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キム・ヨハン×ファン・ボルムビョル『第4次恋愛革命 ~出会いはエラー:恋はアップデート~』出演俳優にインタビュー!【前編】

  • 2025.12.26
『第4次恋愛革命 ~出会いはエラー:恋はアップデート~』で主演を務めるキム・ヨハン (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.
『第4次恋愛革命 ~出会いはエラー:恋はアップデート~』で主演を務めるキム・ヨハン (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.

2025年11月13日(木)からPrime Videoで独占配信が開始された韓国ドラマ『第4次恋愛革命 ~出会いはエラー:恋はアップデート~』。今の時代ならではの恋とテクノロジーが交錯する青春ラブコメディです。

『第4次恋愛革命 ~出会いはエラー:恋はアップデート~』ヒロインのファン・ボルムビョル (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.
『第4次恋愛革命 ~出会いはエラー:恋はアップデート~』ヒロインのファン・ボルムビョル (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.

主演を務めるのは韓国の男性アイドルグループ「WEi」のキム・ヨハン。若手俳優としても今大注目の人物です。ヒロインには、初のロマンティックコメディに挑戦するファン・ボルムビョル。そして監督は、『TOP MANAGEMENT』、『こうなった以上、青瓦台に行く』などで知られるユン・ソンホ監督が努めます。

12月4日(木)に迎えた最終話配信を記念して主演のキム・ヨハンさん、ヒロイン役のファン・ボルムビョルさん、そしてユン・ソンホ監督にお話をお聞きしました。

前編となる今回は、キム・ヨハンさんとファン・ボルムビョルさんのインタビューをお届けします。

青春と恋の“バグだらけ”の物語

恋愛経験ゼロの超理系女子ク・ヨンサン(ファン・ボルムビョル)と、すれ違うだけで誰もが振り返るモデル科の超人気インフルエンサー カン・ミンハク(キム・ヨハン)。ふたりの“バグ”だらけの恋愛を描いたトキメキ満載の青春ラブコメディです。

2025年11月13日(木) よりPrime Videoにて日本独占配信中。全16話。

キム・ヨハンさんはノートパソコンが引き金だと言いますが…? (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.
キム・ヨハンさんはノートパソコンが引き金だと言いますが…? (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.

「特別でないキャラクターが一人もいない」キム・ヨハンさん、ファン・ボルムビョルさんインタビュー

 テコンドー選手権大会で優勝した経歴もあるキム・ヨハンさん (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.
テコンドー選手権大会で優勝した経歴もあるキム・ヨハンさん (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.

——『第4次恋愛革命』はどんなドラマですか?ご自身が演じたキャラクターについても簡単にご紹介をお願いします。

キム・ヨハン:『第4次恋愛革命~出会いはエラー:恋はアップデート~』は、設定が面白いです。モデル科と工学科が統合するというムチャクチャなことが起きてしまうキャンパスが舞台となります。物語では多種多様な若者が登場して、それぞれの関係性や恋愛模様が描かれる魅力的な作品です。

カン・ミンハクは、恋愛番組への出演を機にインフルエンサーになった優しくて根が真面目な人物です。一方で、頭の中もピュアで単純なので環境保護をモットーにしているのですが、知識不足で大事な観点が抜けていたりしますし、ド天然な行動をとる一方でヨンサンや周囲の人たちの固定概念を壊す力も持っています。そんなギャップのある魅力に溢れた人物です。

ファン・ボルムビョル:突発的な大学の学科統合により、工学科とモデル科が同じ学部になることで巻き起こる大胆で奔放な青春ロマンスを描いたドラマです。

名前の通り「ヨンサン」は世の中のあらゆる問題を公式(ロジック)で解きたい人物です。感情より論理を優先し、世界も数式のように整理できると信じています。そんなヨンサンが「ミンハク」と出会うことで、初めて計算不可能な感情という変数を経験することになります。

——本作に出演を決めた理由をお聞かせください!

