1. トップ
  2. 映画『楓』福士蒼汰&福原遥ほかキャスト陣の素顔と撮影現場の熱気を捉えたメイキング&オフショット

映画『楓』福士蒼汰&福原遥ほかキャスト陣の素顔と撮影現場の熱気を捉えたメイキング&オフショット

  • 2025.12.23

福士蒼汰と福原遥がダブル主演を務める映画『楓』(公開中)からメイキング写真とオフショットが到着した。

【写真を見る】真剣に言葉を交わす宮近海斗(Travis Japan)と行定勲

【写真を見る】真剣に言葉を交わす宮近海斗(Travis Japan)と行定勲 [c]2025 映画『楓』製作委員会
【写真を見る】真剣に言葉を交わす宮近海斗(Travis Japan)と行定勲 [c]2025 映画『楓』製作委員会

本作は、スピッツが1998年にリリースした8枚目のアルバム「フェイクファー」に収録され、同年にシングルカットもされた同名楽曲を原案にしたラブストーリー。監督は『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)、『ナラタージュ』(17)などで知られる行定勲。楽曲をもとにオリジナル脚本を書き上げたのは『ソラニン』(10)、「東京リベンジャーズ」シリーズの高橋泉。キャストには主演の福士と福原のほか、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗らが顔をそろえている。

須永恵(福士)と恋人の木下亜子(福原)は、趣味の天文の本や望遠鏡に囲まれながら幸せに暮らしていた。しかし朝、亜子を見送ると、恵は眼鏡を外し、髪を崩す。実は、彼は双子の弟のフリをした兄の涼だった。1か月前、ニュージーランドで事故に遭い、恵はこの世を去る。ショックで混乱した亜子は、目の前に現れた涼を恵だと思い込んでしまうが、涼は本当のことを言えずにいた。一方、亜子にもまた打ち明けられない秘密があった。

監督の行定勲と主人公の幼なじみを演じた宮沢氷魚 [c]2025 映画『楓』製作委員会
監督の行定勲と主人公の幼なじみを演じた宮沢氷魚 [c]2025 映画『楓』製作委員会

このたび解禁された写真には、双子である涼と恵を一人二役で演じた福士が真剣な表情でカメラに向き合う姿、さらに涼と恵の理解者であり幼なじみの梶野を演じる宮沢や、亜子の相談相手であるバーの店長、雄介を演じる宮近が、それぞれ行定監督と演じるシーンについて真剣に言葉を交わす様子などが捉えられている。

このほかにも涼に想いを寄せる日和役の石井と福士のスタンバイ中の様子など、どのカットからも作品づくりに真摯に向き合う撮影現場の熱気が感じられる。また、本作で恋人同士を演じた福士と福原が、一緒にカメラのファインダーをのぞき込む仲睦まじい姿も収められており、劇中でも描かれる2人のあたたかな空気をそのまま感じられる一枚となっている。

そして、福士と福原が羊のぬいぐるみを手に並ぶ一枚は、本作の重要な舞台となったニュージーランドでの最終撮影日、クランクアップの瞬間を切り取ったもの。名曲の映画化というプレッシャーもありながら、長い撮影を走り抜けた2人の表情からは、達成感と共に作品への深い愛情が伝わってくる。

クランクアップの際、福士は「一人二役の演じ分けが難しかったのですが、涼を掘り下げると恵が見えてきたり、恵を深めることで涼が深まったりして、撮影を重ねるうちに、そんな2人のことが大好きになりました。そして、福原さん演じる亜子が魅力的だったからこそ、涼と恵として楽しく生きることができたと感じています」と、演じた涼と恵への愛や、福原や行定監督をはじめとするスタッフへの感謝を口にし、さらにニュージーランドの現地スタッフに対しては得意とする英語で感謝の言葉を伝える姿も見せた。

監督の行定勲と話し合いながら役を作り上げていった福原遥 [c]2025 映画『楓』製作委員会
監督の行定勲と話し合いながら役を作り上げていった福原遥 [c]2025 映画『楓』製作委員会

一方、福原は「亜子という役には難しさを感じていたので、撮影前から監督やプロデューサーに相談しながら準備を進めました。現場に入ってからは監督についていこうと心に決め、全力で走り抜けました。この現場で学んだことは本当に大きく、もっと力をつけてまた戻ってこられるよう頑張りたいと思っています」と語り、福士同様に行定らスタッフや製作陣に感謝を伝えた。

主演の2人とはしっかり話し合いながらキャラクターを作り上げていったという行定監督は「福士さんとは涼と恵の違い、話し方など、様々な解釈が一致していたので演出もスムーズに進めることができました」とコメント。さらに福原について「福原さんはおおらかでまじめな方で、おそらくこれまでそういう役を求められてきたと思うけれど、本作では亜子のねじれた感情を見せてほしかった。実際、とてもうまく亜子を演じてくれたと思いますし、痛々しさの中にある女性の芯の強さが、彼女が演じた亜子からは表れていました」と振り返った。

メイキングとオフショットから伝わってくるのは、キャスト陣や監督の行定が作品に真摯に取り組む姿。俳優たちの熱演と、それを引きだす行定監督の繊細な演出をスクリーンで味わってほしい。

文/スズキヒロシ

※高橋泉の「高」は「はしごだか」が正式表記

元記事で読む
の記事をもっとみる