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高慢な嫁「他に男はいくらでもいた」息子の結婚相手に不安。でも → 10年越しに姑が認めた、最高の結末

  • 2025.12.30

筆者の知人のエピソードです。長男のお嫁さんは美人なのですが、かなり高慢な態度を取る女性だったそう。そんなお嫁さんが10年後、すっかり謙虚になった理由とは?

画像: 高慢な嫁「他に男はいくらでもいた」息子の結婚相手に不安。でも → 10年越しに姑が認めた、最高の結末

イケメンな息子の嫁

私は成人した3人の息子がいる主婦です。
親の私が言うのも難ですが、長男はなかなかのイケメンに育ちました。

そんな息子も30歳を過ぎ、いよいよ結婚することに。
挨拶に訪れた女性は、これまたかなりの美人で、息子も相当惚れ込んでいるようでした。

ただ気になるのは、嫁には少し自信過剰なところがあるようなのです。
私に向かって「他に結婚したがっている男性はいくらでもいました」と言ったり、「息子さんのお給料が減って、私に服を買えなくなったら別れます」「家事はしません。『家事代行サービスを頼んでくれないなら結婚しない』と息子さんと約束しました」と言ったり。

思わず息子に「あんた、本当にあの子でいいの?」と尋ねたのですが、息子は「いいんだ」と言い張りました。
それなら好きにしなさい、そんな気持ちで息子の結婚を認めたのです。

月日は流れ

結婚後、息子夫婦にも子どもが生まれました。
子どもは双子だったので、育児はかなり大変そう。息子も長期の育休を取り、2人で育児を頑張っていました。

嫁は「家事はしない!」と宣言していたにも関わらず、子どもの離乳食を手作りしたり、子どもの服をミシンで縫ったり。
子どもが生まれて、自分中心だった考え方も少しずつ変わっていったようでした。

そうして月日は流れ、息子夫婦が結婚して10年がたち、気づけば嫁も40歳。

私は嫁から、結婚当初の刺々しさがすっかり消えていることに気が付きました。
「嫁ちゃん最近丸くなったわね」
そう言った私に、嫁は照れくさそうに笑いながら、こんなことを言ったのです。

謙虚になれた

「40歳を超えて、自分の美しさは若さゆえだったと気づいたんです。年齢を重ねて変化していく私を、息子さんは変わらず『きれいだ』と言ってくれます。その思いやりに触れて、ようやく謙虚になれました」

さらに嫁はこう続けました。

「子どものピュアな美しさに比べたら、私の着飾った美しさなんてちっぽけなもの。息子さんに出会えたこと、子どもを授かったこと、それが私を変えたんです」

そう言って嫁は微笑みます。

親に何度も「やめておいたら?」と言われても、「あの人がいい」と言い張った息子。そんな息子の愛情と子どもの存在が、嫁を変えたようでした。

謙虚さを身に付けた嫁。静かに微笑むその姿は、昔よりずっと美しい──私はそう思います。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

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