キム・ヨハン:ストーリーが斬新でした。よくあるロマンチックコメディーの台本とはひと味違う感じがして面白かったですね。そして何より監督と会って話をしてみて、面白くなると確信しました。それが一番の決め手になったと思います。

キャラクターの面では、楽しく演技ができそうな役だと思いました。モデル科と工学科が合体するような物語なんて普通に考えたらあり得ないじゃないですか。それを現実化したうえに、登場人物に多様性がある。論理派で完璧主義のヨンサンとその正反対のタイプのミンハクが恋に落ちますし、多様な背景や恋愛観を持つ人々の物語も盛り込まれている。 こんなロマンチックコメディは初めて見ました。

ファン・ボルムビョル:ユン・ソンホ監督の予測不可能なコメディセンスが私の好みにぴったりでした。だから最初から最後まで台本を読むのが楽しくて面白く、そして魅力的に描かれたヨンサンをぜひ演じきってみたいと思いました。

——本作の脚本を読んだときの感想を教えていただけますか?

11歳のときにドラマ『善徳女王』にエキストラとして出演しているのだそう! (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.
11歳のときにドラマ『善徳女王』にエキストラとして出演しているのだそう! (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.
オーディション番組『PRODUCE X 101』に出演し見事最終順位1位に! (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.
オーディション番組『PRODUCE X 101』に出演し見事最終順位1位に! (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.

キム・ヨハン:最初は“キャラクターが面白いな”、“演じたらうまくできそう”と思いました。ひとまず監督の話を聞きたかったので、お会いして話してみて確信を持てたので最終的にやろうと決めました。

ファン・ボルムビョル:最初の感情は「新鮮だ」でした。ヨンサンという人物に惹かれました。勉強は完璧だが恋愛には不器用な人物が、自分とは正反対のミンハクと出会い衝突し、やがて互いに惹かれていく過程が興味深かったです。また、周囲の登場人物たちも皆個性が際立っていて、異なる形で青春の葛藤や成長を描いている点が魅力的でした。

——ご自身が思う本作の注目ポイントは?

キム・ヨハン:多様な登場人物の関係性に注目して頂きたいです。ミンハクとヨンサンの関係性もその1つです。完璧で論理的なヨンサンのアルゴリズムに欠陥があるとしたら、それは恋愛感情だと思います。ミンハクは、とても自然にそこに入り込んでいくのでヨンサンの心は揺さぶられるんです。そうやって影響を及ぼし合うヨンサンとミンハクの関係を見ていただければと思います。

それから、ミンハクと腹違いの兄のジェハクの関係もコメディー的要素があって面白いです。ジェハクはミンハクを利用して儲けようとしますが、実はそれにミンハクも気付いているのでコミカルな中にある緊張感にも注目して頂きたいです。

ファン・ボルムビョル:「特別でないキャラクターが一人もいない」という点です。それぞれの個性がはっきりしているので、誰を追いかけても物語が興味深いです。

——おふたりは2度目の共演ですよね。感想や印象的なエピソードがあれば教えてください。

キム・ヨハン:とりあえず、また会えてうれしかったです。前の共演作は、2020~2021年に撮影したんです。4年ほど経って再会したので感慨深かったです。前作で彼女が演じたソヨン役のイメージが強くてヨンサンを演じる姿が想像つきませんでしたが、撮影前に合わせてみたらヨンサンにピッタリだったんです。なので現場でスムーズに進められた気がします。また、よく笑う明るい人だと今回の撮影で知りました。彼女は笑い上戸なんです。体を使うようなコミカルなシーンでは少しオーバーに演じて、大笑いしたことがたくさんあります。

ファン・ボルムビョル:ヨハンさんとは『学校2021』で少しだけご一緒しました。今回再会できて嬉しく、お互いの成長を感じて胸が熱くなりました。ヨハンさんは現場でいつも雰囲気を明るくしてくれる方です。一緒にいるシーンでは笑いをこらえるのに苦労しましが、そのおかげで撮影現場はいつも和やかでした。本当にありがたい共演者です。

カン・ミンハク×チュ・ヨンサン 正反対のケミストリー

身長181cmと高身長のキム・ヨハンさん (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.
身長181cmと高身長のキム・ヨハンさん (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.

——では次に、役についてお尋ねします。カン・ミンハクの魅力は?

