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四角友里さんと初めての山歩きー山の中の楽しみ方から下山後のご褒美まで

  • 2016.6.12
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多くの山ガールから支持されるアウトドアスタイル・クリエイターの四角友里さんと一緒に、編集部メンバーが山歩きデビュー。前編に続き、後編は山を下るところからスタートします。 お目当てのごほうびスイーツも楽しみにしてくださいね。

山頂で休憩した後は、最後のごほうびを目指して下山開始

1時間半程の登りの後、山頂でランチを食べて眺めを堪能したら、いざ下山開始です。大楠山には、いくつかの登山コースがあります。今回、往路は「阿部倉コース」とされる県道27号横須賀葉山線の大楠山登山口から登り始め、復路は「前田橋コース」を下り、海岸線に沿って走る国道134号線へと下山します。

なぜこのコースを選んだか…。それは、下山後に葉山名物のマーロウのプリンを食べたいから! 前田橋バス停登山口から国道134号線を少し歩いたところに、プリンで有名なカフェ&レストランマーロウ秋谷本店があるのです。

どこまでも食いしん坊な私たち。プリンを目指して意気込んでスタートです。

行きよりも滑りやすい道に、心が折れそうに…

登りは思っていたよりもスムーズに進んだため、最初は鼻歌混じりに下山を始めた私たち。

…が、下山するルートは土が粘土質の場所が多く、雨上がり翌日のこの日はツルツルと滑りそうになることも。そんな場所では、重心を低くしてゆっくりと進み、なんとか転ばずに歩けました。

美しい緑に囲まれながら飲む入れたてのコーヒー

急な下りもひと段落したので、ここで休憩。パン屋さんで買っておいたショートブレッドをおやつにコーヒータイム。

四角さんが小型のコーヒーミルとドリッパーを持参してくれました。アウトドア用の小型コンロでお湯を沸かし、熱々の入れたてコーヒーでひと休み。マーロウのプリン目指して、再び出発です。

脱力系のビジュアルが面白い! 山の中の看板にも注目

歩きながら四角さんは、面白いものを次々と見つけて教えてくれます。「このきれいな色の花、なんて名前でしょうね」「不思議な形の葉っぱ!暗号みたい!!」「見て見て、変なキノコが生えてますよ」などなど。

そして、植物以外にも山の中には気になるものが。それは、登山道の傍に立っている様々な注意喚起などの看板。レトロなビジュアルが目を引きます。

また、大楠山の登山道には、ところどころに横須賀市に関するクイズが書かれたプレートが設置されていて、登山者を楽しませてくれます。これに注目するのも意外に面白い! やたらとマニアックなクイズで、「こんなの誰もわからないよー」と言いながらも、全部のクイズに答えながら進みました。

川沿いの遊歩道から海辺の道へ、間もなく今日のゴール

登山道が終わると、最後は前田川に沿って遊歩道を歩き、海の見える国道に出ます。山歩きの最後に海が見えるって、なんだかとっても贅沢で、気分がいいですね。

そして、いよいよ今回の最終目的地カフェ&レストランマーロウ秋谷本店へ。こちらは、1984年の創業以来、手作り焼きプリンが人気のカフェです。「もうすぐプリンだ!」と、みんなの歩くスピードもアップ!

マーロウに到着したのは、だんだんと空の色が変わり始める時間帯。窓から見えるのは、相模湾をオレンジ色に染める夕暮れ。そんな景色を味わいながら、絶品のプリンとお茶をいただきました。こちらのプリンは、昔ながらのしっかりとした焼きプリン。疲れた体に、プリンの甘さとカラメルソースの程よい苦味が染み込んでいきます。

こんな素敵な最終目的地を見つけておくと、山歩きが楽しくなりますね。

カフェ&レストラン マーロウ秋谷本店

[住所]神奈川県横須賀市秋谷3-6-27

[TEL]046-884-4383

[時間]ランチ:11:00〜14:00、ディナー:17:15〜19:30、喫茶:11:00〜20:00(土日祝は〜20:30、テイクアウト:11:00〜20:30(土日祝は〜21:00)

[休]金曜日

相模湾に沈む夕日で1日を締めくくり

プリンを食べて外に出ると、今まさに夕日が水平線に沈もうとしている時でした。そこで、マーロウの向かいにある立石公園で夕日を眺めることに。

ここは、安藤広重が浮世絵に描いたことでも知られる景勝地。沈んでいく夕日が、一直線に海を照らしオレンジ色の光の道ができていました。こんなに美しい夕日を見られたことが、この日一番のご褒美かも!

都心から手軽に行けて、1日でこんなに楽しい体験ができる山歩き。

この夏、デビューしてみてはいかがでしょうか。

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