映画『ランニング・マン』渋谷広告ツアーに潜入！渋谷＆近郊で“ランニング・マン募集”広告を探せ

スティーヴン・キングとエドガー・ライトがタッグを組んで描く過激なデスゲーム、映画『ランニング・マン』(2026年1月30日公開)。本作では、参加者が賞金を目指して挑む人生一発逆転”捕まったら即死亡”のイカれた”鬼ごっこ”デスゲームが展開する。

【写真を見る】世界的名所となっている渋谷スクランブル交差点に映画『ランニング・マン』のアドトラックが出現！

娘のため、デスゲームに身を投じる主人公・ベンを演じるのは、今後も、J・J・エイブラムスや、ロン・ハワードといった名だたるヒットメイカーの作品への主演が決まっている次世代のスター、グレン・パウエル。本作でアクション超大作への初主演に挑んでいる。

日本でも人気のデスゲームジャンル。「一攫千金！捕獲＝即死亡のイカれた鬼ごっこ」という設定から、すでに映画ファンの間で大きな話題となっている本作の公開に先駆け、渋谷の街に出現している謎の“ランニング・マン募集”広告を巡る取材ツアーが実施された。10月末から突如として渋谷を中心に出現し始めた“ランニング・マン募集”と謳うポスターに加え、12月16日から渋谷にてアドトラック、大型の野外広告が展開。『ランニング・マン』と渋谷のイカれた2週間の始まりに潜入した。「海外で熱狂を巻き起こしている視聴者参加型、一獲千金の究極のデスゲーム『ランニング・マン』が、ついに日本へ上陸。イカれた鬼ごっこに勝ち残れば一攫千金を得られる」という究極のデスゲームへの参加を呼びかける設定のもと、年末の渋谷を拠点に大々的に実施するプロモーションの全貌を紹介していく。

10月末から、渋谷を中心(一部、埼玉県内も)とした飲食店や街中に「怪しい鬼ごっこ ランニング・マンの募集」を謳う謎のポスターが、実は各地でひそかに増殖中。その数、約1,300枚！ポスターに記載のQRコードを読み取ると、「ランニング・マン募集特設サイト」につながる仕掛けとなっており、不穏な『ランニング・マン』のルール説明映像が見られるようになっている。偶然見かけたらラッキー!?ポスターを見つけるべく、渋谷を中心とした飲食店や街中を散策すべくもよし。日常に潜む異常、都市伝説のような雰囲気を醸し出したポスターを探しに出掛けてみてはいかがだろうか。

12月29日(月)までは渋谷スクランブル交差点に面した三千里薬局跡のイベントスペースに、ランニング・マン募集を呼びかける巨大ボードが出現中。取材当日、東京都新宿区育ちのグラフィティアーティスト「TABOO1」が白昼堂々、スプレーで巨大ボードにパフォーマンスを披露。「ランニング・マン危険！検索しないで！」といった趣旨の警告メッセージに書き換えるゲリラスタントを実施した。さらに、ランニング・マンジャケットを着たスタッフがボードの変化と連動し、前半は「ランニング・マン募集」、書き換えあとは「絶対参加しないで」と内容を変えたチラシを配布するという連動感、ライブ感たっぷりの宣伝を展開。「TABOO1」によるアートが加えられた巨大ボードは本日より掲出がスタートする。

さらに同期間中には、渋谷を中心に「ランニング・マン募集」とラッピングされたアドトラックが周遊。音声広告は、ナレーションは「新世紀エヴァンゲリオン」のアスカ役で知られる宮村優子が担当。宮村と言えば、映画『バトル・ロワイアル』(00)でルール説明を行うビデオの“お姉さん”を務めていた。25年の時を経て再びデスゲームのルール説明役として街頭の人々に「ランニング・マン」への参加を呼びかけるアドトラックは、渋谷の街で行き交う人の足を止め、耳を傾けさせていた。

10月末からは募集ポスター随時掲載し、2026年1月5日(月)まではJR札幌駅西側通路をジャック。12月31日(水)までは、札幌PARCO、福岡天神西通りにあるCS ビジョンでは夜だけ募集広告を展開中。また、この記事で紹介した渋谷での野外広告、アドトラックと同期間に、大阪の戎橋にあるトンボリステーションでも夜だけ募集広告を展開中だ。さらに、年明け1月からは東京を中心とした10大学で大学学食プレート広告も期間限定で展開予定。日本公開まで、あちこちで施策を繰り広げる『ランニング・マン』からはしばらく目が離せなそうだ。

取材・文/タナカシノブ