キム・ヨハン:かなり変なことを言ったり変な行動をするけど憎めないところ。なぜなら真面目に頑張る人だからです。

友達の役に立とうとするし環境保護にも熱心。でも常に何かが欠けていて本人の思いどおりにならない。だからもどかしいけど憎めない可愛い存在なのではないかと考えています。そして、後半へ行くほどミンハクの行動も変わって来ます。ネタバレになるので話せませんが、みんなの予想と異なる行動を取る姿はとても魅力的に映ります。

——チュ・ヨンサンの魅力は?

ファン・ボルムビョル:一見完璧でも、内面は誰よりも不完全だという点です。理性的に振る舞うけれど、実は愛されたい人。その矛盾が人間的で愛おしいのです。

——キム・ヨハンさんと、演じたカン・ミンハクの似ているところ、違うところは?

キム・ヨハン:性格は、ミンハクほどじゃないけど明るいかな。特に友達といる時は明るくいたいですし、実際にそうですね。あと、意外とミンハクのように洞察力があります。ただミンハクほど変なこと(?)は言わないかと!台本を読みながら「ミンハク…、普通はこんなこと言わないよ…?」と思ったこともありましたので(笑)。その部分はミンハクと違いますね。

——ファン・ボルムビョルさんと、演じたチュ・ヨンサンの似ているところ、違うところは?

ファン・ボルムビョル:私も感情をすぐに表に出すより、一度考える方です。でも私はヨンサンよりずっと正直で、心が動いたら表現するタイプです。

撮影中は役作りで猫背気味にして少し丸まった肩を意識したのだそう (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.
撮影中は役作りで猫背気味にして少し丸まった肩を意識したのだそう (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.

——役を演じながら、特に意識したり、努力した部分は?

キム・ヨハン:「僕は何も分からない」と言い聞かせながら演技をしていました。キム・ヨハンとしては状況を理解できてもミンハクには理解できていないことが多いので。そういう時は極力、ミンハクの気持ち・状況になりきるように努力していました。

ファン・ボルムビョル:理工系の学生らしさを表現するために、姿勢や仕草といった細かな部分にもこだわりました。撮影中は、猫背気味の姿勢や少し丸まった肩を意識していました。そうした小さな癖にも、その人らしさが表れると思ったからです。

——今回の役を演じるにあたって、新しい挑戦となった部分はありますか?

キム・ヨハン:モデル科の学生らしさの部分ですね。今までのドラマでは必要とされなかった「外見の部分」でいろいろと意識しました。その点については 新しい挑戦かと思います。

ファン・ボルムビョル:今回の作品はリズム感のあるコメディ要素と感情の振幅が大きい台詞が多く、本当に新しい挑戦でした。短い呼吸でやり取りする場面が多いため、言葉のスピードとタイミングを一つの音楽のように感じながら演じなければなりませんでした。また台詞の量が多いため「これを全て自分の言葉のようにしなければならない」というプレッシャーもありましたが、その過程が本当に楽しかったです。リズム感の中で感情が爆発する時のスリルがあったと言えるでしょうか。

——キム・ヨハンさんは露出シーンがありましたが、このために体作りをしたのでしょうか?

キム・ヨハン:前作でラグビー選手を演じていたのである程度基礎はできていたと思います。前作で完璧な肉体改造ができていたわけではないですが、その頃から運動して体作りをしましたので少しは良い状態だったかなと思います。

——お互いの役の魅力について教えてください。

キム・ヨハン:ヨンサンは人生のアルゴリズムを作り上げてその中で生きていて、何か対立が起きても論理的に相手を言い負かします。だから外から見ると冷たくてお堅く見えるかもしれないですが、ヨンサンが1人でいる時は実は様子が全く違うんです。ミンハクと出会ってから揺れているヨンサンを、視聴者は見られますよね。ヨンサンは<お堅くて論理的で完璧主義者の面>と<心が揺れてしまう面>を持つ可愛いキャラクターです。こういうヨンサンの両方の側面を比べながら見る楽しみもあると思います。

ファン・ボルムビョル:表向きはふざけているように見えても、その中には確かな真心がある人です。本当の愛を知っている人物だと思います。

——カン・ミンハクとチュ・ヨンサンの大学での出会いは最悪でしたが、次第に心を開いて相手を意識するようになりますよね。どのような点が二人を近づけたと思いますか?

