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クリス・ヘムズワース&マーク・ラファロ『クライム 101』男たちの美学が交錯する日本版予告&ポスター

  • 2025.12.22

現代アメリカを代表する犯罪小説の巨匠、ドン・ウィンズロウの原作を、アカデミー賞に名を連ねる名優たちの競演で映画化したクライムアクション・スリラー『クライム 101』が2026年2月13日(金)に公開となる。このたび、本作の日本版予告、ポスター、場面写真が一挙解禁となった。

【写真を見る】クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロら豪華キャストが共演!

高級スーツと時計を身に着け完全犯罪を図るデーヴィス
高級スーツと時計を身に着け完全犯罪を図るデーヴィス

アメリカ西海岸線を走るハイウェー101号線上で、数百万ドルの宝石が消える強盗事件が多発。4年間にも及ぶデーヴィスの犯行は一切のミスがなく完璧だったが、人生最大の大金を得るために高額商品を扱う保険会社に勤めるシャロンに接触し、共謀を持ちかけたことから思わぬ綻びを見せはじめる。1100万ドル(約16億円)の宝石をターゲットに、シャロンとの裏取引は成功したかのように見えたが、犯罪組織からの追跡や警察内部の陰謀、そしてルー刑事の執拗な捜査網にそれぞれの思惑が絡み合い、デーヴィスの完璧だった犯罪計画とルールが崩れていく。監督、脚本を手掛けるのはバート・レイトン。主演のクリス・ヘムズワースとマーク・ラファロは『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)以来の共演となり、名作『ヒート』(95)を彷彿とさせる強盗VS刑事の息詰まる対決を見事に演じている。また、ハル・ベリーやバリー・コーガン、ニック・ノルティやモニカ・バルバロらが出演し、圧巻の名演技を披露している。

今回解禁された予告編では「あなたには秘密があるー。車も服もイケてるけど…目を見て話せない」という、“追われる男”デーヴィス(ヘムズワース)の共謀者となるシャロン(ベリー)の謎めいた一言からはじまる。彼は高級なスーツと時計を身に着け、悪者だけをターゲットにし、痕跡は一切残さない、そして必ずハイウェー101号線に出没する、という独自のルールのもと白昼堂々、狙ったものを確実に奪う犯罪者だった。そんな“姿なき犯罪者”の尻尾を掴もうと、“追う男”ルー刑事(ラファロ)が、多発する強盗事件はすべて同一人物によって起きており、犯罪にはパターンがあることに気づく。

車のライトやネオンに彩られた夜のロサンゼルスで、デーヴィスに対抗する組織のオーマン(コーガン)に狙われ、決死のバイクチェイスやカーチェイス、銃撃戦などの激しいアクションが展開、“暗黒の闇”が浮き彫りになっていく。そしてデーヴィスとルー刑事の出会いのシーン。運転手と乗客に扮した2人。バックミラー越しのほんの短い一言からの目配せだけで、デーヴィスとルーの駆け引きが展開。シャロンとの出会い、そして徐々に近づいてくるルー刑事とオーマンによって彼のルールが崩れ始め、デーヴィスは自分に残された時間が短いことを悟る。スタイリッシュな映像と、スリリングな展開に手に汗握る大人のクライムアクションに期待が高まる映像となった。

黒い目出し帽をかぶったデーヴィスの横顔を中心に、ロサンゼルスの街が写った『クライム 101』ポスタービジュアル
黒い目出し帽をかぶったデーヴィスの横顔を中心に、ロサンゼルスの街が写った『クライム 101』ポスタービジュアル

あわせて解禁となったポスターに写しだされるのは、黒い目出し帽をかぶった犯罪者、デーヴィスの横顔。そのなかに、本作の舞台となる荒涼としたロサンゼルスの街が描かれるUS版のポスターを踏襲しつつ、そこに、「痕跡0の<完全犯罪>。事件は必ず、ロサンゼルスハイウェー101号線で起きる。」というデーヴィスの独自のルールが記されている。

モニカとの食事を楽しむ強盗のデーヴィス
モニカとの食事を楽しむ強盗のデーヴィス

また、場面写真も解禁されており、ハイウェー101号線沿いで悪者から数百万ドルの宝石を狙う強盗であるデーヴィスが、近しい関係にある女性、モニカと食事を楽しむような日常の1コマや、険しい表情で車を運転する犯罪者としての姿が写しだされている。ほかにも、見えない犯罪者をじわじわ追い詰めるルー刑事や、デーヴィスに対抗する犯罪組織のオーマンが誰かに電話している姿など、それぞれの表情からも緊迫した様子が伺える。さらに、デーヴィスと共謀するシャロンが出会うシーンも。豪華俳優陣が織り成す複雑に絡み合う人間関係が気になる場面写真となった。

追う者と追われる者、男たちの美学が交錯する本作。名優たちの圧巻の名演技ををぜひ劇場で目撃してほしい。

文/鈴木レイヤ

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