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ついに新シリーズ配信へ! 大ヒットした『タイプロ』の魅力を再検証する

  • 2025.12.27
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

2026年1月9日から、Netflixで『timelesz project -REAL-』の配信がスタートします。この番組は、人気アイドルグループ・timeleszの「挑戦と覚悟」を追ったドキュメンタリー作品で、VOL1として全4話を配信。さらに、2月15日からは全6話のVOL2が配信される予定です。

内容は、話題となったオーディション『timelesz project -AUDITION-(通称・タイプロ)』の最終審査直後からメンバーに密着したもの。8人体制として初のアリーナツアーの裏側に迫り、年末のドーム公演を見据えたスキルアップのため、メンバーが「武者修行の旅」へと出発する様子が描かれています。

武者修行の旅では、メンバーの松島聡さん、橋本将生さん、猪俣周杜さんがロサンゼルスでダンス修行を敢行。すでにティーザー映像が公開されているのですが、『timelesz project -REAL-』では番組名通り「リアル」なtimeleszの裏側が公開されるようです。

年明け早々に、また話題を集める番組になりそうな『timelesz project -REAL-』。配信が待ち遠しい中、この記事では番組の原点となる『タイプロ』が、どんなオーディション番組だったのかを復習を兼ねて振り返りたいと思います。

『タイプロ』はどんなオーディションだった?

『タイプロ』は、グループ名を改名したtimeleszが新メンバーを探すオーディション番組。Netflixで2024年9月から配信されました。

応募総数は1万8922件とされ、佐藤勝利さん、菊池風磨さん、松島さんが中心となり審査員を担当。合宿を行うなどしてさまざまなミッションが与えられ、候補生たちが死に物狂いで新メンバーを目指す様子が描かれました。特に4次審査以降は佐藤さん、菊池さん、松島さんが候補生とぶつかり合う場面も。非常に見応えのあるオーディションとして多くの視聴者を獲得しました。
 
いろいろな意味で注目される名場面が多かったのも『タイプロ』の特徴です。菊池さんが歌詞を忘れた候補生に対し、「歌詞忘れてるようじゃ無理か。歌詞はね、入れとかないと」という独特な言い回しを披露し、これが“菊池風磨構文”としてSNSで話題に。そして、候補生を厳しくも温かく指導したダンストレーナーのNOSUKEさんが大人気となるなど、ドキュメンタリー番組としても非常に見どころが多いオーディションとなりました。

加えて、4次審査からは、STARTO ENTERTAINMENT所属の寺西拓人さん、原嘉孝さん、今江大地さんの3人が候補生として途中参加するなど、演出の面白さも秀逸。オーディション番組は数多くありますが、審査を真面目に行いながらも、エンタメ作品として見られるように仕掛けが行われ、ファンを夢中にしました。

全く新しい形のオーディションとなった『タイプロ』

『タイプロ』は、オーディションの中で旧ジャニーズ事務所時代のさまざまな楽曲が使用されたことでも話題を集めました。V6の『Can do! Can go!』をはじめ、SMAPの『SHAKE』や嵐の『Monster』、NEWSの『さくらガール』などの作品が課題曲として登場。事務所の歴史をなぞる課題曲ばかりで、懐かしい気持ちになった視聴者も多かったのではないでしょうか?

5次審査では、メンバーである3人が、それぞれチームをプロデュースして課題曲を制作。メンバーと候補生の間に絆が生まれ、ドラマ性の高い感動的な名場面を数多く生み出しました。さらに、本番の衣装は、STARTO ENTERTAINMENTの先輩たちが着用した衣装を採用。これまでのオーディションにない特殊な演出ばかりで、timeleszファン以外が見ても面白い番組になりました。

新メンバーだけじゃない、魅力ある候補生たち

番組の完成度の高さに加え、魅力ある候補生が多かったのもヒットした理由の1つです。最終的に、猪俣さん、篠塚大輝さん、寺西さん、橋本さん、原さんが新メンバーとなりましたが、落選した中にも魅力ある候補生が多くいました。

そんな候補生たちは、オーディションで人気が出たことで、その多くが落選後に新たな活動を開始することに。鈴木凌さん、山根航海さん、西山智樹さん、前田大輔さん、浜川路己さん、本多大夢さんは、すでに芸能活動をスタートしています。

また、『タイプロ』を沸かせた浅井乃我さんは、STARTO ENTERTAINMENTのジュニアとして活動していくことが発表されました。オーディションが終了してから1年もたっていないのに、こんなにも多くの候補生が活躍するのは珍しいことです。その点から見ても、『タイプロ』はハイレベルなオーディションだったといえます。新メンバーになれなかった候補生の活躍を見たうえで、改めて『タイプロ』を見直すと、違った感動を味わえるはずです
 
『timelesz project -REAL-』が配信されることで、再び注目を集めることになった『タイプロ』。ここまで説明したように、『タイプロ』は結果を知っていても何度でも楽しめる、完成度の高いオーディション番組です。年末年始の長い休みを利用して、復習も兼ねて最初から視聴してみてはいかがでしょうか。
この記事の執筆者: ゆるま 小林
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

文:ゆるま 小林

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