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表情が騒動を物語る…『PROJECT Y』魅力あふれるキャスト陣を捉えた場面写真&メインビジュアル

  • 2025.12.26

韓国を代表する俳優のハン・ソヒとチョン・ジョンソがダブル主演を務める『PROJECT Y』(2026年1月23日公開)から場面写真とメインビジュアルが到着した。

【写真を見る】ハン・ソヒが演じるミソン

【写真を見る】ハン・ソヒが演じるミソン [c] 2025 PLUS M ENTERTAINMENT, CLIMAX STUDIO AND WOWPOINT ALL RIGHTS RESERVED.
【写真を見る】ハン・ソヒが演じるミソン [c] 2025 PLUS M ENTERTAINMENT, CLIMAX STUDIO AND WOWPOINT ALL RIGHTS RESERVED.

第50回トロント国際映画祭、第30回釜山国際映画祭でのプレミア上映で話題を呼んだ本作は、ミソン(ソヒ)とドギョン(ジョンソ)という2人の女性が、底辺の現実から抜けだすために隠された金塊を盗みだす姿を活写するクライムサスペンス。劇中で苦楽を共にして育った同い歳の幼なじみを演じる主演の2人は、実生活でも親友として知られている。監督は、大胆な題材とインパクトのある演出で韓国映画界に新風を吹き込むイ・ファン。これまでに、韓国社会で生きる若者が直面する問題を掘り下げた作品を発表し、その社会意識の高さも評価されてきた。長編3作目となる本作について「私が最も惹かれるのは人間そのものです。彼らの極限の欲望と葛藤を探求したかった」と語る。

ドギョン役のチョン・ジョンソ [c] 2025 PLUS M ENTERTAINMENT, CLIMAX STUDIO AND WOWPOINT ALL RIGHTS RESERVED.
ドギョン役のチョン・ジョンソ [c] 2025 PLUS M ENTERTAINMENT, CLIMAX STUDIO AND WOWPOINT ALL RIGHTS RESERVED.

このたび解禁されたのは、ファン監督が「すばらしい俳優、宝石のような俳優がたくさん出てきます」と絶賛するキャスト陣の姿を切り取った場面写真。「昼は働き夜は眠る」、そんな普通の人のように生きる日々を夢見て、自身が昼間に働くフラワーショップの事業を継ぐことを決意するミソン。繁華街での過酷な労働を感じさせない幸福感に満ちた笑顔を見せている。ミソンと一緒にいまの生活から抜けだすために繁華街で働く女たちの頼れるドライバーとして生活費を工面しているドギョン。ある事件をきっかけに底辺の生活に逆戻りした際には、一攫千金を狙った大博打をミソンへ持ちかけるなど危険な一面をのぞかせる。

キム・ソンチョル演じる“ボス”ことト社長 [c] 2025 PLUS M ENTERTAINMENT, CLIMAX STUDIO AND WOWPOINT ALL RIGHTS RESERVED.
キム・ソンチョル演じる“ボス”ことト社長 [c] 2025 PLUS M ENTERTAINMENT, CLIMAX STUDIO AND WOWPOINT ALL RIGHTS RESERVED.

そのほかにはミソンとドギョンの人生を狂わし切迫した状況へと追い込む”ボス”ことト社長(キム・ソンチョル)の冷たい眼差しと不敵な笑みを収めたカットやドギョンの実母ガヨン(キム・シンロク)の闇を感じさせるカットも。さらにはト社長の忠実な手下ブル(チョン・ヨンジュ)の殺意を漂わせる眼差しやミソンとドギョンの友人にして二人が危険な道へ進むよう焚きつけるソック(イ・ギェジュン)が緊迫した表情で電話をかける姿、ト社長の妻にしてとあるホストと親密な関係を築いているハギョン(ユア)の緊張感と警戒心を帯びた表情なども捉えられている。

あわせて解禁されたビジュアルでは、物語の中心となるミソンとドギョンが背中合わせに配置され、互いに異なる方向を見つめる姿が強烈なコントラストを生みだしている。

2人の女性が厳しい現状から抜け出そうともがく様をサスペンスフルに描きだす本作。場面写真とメインビジュアルからも一筋縄ではいかないスリリングな展開が期待できる。

文/スズキヒロシ

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