キム・ヨハン:ノートパソコンではないかと思います。ネタバレになるので詳しくは話せませんが、ノートパソコンがすごい引き金となって二人の距離を縮めさせ、一気に接点を増やすきっかけになります。

ファン・ボルムビョル:最初は本当に合わない人だと思いました。でも何度もぶつかるうちに、ある瞬間お互いの本当の気持ちが見えた気がしました。 ミンハクはヨンサンにはない純粋さからくる明るさと自由さを持っていて、ヨンサンはそんなミンハクに安心感を覚えるのです。 お互いの違いがむしろ惹かれる理由になったようです。

アイドル活動、俳優活動ともに2026年も目が離せません! (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.
アイドル活動、俳優活動ともに2026年も目が離せません! (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.

——カン・ミンハクは、初恋の相手だったチュ・ヨンサンと運命の再会を果たしますが、キム・ヨハンさんはこれまでの人生において、恋愛に限らず運命的な出会いはありましたか?

キム・ヨハン:前作の『TRY~僕たちは奇跡になる~』が、運命的に出会った作品と言えると思います。『TRY』を多くの方に見ていただけて、その次に『第4次恋愛革命~出会いはエラー:恋はアップデート~』、そして映画出演も決まり、いろんな番組にもたくさん出られるようになりました。

——『第4次恋愛革命~出会いはエラー:恋はアップデート~』は、様々な恋愛の形や今の若者のカルチャーについて描かれていますよね。作品を通して視聴者へ最も伝えたいメッセージを教えてください。

キム・ヨハン:「ドキドキ」と「楽しみ」、この2つかな。この二つが、僕がロマンチックコメディーを観る理由なので。皆さんにも、僕が視聴者の時に味わったのと同じような気持ちになってほしいです。

ファン・ボルムビョル:愛は依然として人の営みだということを。頭で計算できないのが愛だということを、どうか感じてくださったらと思います。

「楽しい現場でした!」

演じたミンハクの発言に「普通はこんなこと言わない(笑)」と思ったこともあるのだとか (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.
演じたミンハクの発言に「普通はこんなこと言わない(笑)」と思ったこともあるのだとか (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.

——撮影を振り返った感想をお聞かせください!

キム・ヨハン:毎日びっしりの撮影スケジュールでした。僕よりスタッフの皆さんほうが大変だったと思いますが、誰も文句を言わず自分の仕事にまい進していました。だから現場の雰囲気もよくて撮影もスムーズでした。振り返ってみると、1つのシーンやエピソードよりあの空気を思い出しますね。懸命に仕事に取り組む方々とスムーズに撮影できたことが記憶に残ってます。

それに僕には「今日はみんなをどれだけ笑わせよう!」という楽しみがありました。撮影監督がすごくよく笑う方で、僕がコミカルな演技をしたら監督が笑ってカメラを構えている肩が上下に揺れているのが僕の位置からもよく見えました。楽しい現場でした!

ファン・ボルムビョル:まだ完成した作品を見ていませんが、撮影を振り返ると本当に愉快でエネルギーに満ちた現場でした。役者それぞれの個性と呼吸がうまく合い、一瞬一瞬が楽しく、ヨンサンという人物として生きている時間が私にとっても大きな刺激になりました。監督とスタッフの方々の細やかなディレクションのおかげで、信頼して没頭することができました。完成した作品に出会える日が私もとても楽しみです。

——撮影現場のムードメーカーは誰でしたか?

撮影初日から膨大な量のセリフで大変だったのだそう (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.
撮影初日から膨大な量のセリフで大変だったのだそう (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.

ファン・ボルムビョル:実は私を除いて現場の皆さんがムードメーカーでした。私は台詞を覚えるのにいつも必死だったのですが、そんな私を皆が理解してくれて、むしろ笑わせてくれました。そのおかげで無事に撮影を終えることができました。

——ユン・ソンホ監督からは、作品や役についてどんなお話がありましたか?

キム・ヨハン:現場で僕もユン監督に考えをいろいろと伝えて、たくさん意見交換をしました。監督は脚本作りにも参加しているし現場の統括もする方なので、監督からの指示はもちろん全て受け入れました。ただアイデアがある時は“こうしてみるのはいかがでしょうか”と提案しましたし、意見を採用していただいたこともあります。監督は考えがはっきりしている方ですが、“いいね、そうしよう"と受け入れてくださることも多かったです。

ファン・ボルムビョル:監督から本当にたくさんの話を聞きました。(笑)

最初は方向性が豊かすぎてむしろ混乱しましたが、その中で一つの言葉が長く心に残りました。「ヨンサンは感情を学んでいくAIのような存在だ。」この言葉を聞いてから、ヨンサンの内面が一瞬で描けました。感情を理解しようと努力する人物の質感が一層鮮明になったのです。

——撮影の待ち時間は何をして過ごしていたのでしょう?

