている方も多いのではないでしょうか?

まず、ジェルネイルを着ける際に「爪が薄くなるまで削って着けましょう!」なんていうメーカーはありません。なのに、なぜジェルネイルをすると爪が薄くなったように感じるのか?

まず、第一に多いのが「感触」です。ジェルネイルは最低でも6層重なっていて、爪の厚みが倍になっています。その状態が長く続くと、その感触に慣れてしまって、外した際に「爪が薄くなった」と感じることがあります。

もし本当に爪が薄くなっているなら、新しく生えてきた爪とジェルをのせていた爪に段差や傾斜を感じるはずですよね。

そして次が「オフ」の問題。浮いてきたジェルネイルを無理矢理剥がしたりすると、健康な自爪の層も一緒に剥がれてしまうことがあります。

ジェルネイルは「外してもキレイ」が鉄則なので、取扱いの方法をしっかりネイリストさんに確認してからネイルサロンを後にしましょう。

■◇マニキュアやジェルネイルは爪が呼吸できなくなる

そもそも、爪は呼吸をしていません。吸ってはいませんが「蒸散運動」という水分を吐き出す運動をしています。

マニキュアやジェルの種類によっては、蒸散運動を妨げるものと妨げないものがありますが、爪が乾燥しやすい方はマニキュアをすると爪の水分を保持することができたりします。

■◇おわりに

ジェルネイルが一般ユーザーに広く愛されるようになって14.5年。特にソークオフジェルが人気になってから、色々な質問を受けることが多くなったと同時に、都市伝説のような内容の質問を受けたりもして、ちょっとおもしろかったりします。

でも、質問することって大切です。爪も大切な身体の一部!ネイリストさんにどんどん質問してみてくださいね。(川上あいこ/ライター)

(ハウコレ編集部)

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