スクワットしても下尻が上がらない理由｜ヒップアップできない人の共通点を解説

スクワットを続けているのに、下尻が上がらずヒップラインが変わらない。下尻が変わらない原因は、回数不足ではなく「狙う筋肉がうまく働いていない」ことにあります。

人体構造に詳しいパーソナルトレーナー・三原大和さん監修の「スクワットでお尻に効かせるコツ」記事より、下尻が上がらない理由と改善の考え方を紹介します。

下尻が変わらない背景には、動き方のクセが関係しているケースが多く見られます。特に次の3点は、下尻に刺激が入りにくくなる代表的なポイントです。

スクワット中に膝の曲げ伸ばしが中心になると、太ももの前側が使われやすくなります。股関節の動きが小さいと、大殿筋が十分に伸びず、下尻まで刺激が届きにくくなります。

下尻は、お尻の筋肉がしっかり伸び縮みしたときに刺激が入りやすい部位です。動作が浅いままだと、大殿筋の下部まで負荷がかからず、ヒップラインの変化が起こりにくくなります。

スクワット中に骨盤がブレると、お尻の筋肉がうまく使われません。膝が内側に入りやすい人は、骨盤の安定性が不足し、下尻への刺激が分散しやすい傾向があります。

下尻は、回数を増やすだけでは変わりにくい部位です。重要なのは、お尻の筋肉が「伸びてから縮む」動きができているかどうか。動きの質が整うことで、ヒップラインの変化が起こりやすくなります。

下尻を狙う場合は、ブルガリアンスクワットやワイドスクワットのように、股関節をしっかり使える種目が向いています。フォームや具体的なメニューについては、下記記事で詳しく紹介しています。

スクワットでお尻に効かせるコツ｜トレーナーが教える太ももに頼らない『正解』フォーム