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入浴剤を使った湯、追い炊きしても大丈夫? バスクリンの回答「一般的には…」

  • 2025.12.27

入浴剤を入れたお湯に漬かってリラックスするというのは、日本人のお風呂文化の1つです。

では、入浴剤を入れたお湯で追い焚きをしてもいいのでしょうか。

入浴剤のパイオニア企業である、株式会社バスクリンに取材しました。

入浴剤の種類によっては要注意!

バスクリンに「入浴剤を入れたお湯を追い焚きしても大丈夫か」と聞いたところ、以下の回答がありました。

一般的に、家庭用の浴槽で使用することを前提に作られている入浴剤は、追い焚きしても大きな問題は生じにくいとされています。

近年の入浴剤は浴槽や給湯器の素材に配慮して作られており、通常の使用範囲で設備を傷めることは少ないと考えられます。

続けて、このようなアドバイスをもらいました。

ただし、すべての入浴剤が追い焚きに適しているわけではありません。

特に以下のタイプは、給湯器の種類や機種によって使用ができない場合があります。

・にごりタイプ
・発泡タイプ(炭酸ガスが発生するもの)
・バスソルトタイプ(塩分を含むもの)

また、硫黄成分を含む入浴剤は、浴槽や給湯器を傷める可能性があるため、注意しましょう。

入浴剤を使用する際には、入浴剤の成分表示や給湯器の取扱説明書を確認し、必要に応じてメーカーに相談することをおすすめします。

入浴剤を使う際に注意すべき点

入浴剤を使う際に注意すべき点を聞いたところ、以下がポイントとのことです。

・入浴剤を入れたお湯(残り湯)を洗濯に使う場合は、入浴剤の注意書きを確認した上でご使用ください。

・入浴剤を入れたお湯(残り湯)は、植物への水やりには使用しないでください。

・誤飲などを防ぐため、入浴剤は小さなお子さまの手の届く場所に置かないようにしましょう。

・赤ちゃんと一緒に入浴剤を使う場合は、対象年齢や注意事項を確認してください。(バスクリンの入浴剤は、すべて生後3か月以上のお子さまと一緒にご使用いただけます)

・入浴剤は、湿気によって固まる、香りが変わるなどもあるため、浴室ではなく脱衣場などでの保管がおすすめです。

・医薬部外品の入浴剤は、自己判断で複数の種類を混ぜたりせず、規定量を守って使用しましょう。

※写真はイメージ

入浴剤を安全かつ効果的に使うには?

最後に、バスクリンから入浴剤をより楽しむためのアドバイスもありました。

入浴後に上がり湯はしないほうがおすすめ

基本的には、上がり湯をしないほうが入浴剤の効果を得やすいと言われています。

入浴剤には、保温成分や保湿成分が含まれており、上がり湯をするとそれらを洗い流してしまうためです。

ただし、お肌が敏感な人やお湯の汚れが気になる場合は、シャワーなどで軽く流すとよいでしょう。

炭酸ガスタイプの入浴剤は、溶け切ってからの入浴がおすすめ

炭酸ガスタイプ入浴剤は、シュワシュワと泡が出ている状態で入浴し、凝っている場所に当てるという人も多いでしょう。

しかし、炭酸ガスの効果はお湯に溶けてから発揮されるため、シュワシュワと泡が溶け切ってからの入浴がおすすめです。

入浴前の水分補給も大切

入浴後の水分補給をしている人は多いと思いますが、入浴中は意外と汗をかくため、入浴前の水分補給も忘れずに行うと安心です。

目的に合わせて入浴剤を選ぶ

香りや色で入浴剤を選ぶのもいいですが、悩みに合わせて選ぶとより効果的です。

冬を元気に過ごせるよう、日々の悩みに合わせて入浴剤を選んでみてください。

疲労・肩こり・腰痛:炭酸ガスタイプ

肌の乾燥:液体のスキンケアタイプ

冷え:温泉ミネラルや生薬配合タイプ

バスクリンによると「入浴剤を入れたお湯を追い焚きしても大きな問題は生じにくい」とのこと。

しかし、硫黄成分を含む入浴剤など一部の入浴剤を入れたお湯は、追い焚きしないほうがいいそうです。

本記事のバスクリンのアドバイスを参考に、入浴剤を楽しんでみてはいかがでしょうか。

[文・取材/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]

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