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彼にプレゼントを渡したら、「こんなの貰わない方がマシだわ」→私「そんなこと言うなら…」驚愕の行動に彼氏が大号泣ワケとは

  • 2025.12.24
ハウコレ

交際3年目の記念日。私は何週間も前から準備を重ね、心を込めてプレゼントを選びました。けれど、その日に返ってきた言葉は、想像もしていなかったものだったのです。これは、そんな私たちに起きた、ある出来事のお話です。

何度も足を運んで選んだプレゼント

私たちの記念日が近づくにつれ、私は何を贈ろうかと毎日のように考えていました。彼は普段あまり物欲がなく、「何がほしい?」と聞いても「別に何もいらないよ」と言うタイプ。だからこそ、彼が本当に喜んでくれるものを見つけたいと思ったのです。

仕事帰りに何軒もお店を回り、休日にはネットで口コミを調べる日々。最終的に選んだのは、彼がずっと気になると言っていたブランドの腕時計でした。決して安い買い物ではありませんでしたが、彼の笑顔を想像すると迷いはありませんでした。ラッピングも丁寧にお願いし、当日を楽しみに待っていたのです。

予想外の言葉に、心が凍りついた

記念日当日、私は少し緊張しながらプレゼントを差し出しました。「今日で3年目だね。プレゼント用意したの、受け取ってくれると嬉しいな」。そう言って手渡した瞬間、彼の表情が曇ったのがわかりました。

包みを開けた彼は、中身を確認するなり、こう言ったのです。「こんなの貰わない方がマシだわ」。一瞬、何を言われたのか理解できませんでした。頭が真っ白になり、胸の奥がぎゅっと締めつけられるような感覚。どうしてそんなことを言うのか、何がいけなかったのか、言葉が出てきません。ただ、涙がこぼれそうになるのを必死でこらえていました。

「そんなこと言うなら…」私がとった行動

しばらくの沈黙のあと、私は静かに立ち上がりました。そして彼の手からプレゼントの箱をそっと取り返し、「そんなこと言うなら、これは持って帰るね」と告げたのです。

怒りというよりも、悲しみの方が大きかったかもしれません。彼のために費やした時間、込めた想い。それを「貰わない方がマシ」と言われたことが、ただただ悲しかった。私はそのまま静かに荷物をまとめ、玄関へと向かいました。「少し距離を置こう」。その言葉を残して、ドアノブに手をかけたときでした。

そして...

背後から、彼のすすり泣く声が聞こえてきました。振り返ると、彼は顔を覆って泣いていたのです。

「ごめん...本当にごめん」。彼は絞り出すようにそう言いました。話を聞くと、実は彼も私のために何かを準備したかったのに、仕事が忙しく何もできなかったこと。私からこんな素敵なものをもらって、自分が情けなくなってしまったこと。つい、素直になれずにひどい言葉を口にしてしまったのだと。

不器用な彼の本音を聞いて、私の心も少しずつほどけていきました。お互いの気持ちを確かめ合い、その夜は静かに話し合うことができたのです。あの日の出来事は、私たちにとって大切なことを思い出させてくれました。言葉にしなければ伝わらないこと、そして相手を信じて待つことの大切さ。今では少し照れくさい思い出として、二人の間で語られています。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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