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マーゴット・ロビー主演&『バービー』製作陣による『嵐が丘』2026年2月27日公開!本予告&本ビジュアルも

  • 2025.12.23

マーゴット・ロビー主演映画『嵐が丘』の日本公開日が2026年2月27日(金)に決定。あわせて本予告と本ビジュアルが解禁された。

【写真を見る】キャサリンとヒースクリフが互いの唇を寄せ合うティザービジュアル

全世界興行収入が14.4億ドル(約2,250億円)を記録、2023年公開作品で世界No.1の超特大ヒットとなった『バービー』(23)。ポップなビジュアルと誰もが共感するポジティブなメッセージで社会現象を巻き起こした本作だが、主演およびプロデューサーを務めたのはロビー。俳優としてだけでなく、プロデューサーとしても世界中の映画ファンが注目する彼女が、再び『バービー』の製作陣と共に新たなプロジェクトに挑む。

原作は、エミリー・ブロンテ生涯唯一の作品となった世紀のベストセラー小説「嵐が丘」。世界で最も知られる作品の一つとして、今日にいたるまで多くの国で翻訳出版され、数多く舞台化されている。また映画作品としては、1939年公開作の監督ウィリアム・ワイラー、主演ローレンス・オリビエでアカデミー賞8部門にノミネートされた『嵐が丘』(39)、1992年公開作の監督ピーター・コズミンスキー、ジュリエット・ビノシュ&レイフ・ファインズ共演の『嵐が丘』(92)も知られている。日本では吉田喜重監督、松田優作&田中裕子共演作『嵐が丘』(88)として公開されるなど、過去何度も映像化され、多くの世界中のクリエイターへ影響を与え続けている不朽の名作だ。

いまもなお記憶に刻まれる「究極の愛」を映画化するため、ロビーが監督、脚本を託したのはエメラルド・フェネル。監督デビュー作『プロミシング・ヤング・ウーマン』(20)でイギリス人女性監督として史上初となるアカデミー賞脚本賞を受賞した。軽快なストーリー展開の裏に、人間や社会の闇を抉りだす監督の現代的な感性が、世紀のラブストーリー『嵐が丘』をどのようにして新たに現代に紡ぎ、いまを生きる世代に届けるのか。フェネル監督が満を持して挑む壮大な意欲作に期待が高まる。

そして、この物語の中心を成すキャサリンとヒースクリフの2人を演じるのは、ロビーとジェイコブ・エロルディ。エロルディは、映画『キスから始まるものがたり』(18)やドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」といった作品で若いファンの支持を集めていたが、今年11月に公開されたギレルモ・デル・トロ監督作『フランケンシュタイン』(25)で怪物役を演じ、その圧倒的な存在感から批評家や映画ファンから注目を集めている。

さらに、アカデミー賞常連の強力な製作スタッフが脇を固めており、プロダクションデザインは2度アカデミー賞ノミネートのスージー・デイヴィーズ、衣装デザインは2度アカデミー賞受賞のジャクリーン・デュラン、さらに撮影監督として、『ラ・ラ・ランド』(16)でアカデミー賞を受賞したリヌス・サンドグレンが携わる。

このたび解禁された予告編では、イギリス、ヨークシャーの広大な大地を背景に、身分の違いを越え、幼少期より心惹かれ合うキャサリンとヒースクリフが描かれる。無邪気に微笑み合う2人のカット、そして大人の階段を上るにつれ、「もしお金持ちになったらなにしたい?」と、希望にあふれた未来を語り合う2人。キャサリンのもとを一時去ったヒースクリフが、大人の男として容姿を整え、あたかも王子様のように再び登場する印象的なシーンなどが登場。ますます惹かれ合い、愛を深めていく2人と、それを止めようとする周りの人間たち。そして、「キスしよう。2人の運命がどうなろうとも」のセリフで終わる。果たして、この2人の運命に待ち受ける未来とは?心揺さぶられる映画体験を期待させる仕上がりの予告編となっている。

さらに本作『嵐が丘』をエモーショナルにしているのは、世界的ポップアイコンとして圧倒的な存在感を放つチャーリーXCXの参加だ。2013年のデビュー以降、「I Love It」で世界的ブレイクを果たし、2024年にはアルバム「BRAT」が「ブラット・サマー」現象を巻き起こすなど、ミレニアル&Z世代を代表するアーティストとして確固たる地位を築いている。その評価は音楽界でも高く、第67回グラミー賞では9部門にノミネート、3部門を受賞するなど、現代ポップシーンの中心に立つ存在として広く認められている。

本作では、チャーリーXCXが映画全体の音楽世界を包括的に手掛け、物語に宿る激しさと儚さを鮮烈な情感で描きだした。脚本を読んだ瞬間に強い衝動が生まれたと語る彼女は、「脚本を読んで、すぐにインスピレーションが湧いてきて、この世界観に寄り添う楽曲を1曲ではなく、複数作り始めました。前作のアルバム制作で深く潜っていたところだったから、まったく新しい、真逆の世界へ飛び込めることにワクワクしました。『Wuthering Heights』と聞いて思い浮かぶのは、情熱と痛み、イングランド、荒野、泥と寒さ、そして執念と強さでした」と、その制作背景を明かす。

彼女が生みだした楽曲のなかでも、「Can’t breathe without you /あなたがここにいないと息もできない」と歌う、本予告にも使用されており、劇中歌としても流れる「Chains of Love」は、理性では抗えない「究極の愛」という本作のテーマをエモーショナルに表現。映像に深い余韻と激しさを与え、本作のストーリーをさらに高い次元へと押し上げている。

さらに本ビジュアルも解禁。キャサリン役のロビーとヒースクリフ役エロルディの顔が近づき、いまにも口づけを交わそうとするビジュアル。さらに「なぜ置いて行ったの?」「なぜ信じてくれなかったの?」というダブルコピーが、2人を取り巻く複雑な状況を示唆し、『嵐が丘』のストーリーに彩りを添えている。

現代の新たな感性で描かれる、壮大な愛の物語『嵐が丘』。2026年のラブストーリー映画大本命となりそうな本作の続報に引き続き期待していただきたい。

文/山崎伸子

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