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VOGUEエディターの「一生に一度」なデスティネーションはここ!【Part.1】

  • 2016.6.11
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夏のバカンスの旅先は決まりましたか? 旅好きなVOGUEエディターたちが「一生に一度、行ってよかった!」と思っている究極のデスティネーションを紹介します。

丸2日かけてたどり着く。人生最高の旅を約束するブラジル・バイーア州のリゾート。(Mayumi Nakamura)

ブラジル・バイーア州の小さな町、トランコゾのリゾートホテル「UXUA Casa Hotel & Spa」。ここは、1993年〜2009年までディーゼルでクリエイティブディレクターを務めていたデザイナーのウィルバート・ダスが作ったホテル。

2004年に初めてトランコゾの町を訪れたとき、こののどかな漁村の美しさと人々の優しさに衝撃を受けたというウィルバート。その後、この町に別荘を建てることになった際、いっそ購入した古い家屋だけではなく、その庭を取り囲む周囲の家々をも改築して、ホテルサービス付きの小さなコミュニティを作るのはどうだろう?という大胆な発想で生まれたホテルなのです。

そんなわけで、ホテルは至極アットホーム。客室はすべて手作り感あふれるコテージ(ヴィラ)タイプ。プールを眺めながら滞在者の皆で一緒に食べる朝食も楽しいし、最寄りのビーチは手つかずの自然がいっぱい。そしてビーチバーの料理やドリンクは何もかもが美味。

まるで友人の別荘に招かれたような温かさは、この町の雇用を促進しようと、ウィルバートが町の人たちに1から英語を教え、サービスを伝えたという背景によるもの。そんなこともあって、このホテル(の一帯)は治安もよく、皆が私たち観光客を大歓迎してくれます。

LAで乗り換え、サンパウロで乗り換え……たどり着くまでは27時間と大変だけれど、この町での出会い、この町で過ごす豊かな時間は人生最高の旅になることは間違いありません。ああ、また行きた〜い!

UXUA Casa Hotel & Spa

http://uxua.com/en/casas

建築&庭好きな人にオススメ!スリランカの建築家ジェフリー・バワの自宅に宿泊。(Yuka Tsukano)

インドの南に位置する島、スリランカ。ここは現在のリゾートホテルの原型をつくったと言われている建築家、ジェフリー・バワの故郷です。数年前、スリランカ全土に点在するバワが遺した名建築ホテルを巡る旅をしたのですが、いちばん感激したのが、ベントタにあるバワの理想郷「ルヌガンガ」でした。1940年代に湖や森がある広大な敷地を購入したバワは、50年の月日を費やして建築物や庭園、畑をつくりあげ、この理想郷のなかで暮らしていました。

予約をすれば宿泊することができたので、私は「グラスルーム」と名付けられている建物に泊まりました。外から見るとブリッジのような形状をしている建物は、すべてガラス張り。日が射し込む明るい部屋を、バワは読書室として使っていたそうです。

ルヌガンガのなかは散策することができるのですが、石畳や灯籠、大きな壷など、自然に配されているように見えて、すべて計算し尽くされたもの。こんな家に住みたいなあと心底思わせてくれる、”センスの塊”と言っても過言ではないほど美しい場所でした。近くにはジェフリー・バワの兄、ベヴィス・バワが造った庭園「ブリーフ・ガーデン」もあります。英国とルネッサンスと南国の空気が絶妙に混ざったこの空間も、筆舌しがたいほど素敵でした。

Lunuganga(ルヌガンガ)

http://www.geoffreybawa.com/lunuganga-country-estate/introductionpage

ボンドガール気分が味わえるロマンティックなリゾート。(Makiko Yoshida)

コンデナスト・トラベラーの受賞歴もあるこちらのリゾート「アリラ ヴィラズ ウルワツ」。3年前に新婚旅行でバリを訪れ、前半は別地区のホテルに泊まっていたのですが、後半は念願叶ってこちらに滞在しました。

ホテルへ続く坂道を車で登ること数十分。エントランスを入ると、一言で表すならまさに「別世界」。白を基調にした洗練されたインテリア(写真下)のロビーに通され、視界に広がるのはインド洋を臨むインフィニティプール。それまでの喧騒は一体なんだったんだろう?! こんな天国みたいな場所があって良いのか、ととにかく感動したのを覚えています。

宿泊する部屋へは、カートで移動。それぞれのヴィラにもプールが付いているので、朝起きてそのままプールに飛び込む、なんてことも可能です。

カップルで特別な時間を過ごしたい方、一生に一度ボンドガール気分を味わいたい方も是非訪れてみてください。

http://www.alilahotels.com/jp/uluwatu

Alila Villas Uluwatu(アリラ・ヴィラズ・ウルワツ)

カリブ海の楽園! 世界トップクラスの絶景ビーチでバカンス。(Yukiko Kaigo)

カリブ海に浮かぶ島、プエルトリコ。コバルトブルーの空に、エメラルドグリーンの海、白い砂浜…と、まさに夢に描いたような楽園。昨年はじめて訪れたのですが、機内から見下ろした海の綺麗さに、到着前から思わず息を飲んだほどです。

プエルトリコへ行ったらビーチはお約束ですが、本島のビーチも素敵だけれど、ディープなプエルトリコを満喫したいなら、船で片道約1時間のところにあるクレブラ島、ビエケス島のビーチはぜひ訪れてほしい場所です。一番のおすすめは、クレブラ島にあるフラメンコビーチ。海岸沿いにホテルが連立するリゾートビーチとは違い、手つかずの自然のまま残っている絶景ビーチです。アーチ状を描く真っ白な砂浜に、透明度抜群の海。「世界のベストビーチ・トップ10」に毎年ランキングするのも納得の美しさです。私は日帰りで足を伸ばしたのですが、次回行くならここに何泊か滞在したいと思うほど最高のビーチでした。

また、プエルトリコはビーチ以外にも、世界遺産のエル・モロ要塞(圧巻です!)やサン・ファンの旧市街など、観光名所も満載。パステルカラーのカラフルな旧市街の街並みは、まるでおとぎの国にいるかのようなハッピーな気分に浸れます。

老舗のカフェテリア・マヨルカ(Cafeteria Malloruca)は足を伸ばす価値ありなので、ぜひチェックして。一見何の変哲も無い店構えのお店ですが、ここのマヨルカ(パンの一種)は絶品。ふわふわの食感と香ばしい甘さが、エンドレスに食べてしまいそうなほど癖になる美味しさです。

過去にもご紹介

したことがありますが、やっぱり何度でもおススメしたいディスティネーションは、日本真南に位置する

パラオ

。成田空港から直行便のフライトだと5時間弱で着くにもかかわらず、大都会の喧騒とは無縁な場所です。

見たことない世界に入ってみませんか? パラオでスキューバダイビング!(Maki Saijo)

10代の時、人生初のスキューバダイビング体験した場所でもあり、何も調べていなかった私はこんな世界があったんだ、と狭かった視野がぐっと広くなったような気がしました。真っ青な海には多種多様な魚が泳ぎ、360度見渡す限りポストカードのようなファンシーな景色。ダイバーの聖地とはよく言ったもので、世界中のダイバーが一度は入ってみたいと夢見て訪れる理由にも納得です。

スキューバダイビングやマリンスポーツでアクティブに動いた後は、ローカルなオープンテラスで夕日が沈みながらゆったりするのもなんとも贅沢な時間。ラグジュアリーな体験やショッピングは皆無ですが、自然と一体化となって心も身体も開放的になれるのが、ここパラオだからできる一番の魅力です。

参照元:VOGUE JAPAN

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