キム・ヨハン:セリフを覚えてました。この作品は今までの出演作で一番セリフが多かったです。ボルムビョルさんのセリフ程ではないですが…。もちろん共演者とも現場では楽しく過ごしました。よく一緒に撮ってたのは ヨンサン、ナレ、ドンウォン、そして僕の4人ですね。みんな面白くて楽しい仲間だった。あとはジェハク役のジヒョンさんとよく一緒で、この組み合わせの時は本当におかしくて笑いがこらえられなかった時もありました。

作品を観ていただければ、僕が面白いと言っていた雰囲気が分かるかと思います。

ファン・ボルムビョル:台詞が非常に多かったため、待機時間の大半は台詞を覚えるモードでした。それでも撮影の合間に共演者たちと控室でお菓子を分け合いながら冗談を言い合い、その中でもお互いに台詞合わせをすることが多かったですね。(笑)

「この作品が明確なターニングポイント」

——自分の人生を変えた、あるいはターニングポイントとなった経験や作品はありますか?

キム・ヨハン:テコンドーをやめたことですね。それが一番大きい経験かと。 やっていた14年間はほぼテコンドーに捧げてました。それをやめる感覚は、同じくらい選手生活をした人でないと分からないと思います。とりあえずそれだけの時間を、何かに熱中できたこと、また<やめる勇気>があったことを誇らしく思います。今の仕事を頑張れていることもうれしいです。

ファン・ボルムビョル:『第4次恋愛革命~出会いはエラー:恋はアップデート~』は私にとって明確な転機となりました。これまでは主に感情の密度や内面の流れを繊細に表現するキャラクターを多く演じてきましたが、今回はコミカルなリズム感と台詞のテンポを生き生きとさせる全く異なる質の演技でした。

膨大な台詞を消化しながら感情のリアリティを維持する過程は容易ではありませんでしたが、その挑戦が私を一段階成長させてくれました。 だからこそこの作品は、単なるフィルモグラフィーの一作を超え、俳優ファン・ボムビョルとしての変化と拡張の瞬間だったと考えています。

——俳優として大事にしているルーティンや考え方はありますか?

10月にWEiとしては8枚目となるアルバムを発売! (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.
10月にWEiとしては8枚目となるアルバムを発売! (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.

キム・ヨハン:ルーティンとまでは言えないですが…鑑賞中のドラマのセリフをマネしちゃいます。先輩の演技を観てそこに出てきたセリフを同じように繰り返すんです。これがいつの間にか癖になってました。テレビをつけて偶然やっていた初めて観るドラマでも、セリフを真似して言ってしまいます。ほぼ無意識にやってしまいますね。

「今はファンの皆さんに会いたい!」

——最近ハマっていることや趣味を教えてください。

キム・ヨハン:自分たちの曲にハマってます。今(取材時)はグループ活動をしている最中で、もう少ししたらコンサートのために日本に行きます。ずっと歌って練習しているので、自分たちの曲にハマらざるを得ないですね。(笑)

普段の趣味なら、ひとりでお酒を飲むことですかね。ひとり酒はよくない、と言われる理由が分からないです!すごくいいのに。一人で飲むときは大体ウイスキーを飲みますが、ビールもいいですよね。日本のビール、おいしいです!

ファン・ボルムビョル:ヨガに再びハマっています。20歳の頃から好きでしたが…ヨガは私にとって単なる運動ではなく、人生と演技にバランスをもたらす作業です。だから今回はより体系的に学びながら、内面と外面の調和を探求してみたいと思っています。ヨガが私の人生全体のインスピレーションの言語になっているような気がします。

——本作は日韓で同時に配信がスタートしましたが、これまでに日本のドラマや映画をご覧になられたことはありますか?

