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上司を「名前呼び」…? 夫の秘書に初対面し、違和感を覚えた妻の話

  • 2025.12.24

ある日突然出会った年下男子に、グイグイと迫られると戸惑ってしまいますよね。特に自分が社長令嬢という肩書きを持っていると、お金や権力を狙われているのかもしれないと、疑いの目を向けつつも、内心うれしかったりするのも事実。とはいえ、やはり世の中には危険な男性もいるため、常に警戒心は忘れないほうが良いでしょう。今回は、夫の秘書に初対面し、違和感を覚えた妻の話をご紹介いたします。

主人公・涼子は、父が社長を務める長谷川商事で働いています。もうすぐ30歳になるものの、彼氏はおらず、母を早くに亡くしたため父と2人で暮らしています。
そんなある日、応接室へのお茶出しをするために会社の廊下を歩いていると、走ってきた男性社員とぶつかってしまいました。その男は営業部の田崎智也。智也は、ブラウスを汚したお詫びとして、涼子にランチをご馳走したいと誘います。戸惑う涼子でしたが、次の日にランチをする約束を交わしました。しかし、実は智也には彼女がいます。涼子をターゲットにしたある計画を考えており、2人でなにかを企んでいて……。
約束の日、お弁当を持参した智也は、ピクニックをすることになりました。豪華なお弁当を見て感動した涼子でしたが、本当はこのお弁当を作ったのは智也の彼女。そんな素振りを一切見せず、智也は身の上話をして涼子の同情を誘います。さらに、涼子の父のことを尊敬していると伝えた智也ですが、それも作戦のうち。
すると智也は、ブラウスを汚したお詫びとして服をプレゼントしたあと、涼子をデートに誘います。デートという言葉を聞いて、男性経験が少ない涼子はドキドキしてしまいました。次のデートでは智也にもらったブラウスを着て行った涼子。智也は5歳年下とは思えないほどしっかりしていて、一緒にいると楽しく過ごせたため、惹かれるのに時間はかかりませんでした。
そのあともデートを重ねて、半年後智也からプロポーズをされます。父に報告しようとした涼子でしたが、すでに智也と付き合っていることを知っていたようで、結婚もすんなり認めてくれました。そして智也と結婚式を挙げて、涼子は幸せを噛み締めます。
新婚初夜、初めて智也と関係をもった涼子。しかし智也は、深夜に「散歩に行く」と言って部屋を出て行ってしまいました。実は散歩というのは嘘で、智也は同じホテルにいる愛人の元に向かったのでした。智也は涼子の会社を乗っ取ることを企てており、愛人は社長夫人になることが目的。智也は、社長の右腕になると男だと自負し、まずは愛人を秘書として働かせる作戦を考えます。
その頃、涼子はホテルの部屋で一人で智也の帰りを待っていました。結局、智也が帰ってきたのは朝7時すぎ。このときの涼子は、まさか夫が隣の部屋で愛人と一緒に過ごしていたとは知る由もありませんでした。

秘書の女

夫を名前で呼ぶことに違和感

愛人であるとはつゆ知らず、秘書として智也の隣に居座る美香と初めて対面し、違和感を覚えた涼子なのでした。妻を相手に上司を名前呼びしたり、好みの知識をひけらかしたり……欲を抑えられない人間は結局詰めが甘く、ボロを出すのですね。「人として」も「社会人として」もわきまえることを忘れずにいたいものです。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

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