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【町田啓太】念願叶った、池井戸作品への挑戦。連続ドラマW 池井戸潤スペシャル「かばん屋の相続」主演!インタビュー前編

  • 2025.12.26

12月27、28日放送・配信、WOWOWの連続ドラマW 池井戸潤スペシャル「かばん屋の相続」で池井戸潤作品に初挑戦する町田啓太さん。オファーを受けた時の思い、撮影現場でのエピソード、役に共感した部分など、作品を通して語られた思いに迫ります。

Q 池井戸潤作品への出演オファーを聞いた時の印象は?

「池井戸さんの作品は今回が初めてとなります。社会派で重厚感もあって、もちろん面白さも際立っていて、いつかチャレンジさせてもらいたいとずっと思っていたので、出演が決まった時はとてもうれしかったです。池井戸さんの作品と聞いた時点で即やりたいと思いましたし、同じ「連続ドラマW フィクサー」でご一緒した西浦正記監督とまたできると聞いて、これはますます面白くなりそうだなと思いました

Q 西浦正記監督との再タッグはいかがでしたか?

「西浦さんの現場は本当に、ものづくりの環境としてすごくいい環境を作ってくださいます。寄り添ってくれて、話をして共通認識を持ち、迷いなく丁寧に、でも大胆に芝居ができるようにしてくれるんです。僕はビビりで(笑)、いろいろ考えるタイプなんですが、西浦さんもかなりロジカルに演出してくださるので、一緒にものづくりをしているという感覚が強いですね」

Q 撮影現場の印象は?

「僕の話は4作品の中で一番最後に撮ったのですが、スタッフさんが全員同じなので、もうできあがっているチームに入れてもらった感じでした。やりやすかったですし、本当に助けてもらったと思っています

Q 10年前、倒産したはずの会社の社長を思わぬ場所で見かけたことをきっかけに、東京第一銀行に勤める行員・永島慎司が、彼の過去を追っていく物語です。永島という役をどう捉え、どう演じましたか?

「永島は過去を振り返りながら進んでいく人物で、真相を知りたいという思いがすごく強い。その知りたい欲求を視聴者と共有できるよう大事にしました。10年前の永島には若さがあるので、若さからくる行動力や葛藤、衝動をしっかり出せたらと。現在との切り替えも楽しんでもらえるポイントだと思いました」

Q 永島に共感した部分はありますか?

「永島は過去に挫折を味わっている人物で、自分の力ではどうにもならなかったことがある。その感覚は僕もすごくわかるんです。どうしようもできなかった出来事って、何年も心に残り続けているんですよね。でも10年以上経つと、“あの時のままでいいんだ”と思える瞬間もあったりして。その自分の経験や感覚を、永島という人物を立ち上げる時に自然と使えた気がしています」

Q 特に印象に残ったシーンは?

「山場がいっぱいあって、展開もとてつもなくあるので、視聴者のみなさんが胸焼けしないかと心配になるくらいです(笑)。その中で印象に残ったのは、原作にはなかったシーン。あえて作られている部分でそこは見どころだと思います。映像ならではのシーンで、生身の人間だからこその説得力があります。上川隆也さんとご一緒させていただいたからこそ、できたシーンだと思います


Information

連続ドラマW 池井戸潤スペシャル「かばん屋の相続」

池井戸潤の短編集『かばん屋の相続』から4篇を映像化した連続ドラマW。銀行員たちが直面する倒産、借金、不正、相続など、働く人々の苦悩と葛藤を描く人間ドラマ。第1話「十年目のクリスマス」では、町田さん演じる行員、永島慎司が、かつて関わった企業の“真相”を追う物語が展開する。 WOWOWにて12/27(土)、28(日)放送・配信
2夜連続 午後10:00
※第1話無料放送(全4話)

Profile

町田啓太
まちだ・けいた 1990年7月4日生まれ、群馬県出身。数多くのドラマや映画で活躍中。主な出演作はドラマ『失踪人捜索班 消えた真実』、映画『チェリまほ THE MOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』、NHK『光る君へ』、Netflixシリーズ『今際の国のアリス』『グラスハート』など。最新作は竹内涼真とW主演を飾るNetflix映画『10DANCE』で、2025年12月18日より世界独占配信予定。

Photograph=Shotaro Yamagoe
Styling=Eiji Ishikawa
Hair&Make-up=Kyohey〈HAKU〉
Text=Miku Sugishima

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