キム・ヨハン:『花束みたいな恋をした』を知ってます。本当にいい映画でした。あと『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』もよかったです。日本の恋愛ものが好きです。日本の作品には、独自の感性があって好きですね。

——過去に日本に行ったことはありますか?もしくは、行ってみたい場所やしたいことはありますか?

キム・ヨハン:ほとんどの場所に行った気が…。随分前の話ですが、岡崎市という地域で食べた豚骨ラーメンが驚くほどおいしかったです。町並みもすごくきれいでした。「クレヨンしんちゃん」に出てきそうな家や道があっていい所だなと思った記憶があります。また行きたいですね。

日本に行くのなら今はファンの皆さんに会いたいですね。長いこと会えていないので…。日本のファンの方々がよく韓国まで来てくださいます。リアクションも可愛い!みんな大好きです!だから、韓国まで来てくれたり、長く待っててくれた皆さんにコンサートやファンミーティングなど、どんな形でもいいのでお会いして恩返しをしたいです。

ファン・ボルムビョル:日本には三回ぐらい行ったことがあります。まだ札幌には行ったことがないのですが、写真を見るだけでも雪の降る街並みや静かな雰囲気がとても素敵でした。冬に訪れて雪原で転げ回り、温かい日本料理を食べながら一日中ゆっくり過ごしてみたいです。

——好きな日本語、または最近学んだ日本語は?

11月にリリースイベントで日本に来たばかりのキム・ヨハンさん (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.
11月にリリースイベントで日本に来たばかりのキム・ヨハンさん (C)BINGE WORKS & PONY CANYON & STORYMOB All Rights Reserved.

キム・ヨハン:話せる日本語は「トイレはどこですか」や「何歳ですか」などといった言葉です。昔、日本語で失敗したことがありまして、ホテルのルームサービスでステーキを2つ頼みたかったですが“ふたつ”という言葉を知らなかったんです。それで翻訳機を使ったら出てきたのが“ずがい"で…。“ずがい下さい"と言ってしまいました…。対応してくれた店員さんは困惑されてたので英語で“ツー、プリーズ"と言ったら伝わりましたが…、「ずがい」=「頭蓋骨」ってことにずっと気付きませんでした。日本語で数字、ちゃんと覚えないとですね。

ファン・ボルムビョル:好きな日本語は「いただきます」です!言うたびに何だか可愛くて温かい感じがして好きです。聞くだけでも気分が少し明るくなる言葉だと思います。

——好きな日本食は何ですか?

キム・ヨハン:牛カツや寿司が好きです!ラーメンも好きです。あとは…油そばも好きです。餃子も!日本の食べ物は美味しいですね! ほとんど制覇したかも!

ファン・ボルムビョル:寿司です!!本当に大好きで、日本旅行に行ったら毎食寿司だけ食べる自信があります!

——今後、日本でドラマファンミーティングをするならばどんなことをしたいですか?

キム・ヨハン:ファンの皆さんが望むことをやりたいです。俳優として、ファンミーティングに参加したとしても僕は歌って踊ることもできるので、いろいろと楽しめる内容を準備したいです。待ってくれたファンの皆さんのために。ファンミーティングに来たことを後悔しない、楽しいイベントにしたいです!

——最後に日本の視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

キム・ヨハン:『第4次恋愛革命~出会いはエラー:恋はアップデート~』が 配信開始されました。既にご覧になった方は、このインタビューを見てからもう一度観るとより楽しめると思います。まだ観ていない方は ぜひ観ていただきたいですね。1人でも多くの方に『第4次恋愛革命~出会いはエラー:恋はアップデート~』が届くとうれしいです。

ファン・ボルムビョル:この作品を通じて、皆さんの恋愛と人生にも小さな愛の革命が起こりますように。気軽に笑い、そしてちょっと胸がときめく時間になればと思います。

『第4次恋愛革命~出会いはエラー:恋はアップデート~』をたくさん愛してください!

ドタバタのキャンパスライフから目が離せない!ふたりが織りなすの恋の行方は!?新世代の青春ロマンスコメディ『第4次恋愛革命~出会いはエラー:恋はアップデート~』をぜひチェックしてみてください。

韓国ドラマ『第4次恋愛革命~出会いはエラー:恋はアップデート~』

Prime Videoにて独占配信中(日韓同時配信作品)/全16話

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