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「生活大変で…お下がりもらえる?」子供の服をねだるママ友→フリマサイトで見てしまった事実【短編小説】

  • 2025.12.27
「生活大変で…お下がりもらえる?」子供の服をねだるママ友→フリマサイトで見てしまった事実【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

お下がりをねだるママ友

「生活大変で…お下がりもらえる?」

そう言って困り眉で笑うママ友に、私は何度も手を差し伸べてきました。
「うちは生活がカツカツで、子供に新しい服も買ってあげられないの」という言葉を信じ、大切にしていたブランド服を何度も譲ってきたのです。

しかし、ある日偶然開いたフリマアプリが、すべてを暴きました。
そこには、私が数日前に彼女へ手渡したばかりのワンピースが、高値で出品されていたのです。
しかも、過去の取引履歴を見ると、これまでに私が譲った服がすべて「新品同様」として転売され、数十万円もの利益になっていました。

私の善意と、子供との思い出を金儲けの道具にされていた。
そう気づいた瞬間、悲しみは冷徹な怒りへと変わりました。

私はすぐに行動を起こしました。
彼女が一番執着している「お金」で、現実を突きつけてやることにしたのです。

証拠を突きつけた結果

翌日、私はフリマアプリの画面を印刷した紙を封筒に入れ、彼女をカフェに呼び出しました。
彼女は「またお下がりをくれるの?」と期待に満ちた顔でやってきました。
私は無言で、その封筒をテーブルに置きました。

中身を見た瞬間、彼女の顔から血の気が引いていくのが分かりました。
「あ、あれ……これは、その……」 言い訳を探して泳ぐ彼女の目に、私は真っ向から冷ややかな視線をぶつけました。

「生活が大変って、転売ビジネスのことだったのね。ずいぶん手広く稼いでいるみたいじゃない」

絶句する彼女に、私はわざと明るいトーンで、トドメの一言を放ちました。

「ねえ、そんなに私の服で稼げたなら、今回の売上は『折半』にしない? 私が仕入れ元なんだし、当然よね?」

「折半」という言葉に、彼女は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして固まりました。
自分の卑しさを突きつけられ、震える声で「ごめんなさい……」と絞り出すのが精一杯のようでした。

その後、彼女は逃げるように去っていき、二度と私に連絡してくることはありませんでした。
もちろん、アプリのアカウントも消えていました。

大切な思い出を売るような人とは、こうして縁を切るのが一番の節約。今は、清々しい気持ちでいっぱいです。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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