A24×『パスト ライブス』監督が描く“条件付きの恋”──ダコタ・ジョンソン主演『マテリアリスト 結婚の条件』日本公開決定

A24とセリーヌ・ソン監督の再タッグが実現した。『マテリアリスト 結婚の条件』は、『パスト ライブス／再会』で“完璧なラブストーリー”と称賛を浴びた監督が、さらに踏み込んだ現代的テーマに挑んだ意欲作だ。2025年の全米公開では好調なスタートを切り、世界的なヒットを記録。その話題作が、ついに日本でもベールを脱ぐ。

物語の中心にいるのは、ニューヨークの結婚相談所で活躍するマッチメーカー、ルーシー。彼女は恋愛をロマンではなく“条件”として捉え、結婚を一種の契約のように扱ってきた人物だ。年収、将来性、価値観の一致。すべてを冷静に分析し、最適な相手を導き出すその姿勢は、現代の婚活市場そのものを象徴している。

そんなルーシーの人生が揺らぎ始めるのは、二人の男性の存在によってだ。投資家のハリーは、非の打ちどころのない理想的な結婚相手。一方で、元恋人ジョンは不安定な生活を送りながらも、かつて彼女の心を強く揺さぶった存在である。どちらを選んでも、何かを失う。だからこそ選べない。その葛藤が、リアルな痛みを伴って描かれる。

ダコタ・ジョンソン、クリス・エヴァンス、ペドロ・パスカルという豪華キャストが織りなす三角関係は、単なる恋愛劇にとどまらない。結婚における“正解”は存在するのか、幸せは条件で測れるのか。本作はその問いを観客に投げかける。洗練されたファッションとフィルムならではの映像美も相まって、観終わったあとに静かな余韻を残す一本となっている。

・マテリアリスト 結婚の条件
・2026 年初夏 TOHO シネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー
・Copyright 2025 (C) Adore Rights LLC. All Rights Reserved
・配給:ハピネットファントム・スタジオ

<ストーリー>
ニューヨークの結婚相談所で“マッチメーカー”として働くルーシーは、「天性の婚活カウンセラー」と絶賛され、仕事一筋の多忙な日々を送っていた。また、彼女自身は恋愛を感情だけでなく“資産価値”でも冷静に判断するマテリアリスト(=物質主義者)だ。そんな彼女の人生が、二人の男との出会いと再会によって激しく揺れ動く。一人はルーシーがマッチングさせたカップルの結婚式で出会った新郎の兄ハリー。身長 180cm、気が遠くなるほどリッチな投資家、家柄も人柄も学歴も一流、すべてが“完璧”な彼から情熱的なアプローチを受けたのだ。一方の再会は、その披露宴の席でウェイターをしていた元カレのジョン。互いに愛し合っていたが、俳優を目指してバイトを転々とする彼との貧乏生活に耐えられず、破局した。ルーシーはハリーとの真剣交際に踏み出すが、夢を諦めないジョンへの想いも再燃。そんななか、クライアントがある事件に巻き込まれ、ルーシーは仕事も恋愛も岐路に立たされる──。

監督&脚本:セリーヌ・ソン(『パスト ライブス/再会』)
キャスト:ダコタ・ジョンソン(『フィフティ・シェイズ』シリーズ、『マダム・ウェブ』)クリス・エヴァンス(『キャプテン・アメリカ』シリーズ)
ペドロ・パスカル(『エディントンへようこそ』「ナルコス」シリーズ、『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』)
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2025/アメリカ/116 分/英語/カラー/ビスタ/5.1ch/原題『Materialists』/日本語字幕:牧野琴子

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